LASERの基礎知識 医療用レーザーについての基礎知識
LASERとはLight Amplification by Stimulated Emission of Radiationの頭文字を取ったものです。この英語の意味は光のエネルギーを増幅して強くすることです。1916年アインシュタイン博士が誘導放出の理論を発表し,レーザーの可能性を指摘して以来様々な方法のLASERが開発されてきました。
励起状態:原子や分子などはある特定のエネルギを持って運動しています。外部からエネルギをもらうと,これらの原子,分子はさらに高いエネルギを持って運動します。
自然放出:しばらくするとその余分なエネルギを吐き出し,元のエネルギの状態にもどろうとします。吐き出された余分なエネルギは光となって外部へ放出されます。
誘導放出:もし,この光が他の高いエネルギを持った原子や分子に衝突すると,そこからも同じ性質の光が放出されます 。
光の増幅:通常は高いエネルギを持った原子や分子の数は少ないので放出される光は非常に弱いものでしかありません。しかし,何らかの方法で高いエネルギを持った原子や分子の数を多くしてやると,誘導放出がなだれ現象的に起こり強力な光を放出することができます。
両端に鏡をおいて放出された光を繰り返し反射させると,光は特定の方向にのみ増幅され,さらに強力な光となります。これがレーザーです。
歯科用LASERの種類 歯科で使用されるレーザーの特色
  半導体レーザー 炭酸ガスレーザー
  ネオジウム・ヤグ レーザー エルビウム・ヤグ レーザー
LASER治療 当医院で行うLASER治療(Er.Yag LASER)
  粘膜の切開 根管内滅菌
  硬組織(歯牙)切削 骨組織切削
  色素除去  
付録 レーザーに関する宣伝文句のウソ・ホント
例集 見る?