グラナダ

6月12日  月曜日

グラナダ駅到着16時30分  すぐタクシーでアルハンブラ宮殿内のパラドールサンフランシスコへ行く  このホテルは部屋数が36しかなく予約できたのはラッキーだ  ホテル到着後延泊を申し込むが満員と断られる  宿代は一泊35310p(22000円) 朝食二人で3424p(2200円)  今回の旅行で一番高かった

パラドールが延泊できなかったので同じくアルハンブラ宮殿内のホテルアメリカへ行くが空きはなし  少し降りて通りに面したワシントンアーヴィングホテルが空いていたので4泊予約する  1泊朝食付きで10700p(6650円)

アルハンブラの丘を降りて散歩していると種々の薬の材料が置いてある薬局を見つけた  通常の西洋薬ではなく伝統薬というか  日本でいえば漢方薬のように薬を配合して作るようだ

ヌエバ広場のバルで夕食  タパス4品、ビール、コパで4100+200p(2700円)

ふわ-とした気分で丘をあがりアルハンブラ宮殿の敷地内を散歩しているとアルカサバの上にパラセールが飛んでいた  ホテルの庭から見る夕焼けが非常にきれい

薬局の材料 アルカサバ上のパラセール グラナダの夕焼け
薬局の材料 アルカサバ上の
パラセール
グラナダの夕焼け

6月13日  火曜日

ロンダで会った日本人女性の話ではアルハンブラ宮殿のチケット売り場は非常に混雑しているとのことなので偵察に行く  8時から売り出しだが8時に行ったときには20人くらい並んでいた  しかし9時20分に行ったときにはすぐ買える状態だった

9時50分にレストランの外のテーブルで朝食を取る  木立に囲まれヘネラリ-フェ(離宮)を眺めながらの朝食は快適  テーブルから人が立つとさっと雀が寄ってきて残り物を食べている  最近はここらの時間に合わせて夜は遅く朝食の時間は9時30分から10時頃になってしまった

11時40分にパラドールをチェックアウト  ホテルワシントンアーヴィングにチェックイン  たまった汚れ物を洗濯

ヘネラリーフェを眺めながらの朝食 雀 パラドールサンフランシスコ
ヘネラリーフェを
眺めながらの朝食
パラドールサンフランシスコ

14時20分ホテルを出  宮殿とヘネラリーフェとの間の道を降りるとサクロモンテの丘の下に出る  少し上ってから北への道を行くと道沿いの家は前は普通の家の構えだが奥はすぐ丘で洞窟になっているようである  ここらの家はヒターノ(いわゆるジプシー)が住んでいる  15時頃でシェスタの時間であり人通りはない

家の間の小道を抜けてサクロモンテの丘へ上がる  丘の中腹には下の家とは違い直接外に面している洞窟があるが 写真をとろうとすると同行者に制止された  中に人がいると何を言われるか分からないから止めろということだ  中腹からはアルハンブラ宮殿、下の街が見えすばらしい風景だ  丘の上まで上がろうというがかんかんでりで暑く断念

サクロモンテの丘を降りアルバイシンの丘を上がっていくとサルバドール教会の前に出る  景観のよい場所があるとの案内表示がある  うろうろしているとそのサンニコラ広場に出た  目の前にアルハンブラ宮殿 そのずっと向こうに雪の残ったシェラネバダの山が見える

サクロモンテの丘から サンニコラ広場から
サクロモンテの丘から サンニコラ広場から

景色を十分堪能して降りかけるとバス停に日本人らしい男性が立っている  同行者が話しかけると京都瑞穂町の井上さんという方で 昨日マドリッドからバスできて今日の午前アルハンブラ宮殿を見午後アルバイシンを散歩して明日はもう出発するという忙しい旅だそうだ  中南米に長く滞在したことがあってスペイン語を少ししゃべることができる  バス停で長いことしゃべっていた  歩きかけたら13,4歳と7,8歳くらいの少女がいて井上さんの持っていたカスタネットをわたし フラメンコのリズムを取る 写真をとらなかった残念

井上さんはヌエバ広場に面したホテルマシアに泊まっているとのことだが  ワシントンアーヴィングは丘の上で食事に出るにも不便なため4泊を2泊に短縮し2泊をマシアに替えることにして予約  1泊朝食付きで10272p(6400円)

昨日と同じバルで井上さんと食事をしてから別れる  イワシ、タパス2品、ビール3杯、コパで3450+200p(2300円)

6月14日  水曜日

10時30分にアルハンブラ宮殿に入場  王宮だけは入場時間指定だが14時-14時30分の指定  まずヘネラリーフェに行く  きれいに手入れされた前庭を通ってギターの名曲アルハンブラ宮殿の想い出の曲想を得たという アセキアの中庭へ行く ここに座ってぼんやりと水音を聞いていると疲れが取れる  廊下から昨日上ったサクロモンテの丘が目の前に見える

ヘネラリーフェの前庭 アセキアの中庭 サクロモンテの丘
ヘネラリーフェの前庭 アセキアの中庭 サクロモンテの丘

次にカルロス五世宮殿へ行く  夏の音楽会の準備工事をしているしだだっ広いだけで趣のない建物なのでほとんど素通り

王宮の入場時間まで時間があるのでカルロス五世宮殿前で休憩  ミネラルウオーターの自動販売機にお金を入れるが故障で詰まってしまった  休憩時間中に係員が来たのでお金を取り返す

14時から王宮を見学  アラヤネスの中庭やライオンの中庭の印象よりも観光客の多いのが印象に残っている  ライオンの彫刻はライオンというよりも犬である  団体客(ドイツ語が多い)は案内がついて説明を受けているが我々は貸し出しの 案内機の言葉に日本語がないためパス  説明を聞くと建物、装飾、歴史等の意味がよく分かり印象に残るのだろうがただ見るだけではあまり印象に残らない

王宮を出て庭園の中にサクランボが沢山なっていたので頂く

アルカサバへ行く前にパラドールのレストランでサンドイッチ、ビール、サングリアを取って休憩  ここの雀は人を恐れず食べ物がテーブルの上に残っていると食べにくる

アルハンブラのサクランボ 人のすぐ近くまで来る雀
アルハンブラの
サクランボ
人のすぐ近くまでくる雀

アルカサバのベラの塔から見た景色は最高  シェラネバダ、グラナダの町並み、アルバイシン、サクロモンテの丘、グラナダを取り巻く 平野の眺めはすばらしい

アルカサバの前にスモモの木があり実が沢山なっていたので頂く

ベラの塔からの景色 アルハンブラのスモモ
ベラの塔からの景色 アルハンブラのスモモ

アルハンブラ駐車場前のホテルグアダルーペのバルでビールを飲んでからホテルの上を散歩  ここで数々の虐殺があったらしいが今はその面影はまったくない

グラナダはざくろという意味だそうだが歩道の境界、道路の上の電球模様、水道栓などにざくろの模様がある

宮殿入口前のハルディネスアルベルトで夕食  ガスパチョ、サラダ、メルルーサ、タパス、ビール、赤ワイン、コパで7758+300p(5000円)

歩道境界のざくろ 電球模様のざくろ サラダ
歩道境界のざくろ 電球模様のざくろ サラダ

6月15日  木曜日

11時20分ワシントンアーヴィングをチェックアウト  11時30分マシアにチェックイン  1泊10272p(6400円) 朝食749p(470円)

6月17日のグラナダ-マドリッドの列車予約をホテルの人にしてもらい予約券を受け取りに駅まで行く  地図を持っていったが行きも帰りも道を間違ったおかげで中心街の方向感覚ができた  その間同行者は疲れたので休憩

井上さんに教えてもらった日本人の観光案内所を訪ねる  大道正樹さんという人で本業はギターの販売をやっている  観光案内はたとえばフラメンコのタブラオの予約、長期滞在宿の紹介などである  フラメンコは洗練された劇場スタイルなどいくつかあったが サクロモンテのロスタラントスを予約  一人3800p(2400円) 1ドリンクつき

夕食はビール、タパス、にんにくスープでかるくすませる  ここのにんにくスープはおいしかった  2400p(1500円)

21時15分ヌエバ広場に集合すると女性ガイドがきて集まった6人を連れてしばらく歩き小型のバスに乗せる  それから市内中を走り回りいろいろなホテルから客を乗せて20人弱の人数になった  新婚旅行だという日本人夫婦もいた

まずはアルバイシンの夜の散歩だ  アルバイシンの特徴であるアラブ風の建物などの説明をガイドがスペイン語、フランス語、英語で説明する  満月の照らすサンニコラ広場からライトアップされたアルハンブラ宮殿を見てからタブラオ ロスタラントスについたのが23時ごろ

前の組が出てくるのを待って入場する  洞窟が二つあって代わりばんこに使用するようだ  フラメンコダンサーは6人で一番年上の小母さんのが一番迫力がある  12歳くらいの子供の踊りはさすがに弱弱しい

1時間くらいのショウが終わってバスでヌエバ広場近くまで送ってもらいホテルに着いたら1時過ぎだった

満月のサンニコラ広場 ライトアップされたアルハンブラ宮殿 フラメンコダンサー
満月のサンニコラ広場 ライトアップされた
アルハンブラ宮殿
フラメンコダンサー

6月16日  金曜日

大道さんのところでスペイン土産を購入  居合わせた60歳過ぎの男性がマドリッドは非常に危険ですよという  スペインへは何回もきて数ヶ月滞在しているとのことだが少し前マドリッドで首をしめられ喉に怪我をしてしばらく入院した  金目のものは持っていなかったがパスポートねらいらしい  大道さんを訪ねてくる旅行客の三分の一はマドリッドで何らかの被害にあっているそうだ  私達はよく歩き回って何も問題はなかったが単にラッキーだったようだ  大事なものは持ち歩かないようにとのアドバイスを受ける

市場の場所を聞きでかける  食材の価格は日本より格段に安い

グラナダからバスで1時間くらいのところシェラネバダの山頂近くにヨーロッパで一番南のスキー場があり11月末から5月初めまでスキーができるらしいが 1ケ月くらい滞在し3日スキーをし4日グラナダやコスタデルソルで観光し台所つきの部屋を借りて自炊をすれば日本よりも安くスキーができるのではないだろうか

トリニダド広場のバルオリバーでイワシの酢漬けで軽く腹を満たしてからホテルで昼寝

20時からギタリストでもある大道さんのギター演奏を聞く  その後大道さんと行きつけのレストラン ボアブディルで夕食  ナスの炒め物、パエリヤ、ピーマン、飲物で4690+300p(3100円)

イワシの酢漬け パエリヤ
イワシの酢漬け パエリヤ

6月17日  土曜日

カテドラルを見学した後ホテルをチェックアウト  荷物をホテルに預けてルート観光バスでアルバイシンへ行く  このバスは今日はじめて乗ったが乗ってみるとアルハンブラ、アルバイシンの観光には非常に便利なことが分かった  3ルートありスタート地点はいずれもヌエバ広場で アルハンブラ往復、アルバイシン(サクロモンテを含む場合あり)と アルハンブラ連絡、アルバイシン一周である

サルバドル教会で降りて一昨日夜散歩したコースを歩く  家の壁に皿が飾ってあったり窓際に花が飾られている

ニコラス広場で休憩した後迷路のような道を降りて東星酒楼で昼食をとる  ここは大道さんに紹介された中華料理屋だ  麺、八宝菜、エビ野菜炒め、中華サラダ、ビール3杯、ティント、コーヒーで2965+335p(2050円)  麺はこしがない  日本とは使う小麦の種類が違うのだろう

皿を飾った家 花を飾る家 東星酒楼の麺
皿を飾った家 花を飾る家 東星酒楼の麺

ふらーとした頭でまたルート観光バスに乗りサクロモンテへ行き写真をとっていなかった家、家の入口、洞窟の家を写す  表は普通の家のようだがすぐ奥から部屋は洞窟の中にあるのだ

サクロモンテの家 家の入口 洞窟の家
サクロモンテの家 家の入口 洞窟の家

16時35分グラナダ発のタルゴでマドリッドへ向かう  グラナダ駅で列車を待っている間にギターを担いだ日本人男性に会い少し話をする

この列車はAVEの新線ができる前からマドリッドとアンダルシア地方を結ぶ線を通る  窓の外の風景は乾いた大地か見渡す限りのオリーブ畑が多い

アンダルシアの乾いた大地 オリーブ畑
アンダルシアの
乾いた大地
オリーブ畑

22時30分マドリッド アトーチャ駅到着  22時50分オスタルアレソルにチェックイン