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 フレンドショップのCOCKPITコジマとオーリンズが共同開発したオリジナルショックの発売を記念して、クラブアリスト上で実施した発売記念プレゼントキャンペーンにおいて同オリジナルショックを見事当選された、アリストS300VEに乗るNO.5112のにゃし男さんが装着レポートを紹介して下さいました。


メンテVOL.300 COCKPITコジマ オーリンズオリジナルショック装着記
<作成:'02年6月9日>
はじめてアリストに乗ったとき、走りに振っている割りに乗り心地が良くそこそこキビキビしていてノーマルで十分だと感じていました。ただ、すこし飛ばしぎみに走ると車の重さを感じるというか、フワフワ感が増大しちょっと怖いなあ〜と思うときがあり、同乗している嫁さんから「怖いからスピード落として」と言われてしまいました。以前乗っていたローダウンした車のときはそんな事は1回も言われず、これを機にローダウンしよう!!!と決心したのでした。 乗り心地が良く減衰力調整式のサスキットはないかとメンテナンスコーナーや過去のVoiceコーナーで探し、オーリンズPCVかテインCSあたりかな・・・と悩んでいたそんな時、フレンドショップのCOCKPITコジマさんのプレゼントキャンペーンを発見しました。「これは宝くじより確率高いだろう」と思い応募したところ、幸運にも当選させて頂きました。

早速COCKPITコジマさんオリジナルオーリンズサスキットの装着をお願いしました。作業時間は3名で約1時間弱とフレンドショップということもありアリストにかなり手慣れていらっしゃる様で安心して車をあずけられました。今回装着したサスキットはオーリンズ製PCVノーマル形状ショートタイプのダンパーとアイバッハ製バリアブルレートタイプのスプリングにて構成されています。メーカー既製品のスペックに比べて乗り心地は良く、突き上げ感を吸収しやすくしつつも不必要なロールはさせない方向にチューニングされています。 約300km走行後にアライメント調整を行いました。作業時間は約1時間ほどでした。では装着した感想などをレポート致します。

<装着車両データ>

平成10年式S300VE、27,000km走行のフルノーマルです。ちなみに純正タイヤ重量は20.8kgです。

<サスキットデータ>
スプリング(アイバッハ製) バネ定数 F:7.2〜8.6kg/mm
    R:6.4〜7.0kg/mm
ダンパー(オーリンズ製) 内部構造 単筒式(PCV機構搭載)
  減衰力調整段数 20段
  車高調整幅 Cリング式5段階(10mmピッチ)
F:−40mm〜
R:−45mm〜
  推奨車高 F:−30mm(下から2段目)
    R:−25mm(下から3段目)
  アッパーマウント 純正品を流用
  その他 O/H、仕様変更可能
< フロント > < リ  ヤ >

<車高(道路面からフェンダーアーチ)比較>

今回はメーカー推奨値で組付けました。フロントは下から2段目30mmダウン、リヤは下から3段目25mmダウンです。あくまで推奨値です、車両の個体差により若干異なります。装着直後は、車高の変化はあまり感じられませんでしたが、距離が進むにしたがって馴染み、300km走行時はフロント−25mm、リヤ−10mmで落ち着き、見た目もさりげなくcoolです。(写真ではちょっとわかりにくいですがご覧下さい)
<装着前> <装着後>

<アライメント調整>

あたりまえですが車高を落とす事で、キャンバーはネガティブな方向へ、トゥはアウト方向へ狂いました。この状態でもそれなりに真直ぐ安定していました。調整後はノーマルタイヤだけにかなり正確に基準値へ調整されました。

<インプレッション>

◎街乗り(減衰力フロント7段戻し+リヤ7段戻し)

走り出してすぐ感じた事は、ノーマルタイヤということもあり乗り心地がかなり良いという事です。といってもフワフワしたことではなく角の取れた固さという感じです。ただ、路面の荒れている所では多少の固さを感じる時があります。異音についても純正アッパーのため冷間時温間時ともに発生していません。アライメントがかなり狂っていましたが、ノーマルタイヤのためか轍や、段差でのハンドルの取られはほとんどありません。ハンドリングもロール感が減少したため安心感がありますが切り込み時若干クイックすぎるかな?と感じるものの直進安定性はノーマルに比べアップしています。

アライメント調整後は同じ車かと思うほど直進安定性が各段にアップしました。ハンドリングも適度にキビキビしていて、ハンドルの切り始めから車が安定するまで(ロールが止まるまで)が早く、いつもより早めにアクセルを開ける事ができます。また、ブレーキの際はノーズダイブが減少した為ブレーキが効き始めるまでの時間が減少し前後のブレーキで止めている様に感じます。ノーマルよりも格段に向上した操縦性安定性は同乗者にも分かるらしく「変にユサユサしなくて怖くない」と言っていました。

◎街乗り(減衰力フロント9段戻し+リヤ10段戻し)

ハンドリングは多少ダルなところもありますが、ノーマルの比ではありません。例えて言うなら(あくまでイメージですが)ノーマルの時グラッとフロントだけ10cmぐらい沈むロールが、じ・わっとフロントリヤがバランス良く共に4cmぐらい(7段戻しは2cmぐらい)沈む感じです。乗り心地も7段戻しで感じた荒れた路面での固さは無く快適そのものです。これなら家族からクレームが出る事もないでしょう。クレームが出てもすぐに減衰力を調整しある程度操縦性安定性を確保しつつも乗り心地重視にセッティングできます。

◎高速(減衰力フロント7段戻し+リヤ7段戻し)

湾岸横浜線ではちょっとビビリながら全開ににしていたのが、鼻歌まじりでいけます!直進安定性はすばらしく路面のうねりがある所なども飛ばされそうな事は無く路面に吸い付くような感覚です。また車線変更の際は運転席を中心に横に移動するような感覚です。環状線では本当に気持ち良く走れロールしながらもグリップさせコーナーリング中もタイヤ1本分の切り込み、戻しが楽にできます。路面の繋ぎ目のいなし方などもう最高です!!

◎高速(減衰力フロント5段戻しリヤ6段戻し)

路面の繋ぎ目でやや固さを感じるもののさらに安定性が向上しリ○ターがうらめしく感じます。運転が未熟のためあまり攻め込めませんがさらに安心して曲がっていく感じは分かります。ただ、速度域がかなり上昇するためブレーキに不安がでてきます。これはサスキットのせいじゃありませんが今後の課題です。

<最後に>

このCOCKPITコジマ オーリンズオリジナルショックを装着して感じたことは、より乗りやすく、危険回避能力が高まり安全になった。そして、減衰力が調整できるため自分の思うような乗り味に変えることが簡単にできる事です。車高は落としたいが乗り心地は悪くしたくない人には絶対にお薦めです。

今回このような素晴らしいサスキットを提供して下さった、コクピットコジマさん。またこのような機会を与えてくれたクラブアリストにこの場をお借りしお礼申し上げます。ありがとうございました。


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