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 アリスト3.0Qに乗るNO.1838のかずきさんが、14アリスト用の車高調整式サスペンションを装着されたので、自分にあったサスセッティングの決め方などを中心に紹介してくださいました。


VOL.138 14車高調装着記 <作成:'99年9月28日>
今回、愛車アリスト(JZS147 3.0Q)に車高調(TEIN HAダンパー)を取り付けましたので、簡単なインプレとセッティングについてレポートいたします。

まず、取り付けたHA ダンパーに装着するスプリングは一番ソフトなバネレートのものにしました。バネレートは以下のとおりで、減衰力は16段階で調整できます。

フロント  14kg
リ  ア   7kg

ノーマル車高比も以下のとおりで、固体差はあると思いますが、これだと最も高く設定してもリアは40mmダウンになるということです。

フロント   −9〜−77mm
リ  ア  −40〜−84mm

これくらいなら一般道路を走る分には注意は必要ありませんでした。ただいくら減衰力をソフト(16段戻し)に しても、乗り心地の悪さが目立ち、ドサドサする感じ?でとてもノーマルのしなやかさを実現できませんでした。妻帯者(妻妊娠中)の私にとっては、乗り心地は大変重要な要素でしたので、さんざん悩んだあげく、直接同メーカーさんに問い合わせてみました。1週間ほど、こちらが質問し、それに対して回答してくださるというやりとりをいたしました。そこでわかったことは、車高の設定の重要性です。

車高が低すぎると、縮み側のストロークが不足してしまい、逆に高すぎると、伸び側のストロークが不足するそうです。特にリアの車高設定は乗り心地に大きく影響するそうです。確かにリアのみ5mm車高を上下しただけで、フィーリングが変わりました。

その車との相性もあるのでしょうが、現在私は、タイヤとフェンダーの隙間が、 フロントが指2.5本、リアが指2本分です。見た目もベタベタでなく、落ち着いた車高だと思います。最低地上高も十分確保できています。まだどこもぶつけてません。まだこれから前後の車高を変更して、そのフィーリングを確認してみるつもりですが、現在の車高でしばらくの間は乗っていこうと思っています。

あとは減衰力の調整ですが、メーカーの基準値は(フロント 8段、リア 10段戻し)です。これだと確かに安定はしていますが、硬さが目立ちましたので、現在は(フロント 11段、リア 13段戻し)に設定しています。ノーマルに比べてロールは抑えられ、ブカブカした感じもなく、乗り心地も悪くありません。ただ家内を乗せるときは(フロント 15段、リア 16段戻し)に設定します。これでノーマルの乗り心地になります。ストロークが短い分、ノーマルより安定していますが。

さて、今回の費用ですが、アライメント調整、工賃込みで150,000円弱でした。乗り心地の好みは個人差がありますが、見た目と乗り心地のバランスが取れた車高の設定を見つけてやれば、あとは減衰力の調整で、ステージごとのセッティングが楽しめます。一時はノーマル復帰も検討しましたが、現在は取り付けてよかったと思います。最後に、私の低レベルな質問に丁寧に回答してくださった同メーカーさんに感謝いたします。それでは、皆さん、よいアリストライフを。

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