Club ARISTO
Maintenance

 アリストV300VEに乗るNO.1981のTOMさんが、オーリンズPCVショートタイプ(Cリング式、車高5段階、減衰力21段階調整)&アイバッハスプリング(キット純正)のサスペンションを装着されたので、紹介してくださいました。


VOL.170 オーリンズサス装着記  <作成:'00年2月8日>
私のアリストは購入してすぐスプリングのみを、HKSのスーパフォルムコイルに交換していました。見た目もよく、街ノリではロールも押さえられハンドリングも多少クイックになり気に入っていました。しかし、さすがに5万キロを越えてくると、純正ダンパーが街ノリでも言うことを聞かず(跳ねが止まらず)、高速では車がどこへ飛んで行くかわからないくらいダンピングが弱くなりました。これを機に、フレンドショップであるコクピットコジマさんにてショックをオーリンズPCVショートタイプ&アイバッハスプリングに交換しました。オーバーホールが1本1万円くらいで出来て、新品のノリ味に戻るというので、私のような距離を乗る人には好都合です。

PCV(パラレルコンプレッションバルブ)は並列にセットされた圧縮側の弁機構のことで、メインピストンに加え並列に動くサブピストンを設けることにより圧縮時におけるシリンダー内のオイルの流れをコントロールする機構です。これによりピッチングが少なく、粘りのあるしなやかな足になっているようです。ショートタイプはノーマルアッパー使用なので、スプリングとアッパーの間にゴムブッシュが入り、異音は全くありません。

<バネレート(kg/mm)・車高(mm・道路面〜フェンダーアーチ)比較>

(タイヤBS GRID2前後共245/35/19)

ノーマル
   F?kg/mm、R?kg/mm
   FL701mmFR701mmRL682mmRR682mm
   見た目フロント指4.5本、リア指3本

ノーマルショック&HKSスーパーフォルムスプリング
   F8.5kg/mm、R6.3kg/mm
   FL664mmFR664mmRL674mmRR674mm
   見た目フロント指0.5本、リア指1.5本

オーリンズPCVショートタイプ&アイバッハスプリング
   F8.2kg/mm、R7.0kg/mm
   FL667mmFR667mmRL648mmRR648mm
   見た目フロント指1本、リア指0.5本、
   車高調前後とも下から2段目
<街ノリインプレッション(私のお薦め減衰力:一番固いところより前9段、後10段戻し)>

街ノリでは、少し減衰力を弱めにすることにより、ピッチングを完全に解消できます。また曲がり角や段差を越えるときのロールがゆったりとしていて、自然なストロークを感じます。ショートストロークの分、上下動が少なくかつ、しなやかなので全く疲れを感じません。ストップ&ゴーでの前後の浮き沈みもほとんどありません。

<高速インプレッション(私のお薦め減衰力:一番固いところより前後とも6段戻し)>

高速では、車の体勢があまり変わらないよう固めのセッティングです。この場合でも道路の継ぎ目やギャップでも、突き上げが感じられません。車の体勢がかなり安定しているので、超高速度でも安心して巡航できます。速度を上げていくにつれ、路面に吸い付く感じで、超高速コーナーでは4輪共が沈み込む(横G+下G?)ような接地感です。この沈み込んでいるときのハンドリングが実に忠実です。コーナー中のレーン変更が安心して出来ます。

<ワインディングインプレッション(私のお薦め減衰力:一番固いところより前7段、後8段戻し)>

ワインディングでは、ロール感がしっかり味わえかつ、弱アンダーセッティングです。前後のロールが少ないのでブレーキング&アクセルオンがかなり極端に行えます。またS字カーブのような切り返しでも、伸び側減衰力のお力を余すことなく発揮して、左右の突き上げや、跳ね返すようなことはなく、路面の接地感を存分に味わうことが出来ます。

フレンドショップコクピットコジマさんにて、取付時間約3時間、アライメントは慣らし終えた取付1週間後に約1時間半でした。お値段もS会員特別価格というで、安くしてもらえましたよ。

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