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 アリストV300VEに乗るNO.1284のKENYAさんが、14系、16系の助手席のパワーシートを運転席側からリモコンにて操作できるように改良する方法を紹介してくださいました。


VOL.139 助手席パワーシートリモコン製作法 <改訂:'00年02月05日>
助手席のパワーシートを運転席から容易に操作できないものかと 考えました。基本的な内容は、14系アリストについて紹介しておりますが、16系アリストでも、原理は同じですので同様の改良が可能です。

パワーシートの仕組みは、スライド&リクライニングのそれぞれのモーターをシート座面左側にあるスイッチで正転・逆転をしてシートを動かしています。途中に複雑な装置が入ってる訳では無いのでどこかにスイッチを取り付ければ、簡単にできます。しかし、ただスイッチを付けるのでは無く、内装デザインにマッチした物をという事でセンターコンソールのスイッチ空きスペースに的を絞りました。

ここに付くスイッチは?と、探した所「フェンダーポールスイッチ」が出てきました。早速、取り寄せてスイッチの動作状況を解析した所なんとシートに付いているスイッチと同じ動作をする事が解りました。

<写真1:リモコンの材料一式>

あとは、簡単です。このスイッチを、シート側のスイッチとモーターとの間に割り込ませる事で両方のスイッチが使える事になります。また、純正部品ゆえ取付もボルトオンでの状況でありコストもスイッチ2個と少しの配線材や必要であればコネクタ等だけで完成です。

<写真2:助手席シート裏側の配線状況>

具体的には、モーターへ行っている配線を切断して、スイッチを割り込ませます。スライドモーターなら黒と黒−赤の2本、リクライニングモーターなら青と青−赤の2本です。この線を切断すると、それぞれ4本づつになりそれをスイッチへ接続します。スライド側なら、黒のモーター側配線をスイッチの「2」(写真3枚目の番号)へ。黒の反対側配線はスイッチの「1」へ接続します。黒−赤のモーター側配線はスイッチの「4」へ、黒−赤の反対側配線はスイッチの「5」へ接続します。残ったスイッチの「3」端子は、電源を供給します。

電源は、シートへ来ている配線のうち青−白の太い線からエレクトロタップ等で分岐させて取り出します。同様にして、リクライニング側なら青のモーター側配線をスイッチの「4」へ、青の反対側配線はスイッチの「5」へ接続します。青−赤のモーター側配線はスイッチの「2」へ、青−赤の反対側配線はスイッチの「1」へ接続します。残った「3」端子は、スライドの時と同様に電源を供給します。

※16系アリストでも、原理は同じですので同様の改良が可能です。ただ、スイッチの取付けがボルトオンとは行かず私はボンドで固定して使ってます。今回のリモコンは、たまたま純正部品で好都合なスイッチが出て来たため一番シンプルに製作できました。もちろん、リレー等を使って市販のスイッチでも可能です。今度は、16系ボルトオン仕様を考えます。


<センターコンソールに取付けたスイッチ>

写真・取付協力:あーるさん(NO.907、3.0V)
        MR.Dollさん(NO.1292、3.0V)

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