ゲームについて考えることは喜びである

連載『ザ・ゲームパワー』
第一章=社会の中のゲーム<第10回>


 ヒロインである。
 じゃなかった、広いんである。
 10月4日、新宿南口にオープンした、「タカシマヤ タイムズスクエア」
に行ってきた。今回はそのリポートを。
 私が到着したのは夜の7時。高島屋は7時半に閉店してしまう。だという
のに、まあなんだろねこの人波は。まだスムーズに流れていただけましだっ
たのかもしれない。昼間は行列ができていたという話だし。
 ここは、タカシマヤを中心としたショッピングセンター。地上12F地下
1F。タカシマヤだけでも売り場面積は55,000平方メートルに及ぶ。加えて、
渋谷・池袋などではすっかりおなじみの「東急ハンズ」、8F建ての別棟に
なっている「紀伊國屋書店」、和洋中28のレストランが並ぶ「レストラン
ズ パーク」、アミューズメント・テーマパーク「新宿ジョイポリス」、M
YCITYに続いて新宿では2店めとなるCDストア「HMV」、3Dシア
ター「東京アイマックス・シアター」、エステ&ヘアーサロン「ルグラン 
ソシエ」と、さまざまな店舗が入っているのである。
 本来なら全部くまなく回ってリポートしたいところだが、ザ・ゲームパワ
ーは、「ゲームに関するエッセイ」だ。ということで、ゲームに関するとこ
ろだけ、ピックアップしてご紹介することにする。
 まずは紀伊國屋書店から。入口から入っていきなりマンガがずらり。1F
は、「コミック ゲーム本」のフロアなのだ。
 といっても大部分がマンガで、ゲーム本はこの階の一画を占める程度。そ
れでも東口本店のゲーム本売り場に匹敵するだけの面積なのだから、すごい。
 『アンジェリーク』本がやたらとあった。『マジック・ザ・ギャザリング』
の本もある。テーブルトークRPG関係の本もあった。
 ガラスケースの中に、カードゲームが陳列されていた。もちろん『マジッ
ク』もあったが、『RAGE』等、聞いたこともない名前のカードゲームも
いっぱいあった。
 あと陳列されていたのが、Nintendo64のハード&ソフト。なんでだ。
 5Fのマルチメディアコーナーにも足を運んだ。これまた広い。向こうの
棚がかすんで見える。って、ただ単に私の目が悪くてよく見えないだけか。
 マルチメディアコーナーの棚の半分近くを、CD−ROMソフトが占拠し
ていた。CD−ROMのお試し用にと、パソコンまで置かれていた。
 インターネット関連の棚がなかったので、店員に聞いてみると、なんとこ
れがまた別のところだという。この広いスペースにも置ききれないとは! 
行ってみると、棚6つがインターネット関連書籍でぎっしり埋まっていた。
 別棟にある紀伊國屋書店から、連絡通路(夜景がきれい)を通って本館へ。
今度は「東急ハンズ」である。
 7F建ての東急ハンズが、タカシマヤにすっぽり納まったという感じ。
「ゲーム」売り場は1Fにあった。1Fと2Fは天井が高く、エスカレータ
ーで下りてくると、建物内がひと目で見渡せる。
 この景色はインパクトがあった。
 まるで幕張メッセ。
 東急ハンズの「ゲーム」売り場にあったのは、カードゲーム、ボードゲー
ム、パーティゲーム、麻雀、ビリヤード、液晶ゲーム、ジグソーパズル、etc.
 壁に巨大な将棋盤&碁盤&ダイヤモンドゲームのボードがかかっている。
 テーブルトークRPGはなかったが、ダイスは豊富に揃っていた。
 あの100面ダイス(ほとんど球体)もある。
 さて、今度は上りエスカレーターに乗って、11Fまで上がってみる。
 そう、いよいよ「新宿ジョイポリス」に突入である。
 入り口前に、アイスクリームを食べながらたむろする人々あり。なぜかこ
んな所にアイスクリーム屋があるのだ。
 アイスクリーム屋の前を通り、ジョイポリスへと入っていった。(続く)


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