アリスト3.0Vに乗るNO.2028のG.147Vさんが、2JZーGTEエンジンの熱対策にウォーターバイパスキットを自作のうえ装着されたので、そのインプレを紹介してくださいました。
このたび147アリスト3.0Vにウォーターバイパスキットを自作して装着しましたのでご紹介いたします。 このキットはPRさんとNPさんから発売されているものをマネて自作しました。
そもそも、この冷却水をバイパスさせるという意図とは、2JZの場合6番シリンダーの後ろから冷却水の出口が出ているのですが、実はこれは直接ヒーターに繋がっていてヒーターのバルブによっていつも塞がれているのです。つまり、ヒーターを使用しない限りここの通路は塞がれっぱなしになってしまい、ここから冷却水はラジエターに戻って来れないため、5番6番のシリンダー&ヘッド周辺には熱が溜まりやすく、サーキット・ゼロヨン等々高負荷のかかるシチュエーションで使用するとオーバーヒートを誘発し、最悪の場合エンジンブローの可能性もあるのです。
そのため、バルブの手前から溜まっている高温の冷却水をラジエターまで戻してやろうというのがこのパーツの狙いです。もちろん、ヒーターの暖房能力が少し低下する場合も考えられますから、寒冷地の方や、めちゃめちゃ寒がりの方、上記の様な使用はしないという皆さんにはお薦め出来ません。もっとも、私は東京在住ですが、このパーツを付けたことによってヒーターの能力が落ちたと感じたことは一度もありませんし、それよりもまず私にとっては水温計の針が1目盛り近く下がってくれたことの方がはるかに重要でした。パーツ自体は写真を見ていただくとお解かりいただける通り、単純な物です。価格も手頃なパーツです。これから夏シーズンに向けて、オーバーヒート対策をするのも一考かと思いますので参考にしてください。
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