Club ARISTO Maintenance |
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アリストV300に乗るNO.212のtkcomさんがアナライザを用いてアリストの音響測定をしグラフと共にレポートして下さいました。何かと話題に上がるオーディオですので、皆さん興味のあるところではないでしょうか。
私は購入当時からアリストの音響測定をしたいと思っていましたが、今回外部ビデオ入力端子を設置しましたので測定をしてみました。測定器は自宅で使用しているグラフィックイコライザ調整用のアナライザです。
- 出力信号:ワーブルトーン(変調周波数:8Hz)70mV/1kΩ
- 測定用マイクは運転席の左上に耳の高さで固定(運転席に一人乗車で測定)
- アリスト:V300
- EMV装着
- ODO:6380Km
- 内 装:ファブリックシート
- トランク内:荷物なし
- 修理暦:オーディオCD音出ず、ボリューム反応不良で一回交換
- 条 件 98/6/12 AM.0:00 エンジン始動
- 測定開始:AM.1:30
- 室内温度:22.1℃
- 湿度:29%
- 場所:浦安市港 某空地
- サウンド設定:・TONE:BASS,MID,TREB・FADER/BARANCE すべてセンター
- DSP設定:・SFC・ACS・ASL すべてOFF
測定結果
※注意
- 1回目(グラフ上段:赤)
- ポジション:全席(4人)
- エアコンファン:OFF
- アイドリング中:暗騒音68dB(SPL)
- 基準値:1kHz:80dB(SPL)
- ボリュームの位置:12:00
所感:100Hz、315Hz近辺で盛り上がりが出ている。
- 2回目(グラフ上段:青)
- ポジション:全席(4人)※窓を全開
- エアコンファン:OFF
- アイドリング中:暗騒音68dB(SPL)
- 基準値:1kHz:80dB(SPL)
- ボリュームの位置:12:00
所感:窓の開放で車内の音響特性が少し良くなっている。少しは車内の定在波が有るのでは。
- 3回目(グラフ下段:緑)
- ポジション:運転席(1人)
- エアコンファン:OFF
- アイドリング中:暗騒音68dB(SPL)
- 基準値:1kHz:80dB(SPL)
- ボリュームの位置:12:00
所感:ポジションを1人にすると100Hz、315Hz近辺の盛り上がりは無くなったが400Hz、800Hzが減衰した。
- 4回目(グラフ下段:青)
- ポジション:運転席(1人)
- エアコンファン:M
- アイドリング中:暗騒音79dB(SPL)
- 基準値:1kHz:90dB(SPL)
- ボリュームの位置:2:00
所感:エアコンを入れ暗騒音レベルが上がり、出力レベルを上げて測定したが結果はあまり変わらなかった。
グラフを見てこんな良いはずではと思い、CDデッキを持込み接続したところ本体のCDチェンジャーとまったく音が違い納得。本体のCDチェンジャーはデジタル直結されていて外部ビデオ入力はテレビチューナ経由でプリアンプに接続(A/D&D/A)されるのでかなり劣化しているようです。
ボリュームの位置は入力信号レベルが低い(SP破損防止)ので12時や2時になっていますが、実際に聞いている時は9時〜11時です。●後記
今回の測定で不評である音質の立証は出来なかったようですが、表の5dBで3倍、10dBでは10倍の差があるので決して平坦な特性でない事が分かります。
DSPのROCK,MOOD,TALKやTONEのBASS,MID,TREBも変化させてみましたが、聴感上かなりの違いはありますが測定器ではさほどではなかったので記録しませんでした。
TONEのBASSでは125Hzぐらいから下がTREBでは4kHzぐらいから上で変化しました。
皆さんが問題にされる音質はCDを聞いている時に一番感じていると思われますが、音測用CD(ホワイトノイズ)やスペクトルアナライザーがあれば簡単に測定出来た事でしょう。
今回の測定レポートがみなさんに何かの参考にられば良いと思います。
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