その17
名山を仰ぎながら
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小淵沢駅→蔦木宿→とちノ木→→富士見駅
旅行日 '01年11月18日
所要 約9時間
中央本線、長坂〜小淵沢間の車窓から。多くの乗客は車窓右手の八ヶ岳、または左手の甲斐駒ケ岳に目を奪われるだろうが、実はこの区間日本第2の高峰、北岳(3192m)も見ることができる。写真稜線上、チラッと頭を覗いているのがそれ。
上蔦木の日蓮上人の高座石。文永十一年(1274)年、流罪を赦された日蓮は佐渡から鎌倉へ、その後は身延に草庵を構えることになったが、その合間にこの付近も訪ね布教して回ったとのこと。巨石の上には小祠があり上人の坐像が安置されていますが蜘蛛の巣が張っていたのが少々気になりました。
甲州街道第43番目の宿蔦木(つたき)宿。写真はかつて本陣あった場所、現在の下蔦木交叉点。立派な本陣表門がひときわ目を引きます。何度か移転を重ねた上、元の本陣跡地へと戻ってきたらしい。
江戸より46番目の一里塚とのこと。この区間は道筋が変わっており、国道の路肩にある石製の標識とがかろうじてその昔を伝えているのでありました。標識の横の説明書きを読むと
「慶長十五年(1610)江戸日本橋ヨリ四十六里ニ築キシ塚ナリ。道ノ西側ニ作ルヲ本体トスルガ此所ハ片塚ナリ」
資料に寄ればこの付近机と呼ばれる地域には石葺き屋根の家屋が残るという。ホントにあるなら是非見てみたい所だが何せ手元の資料は20年以上前に発行されたものである。そしてやはり近代的な住宅が立ち並ぶだけの所となっていたのでありました。
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