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NOGI ARCHITECT OFFICE
禾設計事務所
〒311-3431 茨城県小美玉市川中子305-2
TEL 0299-58-5299 FAX 0299-58-0444

2007健築展茨城は、会場を小美玉市四季文化館(みの〜れ)を会場に開催されました。
会場には「杉板断熱住宅」の実物大の構造模型が展示され、「杉板断熱住宅」の構造を実際に見ていただきました。
大黒柱へ梁が四方から差し込まれる「四方差し」と言う高度な仕口や、「追い掛け大栓継ぎ」と言う継手の中では最も丈夫な仕口が使われています。建物が100年の耐久性をもつことを考え、建築金物を使わない伝統大工技術で造っています。

「杉板断熱住宅」の実物大の構造模型展示

2007健築展茨城は、会場を小美玉市四季文化館みのーれに開催されました。
会場には「杉板断熱住宅」の実物大の構造模型が展示され、「杉板断熱住宅」の構造を実際に見ていただきました。

会場となった四季文化館「みのーれ」

名付け親の野手さんによると、みの〜れの「〜」が真っ直ぐではないのは、オープンまでいろんな苦労があり、「山有り谷有りありました。きっとこれからもいろんなこと があるでしょう。でも私たちはどんなときも前向きにみの〜れを愛し、育んでいきましょう」という想いが込められているそうです。

健康、地球温暖化と暮らしをテーマとした書籍

「地球環境と私たち一人一人の暮らしは、密接に結びついている。」どう住まいをつくることが大切か、多くの方が知ることから始まります。

自然にやさしい原材料たち→人にも自然にもやさしい素材たち

青い未熟の渋柿をしぼり、発酵させた柿渋。成熟した亜麻の種から採れる亜麻仁油(あまにゆ)。アブラギリの種から採れる桐油。荏胡麻(えごま)の種を絞った荏油(えあぶら)。木を着色する時油と混ぜて使う弁柄(べんがら)。今でも昔ながらの手漉きで造られる西の内和紙。他

様々な木から加工された板材

杉・桧・椹(さわら)。北関東の山で育った木から作られる板。用途に応じて色々な形・寸法があります。
「何も足さない、何も引かない」
水分を自然に蒸発させるだけ。
ピュアな木から、ピュアな空間が生まれます。

花粉が少ない杉の苗

独立行政法人森林総合研究所林木育種センターからこの苗を借りました。
スギ花粉症の患者数が総人口の10%を超えると推計されると言う発表もあり、社会問題です。センターでは、普通の杉に比べ、花粉を出す量が約1/100以下と言う品種を開発し、苗を増やしています。杉の木を使って家を建て、植林にこの杉を使うことで、多くの方が助かります。
ただ、スギ花粉症は、大気汚染等との関係が指摘されています。闇雲に植物のせいにすべきではありません。

実演、体験コーナー

模型の作成 →模型の床の造作

大工さんが、会場の模型の床を作りました。「杉板断熱住宅」の床がどう作られるのか見ていただきました。仕上の桧の床板とその下の断熱用の厚い杉板を見て、感心された様子の来場者の方がいらっしゃいました。

建具職人の技

板戸と障子の組立を行いました。建具にも勿論ピュアな木を使います。ボンド等の接着剤を使わず組み立てる様子を見て、質問された方がいらっしゃいました。ボンド無しで作られる建具を始めてご覧になったそうです。

組あがった戸を取り付ける
→ 組み上がった戸を取り付ける

戸の建込みも、実際に見ていただきました。1ミリの誤差無く、ピタリと取り付ける技です。

カンナ体験

来場者の方に、カンナ掛けの体験をして頂きました。最初恐る恐るでしたが、美しいカンナ屑が出てくると皆さん大喜びでした。女性の体験希望者が多く、感心しました。中学生や小学5・6年生も体験しました。よい思い出となったようです。

中庭から見えた青空

実演は、中庭で行いました。美しい空のもと、ご覧戴くことが出来ました。
I’m Happy!!


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