西南海観光鉄道
井笠鉄道廃線跡・神辺線の遺構5

 寸断部分から残る神辺方の築堤は、旧湯野駅との間にある川(今は天井川になっているようです)を渡るため高度を稼いでいきます。左が神辺方を背にした築堤跡。右は、左の写真の撮影位置から10メートルほど神辺方に進んだところで、築堤途中にかかるコンクリート橋です。
 左は上記のコンクリート橋のアップ。右は築堤の最高点近くです。右下の道路は、前ページの築堤寸断部分の道路と同じレベルなので、築堤による高度の稼ぎ方がよくわかります。川を渡った湯野側は宅地開発されていて、井原鉄道・湯野駅下のコンクリート橋まで、築堤の痕跡や廃線跡はまったくたどれません。

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