補完計画 / 中国武術史
清代のこの状況下で、八極拳５世宗家の呉会清は戯劇団（演劇、舞踏の類）に入って全国を旅して身を隠していた。当時の八極拳も公には雑技としてしか存在を許されなかった。それでも、多くの戯劇団は、この政策によって消されたものも少なくないそうだ。
また、時を同じくして太極拳の陳家溝では、家の窓に厳重にカーテンをしたうえに、部屋の明かりを消して１人で型練習するしか方法がなかった（陳家溝の人に、陳式太極拳宗家の陳小旺の父のことを聞くことはタブーとされている）＜王西安談＞。
陳家溝も孟村と同じように、王朝から迫害を受けていたのだ。