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仕事日記
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6月1日(日)打ち合わせ
渋谷ローランド音楽教室でもろもろの打ち合わせを終えてでてくると、月猫アシスタント鈴木より電話。きのうの音が事故で消えた(!!)その足で円形劇場リハーサルルームへ。例年のようにあとから自分をコピーするのではなく、譜面を丁寧に作っておいたのが幸い。2度手間ではあれど取り返しはつく。全員胸をなでおろす。それやこれやでレコーディング前日のオフはパー。やはりオフはツアー先にかぎる。
6月2日(月) M’sレコーディング 銀座音響ハウス
Blue in green/2take
Wish you/2take
と順調に来て、
Solar/4take 録って決まらず持ち越し。気を取り直して、、、
Autumn leaves/1take
Smoke gets in your eyes/1take
In the dark , before dark/1take
Little girl blue/1take
と、さくさく進み、やはりライブバンドは強い。
Extended play/1take
Quiet moon/1take
と、オリジナルを片付けて、全員初見の
My favorite things
を詰めて解散。
6月3日(火)M’sレコーディング 銀座音響ハウス
まず撮影会。アーティスト写真に困り続けたこの一年の反省のもと、わがままに10種類くらいとってもらった。

My favorite things/千本ノックのつもりが4本で録音に入る。2take
Fine romance ~ The way you look tonight/なかなか決まらないので大坂のアイデアでスロースイングアレンジに変更。一気にM’sっぽい演奏になった。2take
Don’t let me down/2take
Solar/いっそバカっ速くやってしまえと1take。

なんと終わってしまった。ちょっと淋しい。
明日のクインテットの譜面など調達しているうちに、スタジオに残ったのはぼくとアシスタントの2人きり。ここが毎回打ち上げのポンタボックスと違うところで、健全でもあり物足りなくもある。僕自身の体質はあちらより。でもいまの僕にはこちらのペースが必要、、、かね?
6月4日(水)M’s+TOKU , 川島哲郎 六本木スイートベイジル
creopatra’s dream ~ anthony’s scream (trio)
floatin’ time (trio)
blue in green
joy spring
the river flow into the night(vo)
walkin’ down rexington(vo)
p-bop
川嶋ソロ〜みあげてごらん(4人)
extended play
wish you
chicka dee(vo)
where or when(vo)
take five A trains
autumn leaves(w/小林香織)
いやこの5人はいい!M’sもいいけど5人は華やかでいい。キャラのばらつきがまたいい。東京の客も思ったほど不感症でないどころか大盛り上がりしてくれて嬉。
TOKUマネージャー宮川さんの仕切りがまたいい。

TOKUがジュディですといって紹介するのに、眼鏡をかけぬままハーイジュディと握手の手をだしたらジュディオングさんだった。

新作ジャケット打ち合わせを兼ねて和田さんにきてもらったら、真田広之がついてきた。最近知り合ったプロデューサー佐藤さんもスタッフと顔をだしてくれるなど、東京でのライブは何かと新しいつながりや旧交温めなどついてきていいもんである。
6月5日(木)リサイタルリハーサル 東京文化会館小ホール
出来はまだまだながら、やはりこのホールは音がよい。ここで音楽と二人きりになりたくてコンサートをするのかもしれない。お客はどうなる?

月猫リハーサル 青山円形劇場リハーサルルーム
ヘンゼルとグレーテル完成!芝居を作りながら音楽も作っていく。チームワークのよさは過去最高。これまでのチームの集大成になるだろう。とはいってもライブミュージシャンたるもの、日々がそれまでの集大成を生きているわけなのではあるが。 新作絵本にとりかかるのも楽しみである。

オスカーピーターソン鑑賞 ブルーノート東京
ペデルセンすごい。ギタリストものすごい。ピーターソンに関しては思いがあふれすぎて、しばし熟成を待ってからコンサートレビューを書こう(キーボードマガジン)。立見席は空調がうるさく厨房では水を流しっぱなし、おまけに演奏中に注文そのた何度も話しかけられてとてもいや。にもかかわらず1時間半食い入るように見続けるコンサートはそんなにない。ひょっとしたらこの前みた生ピーターソン以来か?だとしたら37年ぶりになるが、、、。

青山からの帰り道、ちと気が遠くなった。考えてみたら12時間集中しっぱなしだったのだから無理もない。
6月6日(金)瀬木貴将DUO 飯田・キャンバス
たのしいツアーの始まりである。南米旅行の土産話もうきうきと中央高速はいい緑。久々のDUOは安定感の上に両者の成長ものっかって早くもいい感じ。
6月7日(土)瀬木貴将DUO 土岐・バードアンドディズ
こずえ、ひろこ、けいこ、やすこ、、、、、、このところ常連のマダムグループ。
6月8日(日)瀬木貴将DUO 吉良・インテルサット
ゆでピーナッツのきんぴら絶品である。食べすぎてしまう。となりにある100円ショップと食料スーパー、買いすぎてしまう。好意あふれるお客様たち、打ち上げでいっぱい弾いてしまう。
6月9日(月) 瀬木貴将DUO 名古屋・金城基督教会
瀬木の親友川口君を見舞う。5年生存率3割という難病にもかかわらず積極的に闘う姿は尊敬。 教会は寺と同じ説教場所なのでやはり響きがよい。パイプオルガンも設置。3000万円で新調したばかりだそうだ。ピアノはヤマハの初期C型。こちらはおじいさん。
6月10日(火)瀬木貴将DUO 美星町・特設会場
名古屋ダイヤモンドホールのPA中瀬さんが、おとといの土曜日にくも膜下出血で意識不明。41歳。一宮の病院に寄って瀬木サンポーニャを吹く。
遠藤周作の戦国三部作を読み終えたあとの中世夢が原は、昨年の見学より一歩踏み込んだ感慨があった。美星町天文台館長との話しが面白い。なんだか浮世離れしていて宇宙人と話してるみたい。東淀川区出身なんだけど。
6月11日(水)瀬木貴将DUO 鏡野町・夢ホール
新しいホールに新品のべヒシュタイン。100人というキャパも申し分なし。
6月12日(木)M’s マスタリング
ベーシスト小井政都志。ディレクター佐々木和裕。録音エンジニア岡雅幸。マスタリングエンジニア川崎洋。アシスタント研修生イツルベ・セバスチャン、10歳から日本にいるアルゼンチーナ、ブエノスアイレス出身の21歳。新人アルトサックス奏者小林香織。登場人物全員ジーンズというのが、このカウボーイルックの浸透度を物語っている、、、なんてのは20年前の感想か。
6月13日(金)M’s+2 浜松ジャズ講座
黒葛野敦司(ts、bs)三木俊雄(ts、arr)岡崎芳郎(tp)M’s
三木がいるととてもラク。リズムチェンジのことなど、聞けば聞くほど深みのある話がいくらでも出てくるのもすごい。
6月14日(土)瀬木貴将DUO 諫早文化会館
 
6月15日(日)瀬木貴将DUO 大分・ブリックブロック
内装変わって何故かピアノの音素晴らしくよい。

中瀬さん亡くなるの報。
6月16日(月)瀬木貴将DUO 博多MKホール
ビルのオーナーの娘さんがピアノになるというので地階を全部抜いてホールにし、スタインウエィBとカワイの二つのグランドピアノとヤマハのアップライトを据え置いたという。羨ましくも素晴らしい、そしてちょっとねたましい話。当の彼女は現在ドイツでピアニスト。これは素直に喜ばしい。
タダマツ夫妻がんばって手作りコンサートの様子が良。大野さんも相変わらずポジティブ。
6月17日(火)移動日
テンコ+リンコに博多空港まで送ってもらう。瀬木は朝一で名古屋の中瀬さん葬儀。とんぼ返りで僕をピックアップして博多から都城へ。松元正一郎に佐山を含む荷物をあずけて宮崎空港へ。明日のジャケット撮影とトラックダウンを済ませてからあさって合流。えらいもんである。
6月18日(水)オフ
4ヶ月ぶりの血液検査。中性脂肪3分の1になって310.ガンマGPは人並みの74。快挙である。解禁して飲んだら弱くなっていた。いいことである。
楽理本〜高村薫〜江国香織〜哲学入門〜キング牧師のスピーチを原書で音読(音読上達の道らしい)〜バッハを1時間。読書は一章ずつの回し読みで3周ほどだが、一日空くというのは相当なことができるもんである。フェノミナンみたいで気分良。
6月19日(木)瀬木貴将DUO  都城・22ドル72セント(という名のライブハウス)
4〜5件の店が共同主催してくれた由。スナック系が多いと見え、いけいけねぇちゃんもいっぱい。パンチ系あんちゃんもそこそこ。取材にきたタウン誌が瀬木の名前から尋ねたのには呆れて追い返したが、なんとステージの一曲めにおもいきりフラッシュを焚いてそのまま帰ったのには二度びっくり。掲載したのをみつけたら訴訟だろうな。その一点だけは残念だったがオーナー含めみなさんとても暖かく聞いてくれ、我々としては超アウエイゲームを制した気分で、最後に興奮した客がマイクを掴んで絶叫したのも、やまぬ衝動の発露と笑えて良。でも、こんなの初めて。
6月20日(金)三股町民文化会館
ヤマハCF3
できてまだ2年未満。スタッフのやる気満々なのが嬉。あえてステージを使わず、客席前方にひな壇つくり、距離感のないコンサートに工夫。オブジェ、照明などとても凝ってて愛情を感じた。ジャズ猫などやりたい感じだねと会館企画担当者の内村さんと話す。
6月21日(土)瀬木貴将DUO 高千穂坂本大地神楽
日之影グループと高千穂グループのコンビネーション良。リーダー格の坂本氏と話し込みいい感じ。近づきの印に坂本!と呼び捨ててくれというのでそうしたが、翌日同じように呼びかけると、おや、という顔をなさったので、酒の上のことだったかも知れぬ。この手の失敗はよくあるので気にしないことに。しかし飲み会で次々皆が神楽を踊ってくれたのは感激した。12月から2月くらいまでの神事なので、今の時期に舞うのは余興といえどためらわれるものなはずなのに。坂本子息、幼稚園児の大地君も太鼓をたたいてくれたのも嬉。
6月22日(日)瀬木貴将DUO 別府・ホテルニューツルタ
ブリックブロックからのリピーターも多く盛況。別府音楽祭スタッフの滝口女史と初仕事でき嬉。こちらは無理矢理入れたカワイのアップライトながら、今日のほうがよかったとの声多し。自分的には逆。微妙?いやいや僕はここのところ天才モード。超越しているのだ。
6月23日(月)off in beppu
とても居心地のいい温泉に連泊。ということは通常居場所のなくなる11時〜15時も使えるということ、連泊はこれが大きいんですね。ことに今日はオフ。起き抜けの温泉。読書後朝食。音楽鑑賞後メール作業の途中で甲斐さんのお迎え。大分に移動。パソコンの具合をみてもらいに電器屋さんに行くついでにポータブルMD(録音可)購入。シャツなど買い足した後、知り合いのピアニストのお宅にお邪魔して2時間ほど練習させてもらう。最近できたという郊外型大型アミューズメントエリアに到着。デジタルピアノソロ演奏(僕にはできない)のあるイタリアンレストランで近頃は珍しい牛のカルパッチョなど食べるが、炙りすぎ。狂牛病の影響でしょうがないが、プレトリアで初体験したような、生々しい肉をたっぷりのバージンオイルのみで食べたいものだ。買っておいた切符でマトリックスの新しいのを観るのに、ポップコーンとコカコーラをはしゃいで買うが殆ど手をつけずじまい。ファッションなんだな。別府のホテルに帰って瀬木と合流。裏手のジャズバー“オールライトファンク”のご夫妻と旧交を温めて〆る。いや、理想的なオフでした。
6月24日(火)瀬木貴将DUO 広島
音鑑の沖さんが身内で主催してくれて、彼の仲間で持ってる別荘でパーティコンサート。演奏中に喋ってうるさい奴がいたら構わないから怒鳴りつけてくれ、と言われたが、真っ先に注意されたのは沖さん本人だった。会場即打ち上げ場。最前列に座っていた女の子が瀬木に質問することは、全てステージで喋ったことばっかり。いますね時々こういう人。精神科医の××さん、とてもすばらしい人。
6月25日(水)瀬木貴将DUO 三次・ベッケンビール
今ちゃんおめでた。わがことのように嬉。2階でやりたいからキーボードで、と言われ、それならキャンセルしてくれと言ったら急遽1階でやることになった(1階にはもともとカワイのグランドがあるのだ)。因縁もあって気分はふるわぬまでも、チームワークでいいコンサートにはなった。打ち上げは失礼した。
6月26日(木)瀬木貴将DUO 京都・北山
なんだかマダムの定例会に呼ばれて11時からの演奏。
金閣寺〜渡月橋〜嵯峨の竹林〜トロッコ電車で亀山まで往復して桂から阪急電車に乗って懐かしの淡路(幼稚園の一時期祖母宅に預けられていて、毎日貨物列車の台数を数えていた)を通り、驚いたことに天下茶屋まで乗り入れているのだった、今は。日本橋でおりてそのままダルマード。瀧本と天才について語るうち27時。
6月27日(金)瀬木貴将DUO 枚方青少年会館
3度目、お馴染みの楽屋は安らぐ。スタッフも変わらず誠意あふれてここちよい。潤ちゃん臨月ではらパンパン。
6月28日(土)瀬木貴将DUO 寝屋川・宮城ホール
明治〜大正期にドイツとの印刷機貿易をしていた宮城某の広大なお屋敷の庭に面した50畳ほどの応接間を公開、開放したのが一年ほど前だそうな。カワイのRKという新しい型をその際いれたそうだが、いい楽器だった。しかるべき人がモーツアルトなど弾くとよさそう。
6月29日(日)off
川口君を見舞う。元気そう。アルフィーの坂崎氏訪問に付き合う。瀬木貴将ネイチャーワールドのnew albumにゲスト参加するという。コンサート見せてもらう。1時間ほどで失礼したが、面白かった。パワーとカリスマ、なにより3000人のホームゲームの様子が微笑ましかった。歌詞はまったくわからなかったが、皆さん予習が行き届いていて同じフリをしていた。
6月30日(月)瀬木貴将DUO 新津第一中学校
新津の美術館のイベントチームが主催してくれた中学校シリーズ。生徒会長山口君の演奏後挨拶がよかった。予め用意したものではない感想が次々と述べられて、しかも誠意と実感に溢れていた。校長室での懇談でも彼と女の子二人が実にいい質問や感想を述べる。教頭先生がいちいち口を挟んで、しかも長くコメントするのが惜しかった。演奏前と演奏後で職員たちの態度がガラリと変わるのもおかしかった。打ち上げは和気藹々。チームのよさが伝わった。新潟の主催者小川さん、柴田の小柳さんも自然に溶け合っていて、協力体制の親密さに安心感を持った。 二田君というピアニストと知り合う。瀬木と同じ年で、ここのところ広島のミュージシャンと交流を深め、それが今のモチベーションになってるという。出会いは大切である。女は去っていくが友達は裏切らない、などと話していたら顰蹙を被った。
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