西南海観光鉄道
探究・乗工社

1970年代後半、書店で「鉄道模型趣味」(TMS)を見て、軽便鉄道の模型の存在を知りました。珊瑚模型店と乗工社の広告に目を引かれたのですが、その後の製品展開を見れば、ナロー専門メーカーとしてスタートした乗工社が、日本の1/87スケールにおけるナローゲージモデリングの牽引役であったことに異論の余地は少ないでしょう。当時で、C型コッペルのキットが11,000円、丸山型単端が7,000円でした。どんどん出てくる製品に、小学生高学年から中学生のころだった私の小遣いが追いつかず(技量はもっと追いつきませんでしたが)、広告を眺めながらため息をつく日が続いたのです。初心者にとって、組み立ては難しく、説明書も決して親切とはいえなかったですが、あの愛らしい軽便鉄道の車両たちを次々と製品化してくれただけでファンになってしまいました。そんなわけで、「乗工社」は特別の思い入れがあるメーカーです。それは、多くのナローゲージモデラーにとっても同じではないでしょうか。

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