加速度センサで遊んでみよう その2       2/5

 

4.データ整理

    1)気持ちよく走ったときのデータ

    前ページにものせたのですが、まずは気持ちよく何も考えずに適当に走ったときのデータがこちら。

 

なにも考えず走ったときの 生データ

 

    とりあえず、このままではわけがわからないので、垂直軸を拡大することにします。それがこれ。見やすいようにグリッド表示をさせてあります。横軸は1グリッドで5秒です。

     

     なにも考えずに走ったときのデータ (垂直軸拡大)

     

    拡大すると、荷重の状態が見えるようになってきました。Aは比較的長い右コーナーを曲がったときのものです。二度ほど前に荷重がかかっていますから、どうやら一度ブレーキを踏んで減速したものの、まだだめだとブレーキを踏みなおしたみたいです。いわゆるへたっぴーというやつです。測定機が横にあるということで緊張していたということにしておいてください。そしてコーナーを脱出してから10秒後に左右のワインディングロードへと入ります。減速してからコーナーへという様子がなんとなくわかります。最後にかなりつよい前荷重がかかっていますが、そうとうな減速をしたようです。どうも調子にのってだんだんスピードがアップしていって、ついに「やべ!」という状態になったみたいです(いまとなってはよく覚えていない)。

    とりあえず、適当に走っているとき、加速度センサ出力はおよそ400mVの範囲となることがわかりました。また、荷重検出のほかに車の振動ノイズとおぼしきノイズがみられますが、これは低域フィルタで十分取り除けそうです。

    では次ぎに、砂利の上でお尻を滑らせたときの荷重変動をみてみましょう。

 

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