久々のスポーツ生観戦 −カーリング− (2006.12記載) -2007.01.08Up

 先日、久々にスポーツ観戦にいってきた。スポーツが大好きなくせに、以外に生観戦は行っていない。これだから腰が重いといわれてしまう。。。

 生観戦の良いところは、何といっても「自分の目」で見られることと周りの雰囲気というか臨場感を体感できることだ。ボクはプレー自体を観るのが目的なので、過度のうるさい応援などは正直なところ迷惑に感じる。観戦する席の位置は極めて重要だが、良い位置を確保するのはなかなか難しく、TVの方が遙かにましという場合も少なくない。このあたり難しいですね〜。

 思い出してみると、前回生観戦に行ったのはサッカーのトヨタカップだった。何年前だっただろうか、リアルマドリードが来た時だ。とってもありがたいことに入場券を頂くことができたので、ジダンやロナウドのプレーが見られると横浜スタジアムまで喜び勇んで行ったのだ。だがしかし、只券を頂いておきながら心苦しいのだが、純粋にサッカー観戦という視点では正直がっかりだった。席はゴール裏の中段やや後ろの辺りだっただろうか、とにかく試合の様子が全く分からないのだ。遠すぎて遠近感が無く、ボールと選手が左右に動いているのが小さく見えるだけで、プレーの様子が全く分からないのだ。サッカー観戦は大昔から何度もしているが、こんなにひどいのは初めてだった。横浜スタジアムのゴール裏からのサッカー観戦があれほどひどいとは思わなかった。もし金を払うのだとしたら、これは詐欺だと思った。こんな席二度と来るか!横浜スタジアムなんかもう二度と来るか!と思った。

 ところで、かつてボクが行ったスポーツ観戦といえば、サッカー、プロ野球、ゴルフ、テニス、スキーというところだろうか・・・。

  • ボクが愛してやまないサッカーには何度もいろいろ行っている。一番思い出深いのは、ペレの初来日だ(年がばれるな〜〜)。学校の午後の授業をサボって見に行った。今での目に浮かぶ感動の試合だった。
  • テニスは一回だけだけど、クリス・エバートだ。(ふるいね〜)
  • ゴルフはピクニック気分で出かけると面白い。お弁当を手に芝生の上でのんびりとプレーを見るのは楽しいものだ。岡本綾子さんのプレーなど見た。観戦したゴルフ場で自分もプレーするとプロの凄さがよく分かる。
  • スキーでは、富良野でステンマルクの大回転の滑りをみたこともある。
  • プロ野球観戦も何度も行っているが、最も精力的に行ったのは江川が巨人に入団した翌年だ。当時はマスコミの江川批判がひどかったが、ボクのお目当ては彼の投球だけだった。つまり巨人戦を見るのが目的ではないので、彼が登板しなければ意味がないわけだが、こうなると入場券を買うのが難しい。その時は自分が巨人のコーチになったつもりで、投手のローテーションを考え、更に天気予報も考慮して、いつの試合に出るかを予想して前売券を買いに行った。そのシーズン6回行った内、5回的中して彼の登板だったのがボクの自慢の一つだ。野球に対する新しい見方を発見した気分で、もの凄く面白かった。野球については、江川引退後急速に興味を失ってしまい、再度興味が湧いたのは野茂の大リーグデビューだった。そう言えば、野茂の大リーグ一年目、たまたまサンディエゴに出張した際に現地の友人に晩飯でも一緒に食おうと連絡をとったら、その日は野茂の試合の野球観戦があるからダメとのことだった。もしかしたら券が手にはいるかもしれないと言われ、お願いすると、確保できたとのことで、その夜はカンセコスタジアムで野茂の投げるドジャースの試合、しかも優勝を決めた試合を友人と見ることができた。世の中こんなラッキーなこともあるのだ。

 さて、今回はカーリングである。カーリングは、長野オリンピックの敦賀君に感動し、そして今回はトリノオリンピックの小野寺さん・林さんである。そんなこんなで、今年の4月に初めてカーリングを体験し、そして2度目は10月で、なんと初級者大会に参加してしまった。こんなに面白いスポーツがあったのかと驚嘆するほどその面白さは確認済みだが、試合観戦は初めてである。カーリング大会の東京開催もまた有料での開催も初めてとのことだが、場所は西武新宿線・東伏見駅近くのアイスアリーナだ。通常はアイスホッケーまたはスケート場として使われているのだろうが、4つのカーリングシートが見事に作られていた。
  

 お目当ては、ミーハーと言われそうだが、当然「チーム青森」だ。トリノオリンピックでの小野寺さん・林さんに感動したボクとしては、そのチームメイトの寺田さん、目黒さん、マリリンが引き継いだチームには注目せざるを得ない。、11月25日(土)はパシフィック選手権・準決勝で、チーム青森は対中国戦だった。最初に2勝した方が勝ち上がりだ。結局、午前・午後と二連敗を喫して決勝進出はできなかった。男子も二連敗だった。試合そのものはとっても面白かったのだが、日本代表の負けゲームばかりでやっぱり気分は盛り上がらない。チームの皆さんの笑顔をほとんど見ることもなく、その点ではとっても残念だった。
  

 さて、感想だ。プレミアシート・SS席・S席・自由席の席割りなど入場券に関してはムチャクチャ不満があるが、トリノで解説した小林宏さんの場内解説がFM電波で流れていて、これはとっても良かった。他のスポーツでも見習って欲しいと思った。残念だったのは、私が行った25日だけ、小野寺さん・林さんお二人の解説がなかったことだ。尚、わが家にも関連の深い「11月25日」は小野寺さんの誕生日らしい。

 カーリングというスポーツは、観戦に良い位置(席)が少ないスポーツだと思った。なので、ハウスを上から見た映像を場内で画面に映すなどの工夫は是非考えて欲しいと思った。改善点は他にもまだいくらでもあろうが、カーリングの試合を存分に楽しめ、大満足である。複雑なストーンの配置では、どこをどう狙ったら良いかなどいろいろ考えてしまう。やっぱり面白いと再確認した思いだ。
 

 その他、気づいたことなど以下に!

  • 会場はとても寒かった。ズボンの中にジャージも履いていったが、それでも足下は寒かった。熱いホットコーヒーを魔法瓶(水筒)に入れていったが、正解だった。
  • カーリングでは、近いから良い席というわけではない。やや高い位置から観戦しないとストーンの配置が分からない。一番安い自由席がかなり良い席だった。プレミアシートとかいって高く売りつけておいて、チーム青森の観戦には最悪なんて席もあった。あれはひどいね!。席割りは反省すべき!
  • ほとんど指定席だったが、程々に空いていて適当に席を選んで観戦できたことは良かった。
  • 場内でのFM解説がとっても良かった。解説はトリノの小林宏さん。
  • ストーン配置を確認できる真上からの映像を大画面表示すべし。これはカーリング大会を有料で興行する際の重要課題だ。
  • 東伏見駅周辺は食堂が少ない。昼飯は田無駅まで行ってしまった。。。ちと高いが武蔵野食堂は美味かった。(デザートは今一だったが)
  • チーム青森のみならず、他のチームも皆さん素敵でした。ボクには、特に寺田さんがとってもカッコよかったのが印象的でした。
  • チーム青森のチームとしての完成度はまだ低い。初めての公式試合だし、今後に期待しよう。
  • 特に観戦した準決勝では二連敗して決勝進出ならずだったので、ほとんど笑顔が見られなかった。でも、結果は出せなかったけど、皆さんとってもいい顔をしてました。その思いや志しの高さが表情に出ていて、とっても美しいと感じました。
  • マリリン マリリンと寺田さん

 次の注目は、12月16,17日の世界選手権代表決定戦だ。チーム青森とチーム長野が日本代表を争うのだが、これはTV放送もあるようで、17日の晩にNHK−BSであるらしい。

以上(12月初旬頃の記載)

【追記】

 世界選手権代表決定戦は、チーム青森が3勝2敗でチーム長野に勝ちました。最終戦をTVで観たが、一投で流れが変わる緊迫した試合はもの凄く面白かったです。それにしても、マスコミ報道はマリリン一色でどうかしてます(今回もいつものようにインチキ報道が目につきました)。チーム青森の皆さんはもとより、ライバルでもあるチーム長野の紹介もしっかりして欲しいです。チーム長野、頑張れ!!

 世界選手権は3月に青森であるそうです。青森、遠いな〜〜。

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