1971年まで山陽線の笠岡駅から、内陸部の井原までを結んでいた井笠鉄道の廃線跡です。笠岡から小平井付近までは自転車道兼歩道になっている線路跡をたどれますが、小平井以降の線路跡は県道にのこみこまれ、記念館となっている新山駅舎を除けば痕跡はほとんどありません。廃止後30年以上経った時の長さを思い知らされます。一方、本線より早く67年に廃止された矢掛線の廃線跡では、当時の駅舎や築堤の痕跡が残っています。同年廃止の神辺線の廃線跡でも多数のコンクリート橋跡をはじめさまざまま痕跡を確認できます。左の写真は、笠岡駅西方の跨線橋から駅方向を見た定番ショット。当時のホームの形がまだ残っています。 |