トリノオリンピック カーリングに感動! -2006.02.22Up カーリングに熱狂した。トリノオリンピックは女子カーリングの大会だった。 カーリングといえば長野オリンピックの敦賀選手だが、今回は「チーム青森」の娘っこ達にやられた。。。スウェーデン戦を見て感動したので、雑記を書き始めました。ここに掲載します。 (2006.02.21) 【カーリング:カナダ戦、スウェーデン戦】 18日カナダ戦、スウェーデン戦は見ごたえのある素晴らしいゲームだった。 1勝3敗で迎えたカナダ戦、スキップの小野寺選手のショットが冴えて勝利を得た。最終エンドの最後の二投のダブルテイクアウトとヒットステイのスーパーショットには「よし!」と声がでる。。。チーム皆が喜ぶ姿は、トリノオリンピックでボクが始めて見る、日本選手が気持ちよく喜ぶ姿であった。こっちまで嬉しくなってくる。
それまでのゲーム(3・4戦目)では、小野寺選手のイージーミスが原因で負けていた。見ていたボクも「それをミスしてたら勝てやしないよ〜」とか、ついつい批判のコメントを口走っていたが、一番辛かったのは小野寺さん自身だったろう。前回のソルトレーク五輪では屈辱的な連敗を喫したそうで、今回の出場に寄せる思いはひとしおだっただろうと思う(ボクはそれまで全然知らなかったが、林さんと小野寺さんはチーム「シムソンズ」でソルトレーク五輪にでて、初戦のアメリカ戦を5点リードから大逆転負けし、その後7連敗を喫したそうだ)。カナダ戦の勝利で以前の悪い記憶を払拭でき、これで初めて普段の実力が出せるようになったのではないかと思い、このあとのゲームに期待したいと思った。。。
カナダ戦に勝った18日は、優勝候補で最も実力・実績のあるスウェーデン戦もあった(スウェーデンチームは、ヨーロッパ6連覇、2005年世界一)。一日に2試合とは大変だな〜。日本では深夜3時ごろだが、ちょっと見出すと日本チームは快調だ。。。こりゃ、いけるかも!。もうやめられません。。。よく曲がるレーンをつかみ切れてないスウェーデンチームがミスを重ね、日本チームは良いショットの連発で、3点先行。スウェーデンが2点取って迫るものの、すぐに2点取り返して、前半は5−2と先行する。後半はスウェーデンのものすごい追い込みで、終に5−6と逆転されるが、最終エンドは日本の後攻である。有利なはずの日本だが、スウェーデンの猛攻に一進一退ピンチ!。最後、小野寺さんの中心へのドローの一投が決まってなんとか同点に追いついた。 延長戦は日本の先行で不利だ。しかし、スウェーデンのミスショトにも助けられて、ギリギリの攻防になる!。双方のスキップが放つベストショットの応酬の結果、後攻のスウェーデンが一点を獲得して勝利をものにした。さすがスウェーデンチームだ!劣勢を自分たちの得意な戦い形式にもっていく試合運びの美味さを感じざるを得ない。日本チームも健闘する。素晴らしいゲームに感動しました。。。長野五輪での男子カーリングのアメリカ戦(敦賀君のショット)を思い出します。緊迫したスキップ同士のベストショットの応酬に、結果は負けてしまいましたが、よくやった!と拍手を送りたいです。この調子で残りの3試合も頑張って欲しいと思います。頑張れ、日本カーリングチーム!!
(2006.2.19) 【今回のトリノオリンピックに感じたこと】 ところで、今回のトリノオリンピックを見ていて全般的に感じたことなどを書いておこう。
(2006.2.19) 【カーリング、イギリス戦】 イギリスは可哀想なぐらいミス連発の中、日本の四人は快調に進めて、3−1で迎えた第5エンドは日本のストーンが5つもあるめったにないパターン、結果3点獲得のビッグエンドとなって前半をおえた。やった〜。この調子で後半もいってくれ〜〜!。刈屋アナの「さあ、マリリンです」の声も嬉しそう!。 さあ、後半だ。あぁ、なんだかよく分からないけどピンチー!。。。3点取られた〜〜。次のエンドも危なかったけど頑張って、後攻だけど1点で7−4だ。やっぱ、攻めの姿勢が必要だね〜。 第8エンドは、小野寺さんのテイクアウトが冴えて、1点を取らせてOK。 第9エンドは、ほとんどのストーンが画面に残るというストーンだらけの状態だ。。。最後は、イギリスのスキップがミスして、小野寺さんがぴたっと止めて、3点!。これで、イギリスチームのギブアップで大勝利! 完勝でした。おめでとう!素晴らしいです。感動です。残りの2試合もこの調子で頑張れ!。
以上、試合を見ながら書きました。。 (2006.02.20) 【強豪との3連戦(対カナダ・スウェーデン・イギリス)を見終わって…】 いやーよかったー。今回のオリンピックでは始めて気分良く見終わった。充実の週末でした。女子カーリングです。強豪との3連戦(対カナダ・スウェーデン・イギリス)、素晴らしかったです。土曜日のカナダ戦、スキップの小野寺さんがダブルテイクアウトのスーパーショットを連発して、勝利です。深夜3時からはスウェーデン戦。一番の強豪チームだという。いい勢いと相手のミスも手伝って有利に試合を進めるが、ガンガン攻められて一進一退の白熱したゲームになる。最善を尽くした日本だったが、最後にここしかないという見事なドローショットを決められて、惜しくも負けてしまった。しかし、「負けて悔い無し」というゲームだったし、良くやったと拍手を送りたい。翌日は、前回金メダルのイギリスだ。イギリスのミスにつけ込んで前半はいい感じでリード。しかし、後半直後にイギリスの反撃、イギリスのペースに持ち込まれそうになるが、何とかしのいで突き放つ。最終エンドを待たずしてギブアップさせる見事な勝利であった。 カナダ戦辺りからレーンが遅くなったようで、良く曲がるようになった。第3戦、第4戦(対ノルウェー、デンマーク)はレーンが早くてあまり曲がらなかった。早いレーンをコントロールできなくて、小野寺さんのドローショットが止まらずに負けていた。ゴルフのパッティングも早いグリーンでの距離感が難しい。距離感が難しいと曲がりのコントロールも難しくなるし、ミスの度合いが拡大する。普段の小野寺さんの実力を知らないが、早いレーンは苦手なのだろうか?。様々なレーンコンディションでの経験が必要なのだろうが、国内に競技場が沢山あるとは思えない。画一的なコンディションでやることが多いのだろうか?…とか思った。いずれにしても、「あれじゃあ勝てないよ〜」と批判的にみてしまったのは正直なところだった。 しかし、レーンが遅くなったのが良かったのか、カナダ戦を切っ掛けに普段の実力と自信がもどったのか、スウェーデン戦、イギリス戦は見事でした。TVの前で、声をあげてガッツポーズをして、そして拍手してました。。。素晴らしいです。感動しました。久しぶりに爽やかな気分で見終わりました。 さて、今回のオリンピックは全般的に成績が思わしくないこともあって、ボクはフラストレーションがたまっていたようだ。カーリングだって、まだどうなるか分からない、というか予選突破も苦しい状況だ。しかし、いい試合を見せて貰って、とにかくとっても嬉しい気分だ。 カーリングという競技はいいなあーと思う。オリンピックで、約2時間半の試合を少なくとも9試合できるのだから。。。スピードスケートのように、間が悪ければ自分自身一回のフライングで失格ということにもなりかねない。1分か2分の競技時間で終わりということもない。良くも悪くも参加した実感が確実に味わえる点では、いい競技だな〜と感じた。競技中の個人個人もアップでたっぷり映し出されるし、妙なめがねやウエアを付けるわけではないので、普通の姿が映し出されている。なので、日本チームの皆さんの様子が良く分かって、なおさら好感を抱いた。NHKのアナウンサーなんか、「マリリン、マリリン」を連発して、ついには「マリリンショ〜ット」まで出てしまった。。。 ボクも、チームの皆さんの気合いの入った表情や喜ぶ表情など見ているうちに、真剣に取り組む姿の中に適度なキャピキャピ具合が感じられて、とても良い感じを抱いた。外国はオバハンチームが多い中でこの若い娘っこチームは、結構なインパクトだ。勝ち進んで皆の知るところとなれば、国際的にもかなりの人気が出るのではないだろうか。。。とか思った。 (20060220) 【イタリア戦】 ボクのシナリオでは、「最下位のイタリアには無難に危なげなく勝利し、スイス戦に全力で当たって辛くも勝利する。」というものだった。一試合2時間半の集中を一日に2回も切らさずに続けるのはかなり苦しいと思った。ましてや、激闘三連戦の後である。少しでも予選最後のスイス戦にエネルギーを残さないといけない。。。 早めに帰宅するとすでにゲームは中盤である。ゲゲッ!競っている。聞くと、萌絵さんがミスっていると。。相手のスキップが調子いいと。。。2−2で後半戦だ。 うぐ〜〜、第7エンド、スティールされて4−2だ。。。まずいよ〜!しかし、次の第8エンドにチャンス到来。3点取れるかも。。。ここで逆転すれば、第9エンドは1点取らせて同点、最終エンド後攻で断然有利!。しかし、しかし、小野寺さんの最終ショットはちょっとずれてステイできずに2点止まりだ。。。こういう流れはまずい。第9エンドは一点を取らせなければいけないのだが、案の定うまく行かずに、そのまま最終エンドへ。4−4の同点で最終エンドを先攻で迎えるのはむちゃくちゃまずい!しかし、ギリギリの攻防で小野寺さんのみごとな最終ショットがセンター近くに決まって、あとはイタリアの一投に託すのみ。。。好調のイタリアスキップもこの難しいショットを決めることができず、日本は奇跡の逆転勝利を飾った。。。小野寺さんがカメラに「おばあちゃん、勝ったよ〜。」と言う。狂喜乱舞である。放送席も叫んでいた!
いや〜〜心臓に悪いゲームだった。もうこれでダメだと思ったよ。しかし、望みは繋いだ。あと一試合。ホントは一晩寝て調子をリセットして臨んでもらいところだが。。。スイス戦の試合は深夜3時かららしい、中継は4時からだという。。。5時頃にでも起きられたら応援しよう(で許して欲しいと思った)。。。 .。。。。。。。。。。。 目が覚めた。時計を見ると5時15分ぐらい。。。おぉ!ちょっと寝過ごした。。。でも、5時半ぐらいまではあるはずだから、最後の応援ができるぞ!と思ってTVをつけると、え!なで?!ハイライト(放送)が始まったところだ。。。。?いや〜な予感が走る。。。トイレも我慢してハイライトに見入るが、なんとマリリンのショットがストーンに当たらずにスルーしていく。。。ガーン!。次は何と4点も取られるシーン。。。第5エンドも1点取らされるだけ。。。前半終わって7−3はショックだ。 後半が始まる。第6エンド、1点スティール。おぉ頑張るな!。第7エンドも1点スティールして7−5と迫る。連続スティールはなかなかできない。これはひょっとかして。。。しかし、第8エンド、ピ〜ンチ。試合が速く終わった理由が脳裏を走る。。。。万事休す!やられた。。。残り二エンド残してギブアップ:ある意味、玉砕。花と散った感もある。ボクが寝過ごして応援できなかったからいけなかったかな〜〜とか浮かんでくる(思いが強いとそんな気持ちになってしまうものだ。。。)。いやな予感が現実のものと…。脱力感。ボクのトリノオリンピックは終わった。。。
しかし、この数日間、感動をもらいました。素晴らしかったです。本当によくやったと思う。メダル獲得ではないけど歴史を作りました。小野寺歩さん、林弓枝さん、本橋マリリンさん、目黒萌絵さん、そして2試合だけだったけど寺田桜子さん、パチパチパチパチパチ!! 今後のことは、『五輪を一区切りと思っていました。時間を置いて考えたい。今は何も言えませんね。』との小野寺さんのコメントですが、できることなら、しばし休息をとったらまた続けて欲しいと願っています。 (2006.02.21) 【映画:ボクのシナリオ案】 カナダ戦があった18日、映画「シムソンズ」が公開されたという。「シムソンズ」とは、小野寺選手、林さんが以前に所属していたチームのことである。1991年、中学一年のときに同級生仲間で結成し、2002年ソルトレーク五輪に日本代表として参加したチームだ。映画では、「長野五輪後に高校生仲間でカーリングチームを結成、北海道大会に出場・・・」という設定とのことだが。。。 ボクは、小野寺さん達のソルトレーク後の歩を知って、この映画の続編のシナリオが既に実話としてあると思った。コメディではなくヒューマンドラマとして。。。
夢を追った娘っこ(女性アスリート)達の苦悩と苦難、努力と成功。そのまま、ドラマになると思いませんか?? 【参考になります】
(2006.02.23) 【最後に書き残したことなどを。。。】
-2006.02.26
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