さて今回は、ゲームwaveに出演したとき(かなり前になるが)の話を。
例の“挑戦状”は、実は番組スタッフの要請で後から書いたもの。
でも出演者には、私があれをいきなり送りつけたことにしてあったそうだ。
だから、吉田里深さんは本気で怖がっていたという。
当初の予定では、三軒茶屋の駅では吉田さんが私を呼びに行くはずだったのだが、
そういう事情で伊集院さんに代わったらしい。
室内の撮影は、ファミ通編集部のある、みかみビルで行われた。
私はあらかじめ、向こうから来るであろう質問をいくつも想定して、
それらに対する答えを用意していったのだが……。
台本のない会話は、えてして予想とは大幅に食い違うものであることがよくわかった。
そうなったときのことも想定して、
「会話に間があいたときのギャグ」もいくつか考えていたのだが、
これは私が緊張していたので、すっかり忘れてしまった。
必殺技として用意していた“電脳アタック”もウケ悪し
(提供バックに使われたが)。
スタッフに「電脳アタックは『鉄拳』の技をヒントに開発した」という話をしたら、
当日用意されたソフトが『鉄拳2』。
実のところ私は、『鉄拳2』をやったことがない。
技の出しかたも何ひとつ知らない。
これではカットされて当然である。
ともあれ、長年の悲願だったテレビ出演を果たしたわけであり、
これで知名度も上がるかと思ったが、そう簡単にはいかないようで。
「名もない金ない女ない」の三重苦から抜け出す日は遠いのであった。
ビッグサイトで行われた、アミューズメントマシンショーの話。
ナムコの『レースオン』と『ガンメンウォーズ』のイベントに、
スタッフとして参加した。
間近でピーピングトムを見て感激する。
さて、ゲームのほうの解説。
プレーヤーの顔を取り込めるというのが両ゲームの売り。
今だれと争っているかすぐわかるし、画面もにぎやかになるので、
対戦レースゲームの客層(いわゆるライトユーザー)には受けると思う。
実際、イベント出演者のみなさんが、控室で対戦にハマっていた。
『レースオン』は、ナムコの他のレースゲーム同様、
先頭のマシンは性能が落ち、後方に下がるほど性能が上がるのだが、
この性能の上がりかたが半端じゃない。
だから初心者がゲームマニアとプレーしても、対等に遊ぶことができるのだ。
逆に、マニアにとっては少々物足りないかも。
ただ、トレーラーの下をくぐるという大道芸ができるので、
そちらに走るのもまた一興。
通のかたには、『ガンメンウォーズ』のほうがオススメ。
2班に分かれて争うガンシューティングなのだが、
相手を一人倒すと、倒されたプレーヤーの得点が消えてしまう
(しかもダイヤになってそこらにばらまかれる)ので、
高得点プレーヤーを攻撃するVS守るという駆け引きが楽しめる。
制限時間内のどのあたりで敵をしとめるかが結構重要かも。
東京ゲームショウは、あまりにも人が多くて、どこのブースもまともに見られず。
入口から出口までまっすぐ突っ切っただけで会場を後にした。
気晴らしに幕張海浜公園へ。広大な芝生の匂いが良かった。(続く)