不幸にして多くの歯を歯周病や虫歯で失ってしまったり、重度の歯周病で土台となる歯がブリッジの支台として使用できない場合義歯を作成する事になります。 ここでは義歯の役割、必要性、種類等を解説してまいります。

義歯の役割

咬合(咬み合わせ)機能の回復

  審美的な問題の回復
  咬合力の分散(残っている歯の負担を軽減)
保険の義歯 (部分床義歯)

2歯欠損の義歯です。部分床義歯ではもっとも小さい部類になります。
両側にまたがる義歯です。イラストは下顎で、はじめは舌に当たる部分の違和感がありますが、徐々に慣れて1ヶ月もすると違和感が無くなります。
保険の義歯 (総義歯)

上顎の総義歯です。覆う部分が多いため、はじめは違和感が大きいですが1ヶ月もすると慣れます。支える歯はありませんが歯肉と密着する事で吸着します。歯肉の退縮が大きい場合、吸着力が低下します。安定剤などを長期使用した場合歯肉の退縮が多くなります。