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 アリストV300VEに乗るNO.548のHAGEさんが、VX-ROMに交換されたので紹介して下さいました。馬力、トルクともに驚くべき結果になっています。


VOL.54 VX-ROM装着記 <作成:'98年10月4日>
VX-ROMの外観はノーマルのECUにMine'sのプレートと封印があるだけで、DENSO製のノーマルの外観がそのままになっています。競技車両専用部品というシールも貼ってありますが・・あんまり意味無いですね。

まず取り付けですが、JZS161はエンジンルームにECUがあり、簡単に脱着可能です。最近のコンピュータの性能には驚きます。半導体屋さんの私はエンジンルームにマイコンを置くのは、ノイズや熱の関係からタブーと考えていました。

ECUの脱着はボルト3カ所、ナット2カ所、ねじ4カ所をはずす必要があります。特に特殊な工具は必要ありません。配線は5カ所のブラケットを付け替えるだけでとても簡単です。本体は写真の通り、こんな感じで入っています。場所はエンジンの左側(前から見て右側/吸気ポート側)の手前の黒い箱の中です。写真は見やすいように蓋とハーネスカバーをはずし、少し上に引き出した状態になっています。

取り付け後は、キーON状態での不具合状態がないのを確認したあと、スターターを回して再度ECUのワーニングが出ないのを確認してから、エンジンの状態を確認しました。最初はアイドリングが異様に低く、アクセルであおってやらないとエンストしてしまう状態でした。2分ぐらいすると、ECUも学習してきたようで、アイドルも600rpmで落ち着いてきたので、各ギアポジションでのアイドリングと、エアコンのアイドルアップの確認をし、問題なかったので近場をぐるっと回ってきました。ステアマチックは特に問題なく動作しますが、ぬゆわkm/h以上では使用しないようにと注意書きが入っていました。おそらくMポジションではレブリミットが高い or 無いので高速域は危険なのでしょう。

Mine'sには、TRDエアフィルター+マフラーでのセッティングと、ブースト1.0kg仕様にするよう指示していますが、1〜2速では0.8kgしか上がりません。これは3速や4速の時のセッティングをしているためで、しょうがないでしょう。
まず最初の実感として、ブーストのかかりはじめとトルクの出方が早くなったのがすぐわかりました。全般的にパワフルになった感じで、特に3000〜4000rpmの加速は今まで以上に圧倒されます。

全体的にパワーが上がっているためか、慣れてくるとノーマルとの違いをはっきりとは感じなくなったため、確認という意味と、ECUを交換したという実感を得るためにシャシダイでパワー測定しました。測定はスーパーオートバックス東雲で実施しました。温度は27度、気圧は1013hpaです。

結果は写真の通りで、馬力はニュートン、トルクはワットで出ますので馬力は×1.36、トルクは/9.8で計算します。すると、馬力は460PS/6800rpm、トルクは51.3kgm/4500rpmになります。
実はシャシダイでの測定はタイヤが空転して多少低く出ているようで(トランク2名乗車で測定しましたが・・)、トルクは別のデータで最大56.3kgm/5060rpmというのが取れました。ここまでパワーが上がっているとは正直言って予想していませんでした。ちなみにこのときの最大ブースト圧は0.97kgでした。

最後に私の銀アリの仕様をまとめておきます。皆様の参考になれば幸いです。

・V300VE(9年12月登録、走行約15,000km)
 タイヤ TRAMPIO F08(Fr.235-40ZR18/Re.265-35ZR18)
 ホイール TRDスポーツ(Fr.8.5J-18+40/Re.9.5J-18+38)
 Mine's VX-ROM(ブースト1.0kg指定、レブリミット7000rpm仕様)
 TRD AIR FILTER
 TRD ハイレスポンスマフラー
 TRD ストラットタワーバー
 TRD 機械式LSD
 HKS Super SQV(ブローオフバルブ)
 Boost VSD(電子式ブースト計)




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