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小児歯科といっても、同じ歯を治療するわけですから基本的には一般歯科と変わりありません。小児歯科の特殊性は相手が子供(1才〜12才位まで)と言うことで多少の違いはあります。どちらかとゆうと虫歯の予防対策に力をいれるべきなのでしょうか。丈夫な乳歯を育てることが、健全な永久歯の育成へとつながるのです。乳歯が顔を出したときには、すでにあごの中では永久歯も育ちはじめているのですから、わたしたちの平均寿命もどんどんのびて、一昔前と比べると、何と30年近くも余分に同じ歯を使わなければならなくなってきています。おとしよりになって、丈夫な自分の歯をもち、楽しい食生活を続けることの喜びはなにものにも代え難いものになるでしょう。
小児歯科の特殊性
 乳歯の下には永久歯があり、乳歯の根はいずれ吸収される。
 ちょっとしたことで恐怖感を覚え、恐怖が潜在意識となり易い。
 乳歯は永久歯より歯質が軟弱な為、虫歯の進行が早い。
 乳歯の歯髄は永久歯のそれより知覚が緩慢である。
 治療中の突然の大きな動き(身体の)に注意が必要である。
子育て健康管理
妊娠中からすでに子供の健康管理は始まっています。以下の事項に注意し、健康な生活を送りましょう。
 妊娠中は良く動いて運動不足にならず、偏食をしない。
 極力痛み止め等の薬剤の服用は避ける。
 安定期に入れば虫歯の治療は可能なのですでに虫歯になってしまって
  いる歯は治療する事が望ましい。その際には担当医に妊娠中である事
  を必ず報告しておかなければならない。
 母乳が良く出るよう努力し、人工乳にばかりたよらない。
離乳食
 早すぎたり、遅すぎたりせず良い時期に離乳を行う。
 加工品にたよらず上手な離乳食を工夫する。
 うす味を心がけ甘味にかたよらない。