禁武政策   3)清(1616ー1912)296年間

 代表的な話では、後の雍正帝が帝位を争ったとき、身内が自分を暗殺するために刺客をさし向けるだろうと考えた末に、それになり得るものは、一切を禁じる政策を打ち出した。この時代の複数の皇帝たちは、その帝位の間、ほぼおなじ理由で民間武術など一切を禁止した。孟村は暗黒の200年。(この296年間中の後半200年間)中国に文明が起こった時からあった問題だが八極拳に関わることとして特に 1700年ごろについて述べる。  清に現在で言うところの「民族差別問題」「宗教問題」が発生する。清代後半200年は、回族などの少数民族や宗教に対する弾圧によって、孟村人(回族、イスラム教徒)は清王朝から酷い迫害を受けることになった。その内容は、イスラム教寺院を破壊し殺戮や虐殺というもので、常に孟村人は、王朝軍に監視されていた。(現在でも当時のことを孟村人に質問すると顔色を変える人が多く、広くタブーとされている。)


     
補完計画/中国武術史/中国拳法家