佐賀県東松浦郡玄海町今村字浅湖4112-1 |
1975年10月 |
九州電力 |
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加圧水型軽水炉(PWR) |
1975.10.15 |
55.9万kw |
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加圧水型軽水炉(PWR) |
1981.03.30 |
55.9万kw |
加圧水型軽水炉(PWR) |
1994.03.18 |
118万kw |
加圧水型軽水炉(PWR) |
1997.07.25 |
118万kw |
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典型的なリアス式海岸で、湾が陸側に深く食い込んでいる。後に原発が建設される値賀崎、外津浦を挟んで、その北側には串崎。ここが玄海町と鎮西町の境でもある。串地区と今村地区を結ぶ橋は無く、渡船が運行されている。 |
値賀崎のある突起部に玄海原発は造られ、大規模な造成工事が行われたのだろう。等高線はほぼ無くなった。串地区と今村地区を結ぶ橋が出来、往来は飛躍的に便利になった。その他の部分でも道路の整備は進んだ。 |
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↑原発PR館へ赴く前に、せっかく佐賀くんだりまで来たのだからと観光。まずは東松浦半島の北端にある波戸(はど)岬へ。あいにくと雨模様でした。写真はなんだか電波塔のようにも見えますが、これが波戸岬灯台。他には海中展望塔などもあり、なかなか楽しいスポット。 |
↑波戸岬から名護屋城跡までは4kmほどの道のり。バスの便が悪いので、私は呼子から呼んだタクシーを使いました。日本史の授業でも習った通り秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の際に築かれた城。秀吉の死後廃城となり、建物は破却されたり移築されたりして現在では全く残っていません。 |
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↑城跡に隣接して「佐賀県立名護屋城博物館」があります。秀吉の朝鮮出兵は、戦乱の時代から天下泰平の時代へと移行するきっかけとなる大きな事件ということで展示物も充実しています。上写真は当時の名護屋城の姿を再現した模型。天守閣もある実に大規模なものだったことが分かります。 |
↑ここから主目的地である「玄海エネルギーパーク」まで約5km。やはりバス便が悪いので先ほど乗車したタクシーをまた利用します。タクシー代は痛いけれど、運転手さんとの会話で地元の生の情報を聴くことが出来るのが有難い。途中「串崎」という所へ寄ってもらいました。海の向こうに原発の建物群を眺めることの出来るスポットです。 |
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↑「玄海エネルギパーク」へ到着しました。左側の先が二つに割れている建物が、原発関連の展示物のある「サイエンス館」。右側の平たい円形の建物が「九州ふるさと館」。 |
↑受付の裏側に鎮座しているのは、九州電力のキャラクター「みらいくん」。九電ブルーのウェアを着用しており、誕生日は電気記念日の3月25日とか。これから嫌というほどこの「みらいくん」の姿を拝むことになります。 |
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↑これが「みらいくんファミリー」。左上は「みらいくんパパ」、その下は「みらいくんママ」、右上は「はるかちゃん」、その下は「きぼうくん」。こんなこと覚えて何かの役に立つのであろうか。 |
↑「サイエンス館」の内部。4階までらせん形のスロープが通じ、その中央の吹き抜けの空間に実物大の原子炉模型がデンとそびえています。 |
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↑サイエンス館の中央にあるのが、玄海原発4号機の実物大模型。高さは13メートル、重量は410トン。建物の通路が狭いので全景を写真に収められません。 |
↑その実物大模型の下部にはスクリーンがあり、原子炉の仕組みについてビデオが上映できるようになっています。ただいま「みらいくん」が説明中。 |
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↑玄海原発3,4号機の原子炉格納容器は大きな圧力に耐えられる「プレストレストコンクリート工法」(PCCV)を採用しています。上部は半球形。第5の壁である「外部しゃへい壁」と一体になっているのも特徴。 |
↑国内初のPWR(加圧水型軽水炉)用の訓練シミュレーター。アメリカ製で福井県敦賀市内に設置され、1974年から24年間、PWR機を持つ各電力会社の運転員の訓練のために使われたとか。 |
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↑玄海原発の1号機の運転開始は1975年で、間もなく40年の寿命を迎えようとしてます。電力会社は経費削減のため寿命延長に熱心で、ここにも「原子力発電所の高経年化対策」という展示パネルがありました。 |
↑サイエンス館の4階は展望ルーム。原発はすぐ隣なのですが、雨が激しいためやや視界が悪いです。 |
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↑ズームしてみます。左側から2号機、奥の方に半分ほど見えるのが4号機、1号機、3号機の順です。1,2号機は円筒形、3,4号機は上部が半球形になっています。 |
↑サイエンス館を一通り巡り、隣の棟にある「九州ふるさと館」へ。佐賀県のご当地ものだけではなく、なぜか九州各県の祭り、民俗芸能の模型が飾られています。上の写真は「博多祇園山笠」の曳山の模型。ゆっくりし過ぎて時間が無くなり駆け足でざっと回りました。 |
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↑サイエンス館とふるさと館にはスタンプコーナーがあり、5つ集めるとこの記念のティッシュが貰えます。 |
↑PR館を出ると雨はいっそう激しくなっていました。交通機関がストップしてしまってもおかしくないほどのどしゃ降り。これから博多まで無事たどり着けるのだろうか。エネルギーパーク前より出るバスに乗り、唐津の町へ向かいます。 |