免疫調整剤
免疫抑制剤
生物学的製剤
2000.11作成 2008.11更新
抗リウマチ薬とは
抗リウマチ薬は免疫に関係する細胞に働きかけ、異常になった免疫系を元の状態に戻して、病状の進行を止める薬です。抗リウマチ薬には、免疫調整薬と免疫抑制薬、そして最近使われ始めた生物学的製剤があります。

服用を開始してから、治療効果が出るまで1〜3ヶ月かかりますが、効果が出ると、しばらく寛解状態が続きます。ただし薬により、特徴的な副作用が出ることがありますので注意が必要です。

患者により、特定の薬に反応しない人もあるので、試行錯誤を繰り返しながら、最も適した薬を選択することもあリます。副作用も、人により出る人と出ない人があるので、その薬が患者さんに合うかどうか検査して注意します。

免疫抑制剤を早期の関節リウマチに投与すると、将来の関節破壊が防止できるといわれています。また、生物学的製剤では、糜爛が修復されることもあると言われています。いかに早く適切な抗リウマチ薬に出会い治療が出来るかが大きな分かれ道になります。
抗リウマチ薬として、現在承認されている薬は13種類あります。以前は、効果の弱いものから順番に使われていましたが、最近では最初から効果の強いものが使用されるようになって来ました。
免疫抑制剤
メトトレキサート リウマトレックス2mgカプセル・メトレート錠2mg・メトトレキサート錠2mg・メトトレキサートカプセル2mg・メソトレキセート錠2.5mg
体内で有用な仕事をしているほかの免疫細胞の働きまで抑制するので重い副作用の可能性がある。
使用開始から1ヶ月でその効果が見られる。
投与方法は、週1回1〜4錠を経口投与。
肝障害の予防に2日あけて葉酸を1週1錠服用。
サプリメントに含まれる葉酸に注意
効果が低下します。
口内炎・間質性肺炎・肝障害・
血液障害(せき・胸痛・息切れに注意)
非ステロイド抗炎症剤による腎障害を強くする。
リウマトレックスカプセル2mg
ミゾリピン
ブレディニン錠25・ブレディニン錠50
作用は弱いが、副作用としても重症のものはない