Club ARISTO Maintenance |
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アリスト3.0Qに乗るNO.438ののぶりんさんが、トリハダもののバランスの良い音を獲得するオーディオ交換をされたのでレポートして下さいました。
私のアリストは昨年の夏頃購入したものですが、カタログを見ているうちに『こりゃオーディオ交換作業は苦労するなぁ』と考えていたのは事実です。なんといっても 8スピーカの中のフロントのセンタースピーカの使い道が分からない、社外品のカーオーディオカタログにはアリスト用トレードインスピーカがない、もちろん社外ユニットを車両側コネクタに対応させるコネクタさえない、というないないづくしからのスタートが分かっていたからです。ユニットは 4chパワーアンプ以外は手持ちのものを流用しました。前車アコードワゴンに装着していたものです。以前はBOSEの1060とACS3で鳴らしていた機器です。
MDデッキは 4年も前のものなので、最新モデルに比べるとATRAC ICのバージ ョンも古く、さすがにハンデがあります。サブウーファ用アンプは近々 ALPINEのMRV-T505に変更予定です。これは Q値制御や位相反転ス イッチまで付いている優れものです。なお取付の際には純正ヘッドユニット跡地を2DINサイズの取付穴に変更するための化粧パネルと社外ヘッドユニット用のブラケット(取付金具)が必要です。どちらも先代3.0Q後期型用の部品ですが、どのグレードでも使用できます。ディーラーで簡単に手に入るものです。
- MDデッキ :SONY MDX-100
- プリアンプ :SONY XDP-U50D(本来はDSPユニット)
- パワーアンプ:ALPINE MRV-F305(フロントツィータ/ミッド用)
- パワーアンプ:SONY XM-3020S(サブウーファ用)
今回は比較的高出力のアンプをマルチで搭載しましたので、各々の電源はバッテリーから直接取るようにしました。ここで問題になるのがエンジンルーム隔壁を通す穴がないということです(エアコンユニット等と干渉するらしい)。電源引き込み工事をお願いしたディーラーさんでは、フロントフェンダー裏を通して引き込む裏技を駆使なさいました。バッテリーから、ヒューズボックスに入るハーネスを貫通させている穴を利用して割り込ませ(1枚目の写真)、フェンダー裏の黒いパネルを浮かせて、電源ケーブルをフェンダー鉄板とパネルでサンドイッチにした後、ドアハーネス用ゴムに割り込ませて(2枚目の写真)車室内に引き込んでいただきました。ちゃんと防水処理もしてあります。
アンプ類はリアトレイに設置しました(3枚目の写真)。先代アリストはリアシートの裏とトランクの間に巨大なガソリンタンクがあるので(4枚目の写真)、リアトレイも大きく、アンプ類を並べるのに好都合でした。サブウーファーはBTL接続です。比較的低出力の 2chアンプでもBTLに対応していれば大きな出力が得られます。また、ドアボード自作などで結構大変な作業になりそうなので、スピーカは純正をそのまま利用しています。個人的には、LINNの家庭用サラウンドスピーカからユニットとネットワークを流用しようかなと考えています(これは福岡の某サウンドショップのアイデアです)。
さて、単に付けただけというシステムですが、そのうちケーブル類交換、ドアの防振処理を含めて追い込んでいくつもりです。
実際の使いこなしですが、ツィータには6kHz以上を、フロントミッドには150Hz〜6kHzを供給しています。サブウーファは158Hz以下です。ツィータのクロスオーバー周波数が通常よりも高いのは、耐入力の小さい純正品を保護する目的があります。前述の DSPユニットには簡易チャンデバ機能が付いているのでTreble、Bassの効く周波数やサブウーファカット周波数コントロールできるなど、結構重宝してます。
このシステムにして『クラシックとポップスは調整の仕方が全然違う!』ことに改めて気づきました。前車ではドアがビンビンに鳴っていたこともあり、うるさいだけのシステムではよく分からないことでした(BOSEスピーカでもインストールがテキトーだと意味をなさないということですね)。アリストは純正スピーカがバスレフボックスに固定されているので、ドアが鳴りにくいのかもしれませんね。結果的に純正スピーカでも音が良いのかも。
ドボルザークの交響曲第8番 終楽章や『1812年』でのスケール感はトリハダものでした。ちょっとイジって MEJAやLailaを聴いてみると、目の前で歌っているような錯覚にトリハダはたつのですが、ちょっと声の艶が足らないような気がします。インストールを追い込んでもこれは改善されそうもない気がします(上述のような歌えるスピーカに換えないといけないのかも)。しかし純正よりははるかにいい音になりましたし、ここまでバランスの良い音を出している車を聴いたことがありません(ちょっと自慢)ので、大満足のオーディオ交換となりました。
<ご参考>
・電源(4本)引き込み工事&結線\20,000(工期実質2日) ※これには純正の2DIN用化粧パネル料金も含まれています。 前車アコードワゴンの時はディーラーに3万円取られました(泣)。 ・電源ケーブル SONY RC46 \4,000
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