Club ARISTO
Maintenance


Club ARISTOへ投稿する
GO TOP メンテTOP ←BACK NEXT→

 アリストV300VEに乗るNO.548のHAGEさんがノーマルのABVを取り外し、新たにブローオフバルブを装着されたのでレポートして下さいました。特にターボ車にお乗りの皆さんは興味あるのではないでしょうか。


VOL.33 ブローオフバルブ装着記 <作成:'98年6月21日>
HKS Super SQVを取り受けました。本製品はJZA80スープラ用ですが、JZS161もいけるということでしたので、その場で即決して購入してしまいました。そもそもブローオフは標準装備(といっても、ターボ直前のインテークチャンバに戻しているので音はそれほど出ないが、原理は同じ。名称はABV)で付いているので、あまり必要性は無いと思います。

ノーマルのABV取り付けはボルトオンで、トルクレンチがあれば誰でも取り付けできます。写真を見てもらうとわかりやすいかと思いますが、最初の写真は取り外した純正部品ABVと、そのパイプ(この状態ではずして、あとのパイプはキットに付属の物を使います)です。
次がブローオフの取り付けたあとの写真で、一番右側の、パイプが2本縦に通っているところの右下のボルトでステーを共締めします。このボルトはターボで加給された空気の出口のパイプを止めている物で、締め付けトルクは21N・m(210kgf・cm)です。

HKS Super SQVSQV本体を取り付けるのに、苦労したのが2点ありました。1つはパイプの取り外しで、結構堅く付いていますので、軍手等を忘れずに、怪我の無いよう注意して下さい。もう1つは本体のはめ込みで、トランスミッティングパイプ(縦に2本通っているパイプ)とSQV本体の調整ボルトが干渉して、そのままではステーが入りませんでした。そこで、トランスミッティングパイプを止めている黒いボルト(写真の上の方)をはずして、パイプを少し浮かせてからステーをはめて、パイプを元に戻しました。ちなみにここのボルトの締め付けトルクは8N・m(80kgf・cm)です。あと、ホースを止めるクリップは1カ所だけ元から付いていた物を使いました。なくさないようにしましょう。あと、説明書にも書いてありますが、パイプやホースに物を入れないように注意しましょう。最悪エンジンを壊します。

使用した感じでは、ブーストが少しでもかかっていると、アクセルを戻したときに「バシュー」という、少し甲高い音が出ます。テストのため、ボンネットを開けてスロットルを手で直接動かしたら、強烈な音で耳がしばらく聞こえなくなりました。注意しましょう。
ブースト計を見る限りでは、確かにブーストの抜けはよくなったように思います。また、A/F系の不具合によるエンジン不調もなく、今のところはこれで満足しています。修理書をお持ちの方は、1-91図Eと1-148以降を参照されると作業が楽です。



island

GO TOP メンテTOP ←BACK NEXT→