ゴスペル よい知らせ キリストをあなたに @31church.net
   キリスト教に関するQ&A

     Q.13 ブッシュ大統領のキリスト教原理主義とは?
     Q.14 キリスト教国アメリカは何故好戦的か?


 Q.12
キリストの福音(よい知らせ)はどういう意味で「よい知らせ」なのですか?

 A.
まず第一に「すべての災いの原因である罪」の赦しと地獄の火からの救いがキリストにあるからです。聖書が言う罪は国家の法律ではなく神の法律(律法・十戒)に対する違反です(キリスト教案内〈9〉十戒について参照)。罪に対する神の裁きは「火と硫黄の燃える池」で永遠に苦しむことです(黙示21:8)。罪の赦しはこの地獄の裁きからの救いをもたらします。人は永遠を思う心が与えられています(伝道の書3:11)。今、胸に手を当てて冷静に考えて見てください。7〜80年のつかの間の幸せを手に入れても、死後地獄で永遠に苦しまなければならないなら、その幸せに何の意味がありましょう。
 ★「よい知らせ」の第二は、この世と来るべき世で永遠の命を手に入れることです。「永遠の命」とは唯一のまことの神と神が遣わされた救い主キリストを知ることです(ヨハネ17:3)。聖書が「知る」と言う時、それは人間の三要素<霊・心・からだ>の全身全霊で交わって知ることを意味します(創世記4:1)。この世と来るべき世で永遠に神とキリストと交わって、その命・平安・喜び・力・正義・聖さ・愛を日々深く新しく味わうことです。
 第三に、
この救いが自分の行いによらず、キリスト信仰によってただで与えられ(ローマ1:16)、しかも信仰さえ神からのプレゼントなのです(エペソ2:8)。
 ★「永遠の命」は世の終わりのキリスト再臨の日に完成しますが、この世に生きている間すべてのキリスト者はその前味を味わっています(1ペテロ1:8,9)。霊と心(精神)において平安・喜び・命・力・罪と悪のやみの力(サタン)に対する勝利、身体において癒しと健康を味わっています。主なる神は、霊魂の救い主であられると共に肉体の癒し主です。主は言っておられます。「わたしは主であって、あなた方を癒す者である。」(出エジプト記15:26)。医療と薬剤の進歩によってキリスト者の中にも神に祈って癒されることより医薬に頼る人が多くなっています。それを罪とは申しません。しかし、病院の医療ミスによる死亡事故などの事件多発をキリスト者は医者や薬に対する過信を戒める神からの警鐘とみるべきです。すべてのキリスト者に神の癒しに対する信仰がある訳ではありません。けれども、聖書は信じて祈る者に癒しが与えられると約束しています(マルコ11:24;同16:17,18;ヨハネ14:12;1コリント6:13;ヘブル13:8;ヤコブ5:14,15;1ペテロ2:24)。
 ★現今、一部の教会で霊・心・身体の救いを三重の福音と呼び、からだの救いを拡大解釈して、キリスト者はこの世で金持ちになれると教えています。しかし、聖書は「富むことを願い求める者は誘惑とわなとに陥る。・・・金銭を愛することは、すべての悪の根源である。」(1テモテ6:9,10)「人は神と富との両方に仕えることはできない。」(マタイ6:24)と明確に金銭愛を戒めています。

キリスト紀元2003年 6月 1日公開


 Q.13
米国のブッシュ大統領のキリスト教原理主義とは何ですか?

 ★イスラム原理主義というグループが世界を騒がせている時だけに、キリスト教の過激派と間違われそうな名称ですが、キリスト教原理主義と世間がいう原理主義とはファンダメンタリズム(Fundamentalism=根本主義)のことです。原典聖書を無謬の(一点一画誤りなき)神のことばと信じ(マタイ5:17〜19;黙示22:18、19)、これを信仰と生活の規範とする保守的プロテスタントキリスト教の立場を表現することばです。イスラム教のコーランとキリスト教の聖書とが互いにまったく異質のものなので、同じ「原理主義」の名で呼ばれても両者はまったく関係ありません。
 ★現存する聖書は原典そのものでなくほとんどが写本ですが、比較研究により限りなく100%に近い正確さで原典本文は復元されています。聖書は神の御霊に導かれた預言者たちが神のことばとして記したものであり、その預言者たちもキリストも無謬の神のことばであると主張しています。そして、その内容が一見科学や考古学と矛盾するように見える箇所も、科学や考古学の進歩・発達とともに聖書の正しさが立証されつつあります。聖書の記事で、今までに誤りを立証された箇所は一箇所もありません。聖書は聖書記者たちによって書かれて以来、一度も改訂版というものが出たことがありません。

キリスト紀元2003年 6月 1日公開


 Q.14
キリスト教国アメリカはなぜ好戦的なのですか

 
★アメリカのようにキリスト教徒が圧倒的多数の国であり、しかもその国の大統領もクリスチャンであると公言しているのであれば、誰もがその国が国際的にも善良な働きをしてくれるものと期待します。
 ★しかし、アメリカの最近の行動、特にブッシュ大統領になってからの過度に好戦的な姿勢は世界中の反感を買い、キリスト教に対するイメージをも大いに傷つけ、多くの人々をつまずかせる結果となっています。
 ★アメリカは民主主義の布教者として、世界の国々の政治に干渉し、時には武力を使って目指す相手国を屈服させようとする、単純な「世界の警察官」を自認するガキ大将的国家かと思っていたら、それほど純情な国家ではないことがはっきりして来ました。
 ★9.11のニューヨーク同時多発テロはブッシュ大統領の認可を受けて、米国CIAが起こした米国政府の自作自演の事件であった可能性が濃厚になって来たと巷でささやかれています。
 ★アメリカは第二次世界大戦以降、巨大な軍産複合体(註1)国家となり、世界の警察官という表向きの顔で世界のどこかで絶えず戦争を続けて行かねば生きてゆけない国となりました。
 ★東西冷戦時代が終わり、アメリカは新たな戦争の要因としてテロに眼を付け、「アルカイダ」という「CIAテロ作戦名(註2)」のもとに新たなる、目標の定まらない世界戦争を開始したと見られています。
 ★テロ戦争の名の下にアフガニスタンで米国が戦争を行った本当の理由は、カスピ海からパキスタンのカラチ港に通じる石油パイプラインのアフガン内敷設実現にありました。
 ★大量破壊兵器の保有を理由にアメリカがイラクに侵攻した本当の理由は、イラクの石油と世界
基軸通貨(註3)としてのドルの地位を守るためであったと言われています。
 ★2000年、イラクのサダム・フセインはイラクの原油決済通貨をドルからユーロに切り替えました。これを境にイラン、北朝鮮、OPEC(中東原油輸出機構)諸国も決済通貨をユーロに切り替える動きが出てきました。もし中東産油国総ての原油決済通貨がユーロになるとドルは暴落し、アメリカ経済はユーロに支配され、ドルは世界の基軸通貨の地位を追われることになります。
 ★米国のイラク占領後、ドルは基軸通貨の地位を守り、ロシア、フランス、中国の手にサダム・フセインから渡っていたイラクの油田利権はアメリカが奪い取りました。

 ★アメリカは世界一の借金大国で、日本政府が米国国債を世界一大量に買い取ることによって米国の借金を肩代わりしている形になっています。
 ★アメリカは日本などから流入するぼう大な資金(借金)で兵器を造り、戦争を続けており、自国内の高額所得者への減税を実施しているのです。世界の武器輸出は国連常任理事国である米英仏露中の5カ国が世界の80%以上を占め、その中でダントツなのが世界の武器輸出の50%を占めるアメリカです。
 ★このように不健全な国家アメリカ政府とブッシュ大統領を米国福音主義キリスト教会が熱狂的に支持して来たのは、彼ら米国福音主義キリスト教会指導者の多くの「富と神とに兼ね仕える」反キリスト的腐敗した信仰によるものと言わなければなりません。

 
「誰でも二人の主人に兼ね仕えることは出来ない。一方を憎んで他方を愛し、あるいは、一方に親しんで他方をうとんじるからである。あなた方は、神と富とに兼ね仕えることは出来ない」 (マタイ6:24)

 ★このようなアメリカの福音主義キリスト教会指導者並びに彼らの支持するブッシュ大統領は、聖書が認めるキリスト教会指導者でも、キリスト教徒でもなく、終わりの日に現れる反キリストの精神(イルミナティ・フリーメーソン)に突き動かされた人々であり、悪のパン種によって腐敗した人々であると言わざるをいません。
 ★しかし、悪のパン種によって腐敗した教会の中にも神の国が存在するように
(パン種のたとえ/マタイ13:33)、アメリカの福音派教会の中にも純粋で健全な聖書信仰に立つキリスト者が大勢います。
 ★日本政府もアメリカ従属主義を続けて、アメリカと心中する道から正気に返って、日本国民主権の真の民主主義の自立国家樹立を目指してもらいたいものです。


註T 軍産複合体

 英語はmilitary-industrial complex 軍部と軍需産業とが密接に結びつき国内の産業経済に大きな影響力をもっている体制をいう。産軍複合体。gooの辞書による

註2 CIAテロ作戦名
 トルコのテロ専門家は大衆紙ザマンに対し「アルカイダという名前の組織は存在しない。アルカイダとは、テロ戦争を永続できる状況を作ることを目的としてCIAなどの諜報機関が行っている作戦の名前である」「テロ戦争の目的は、常に低強度の危機が持続している状態を作ることで(アメリカが世界から頼られる)単独覇権体制を維持することにある」と述べている。
田中宇の国際ニュース解説

註3 基軸通貨

 米ドル、ユーロ、円、ポンド、スイスフランなどの中でも、中心的な役割を果たし、支配的な地位にある通貨のことを、基軸通貨(Key currency)と呼びます。
 基軸通貨の条件は次の3点に集約されます。(1)その国の経済が高度に発展していて、政治的影響力や経済力が強大であること(2)世界貿易に占める割合が大きいこと(3)国際金融市場が発展している国の通貨であること。
 簡単に解説!金融用語
より

その他の参考サイト
T.増田俊男の世界「時事直言」平成17年7月11日309号他

U.角笛―終末の警告

キリスト紀元2006年 3月 20日更新



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