特別編「広州深[土川]5泊6日の旅」 |
---|
11月11日〜13日という日程で、香港・深[土川]に藤子ファンが集まる会が行われました。私もこの会に(一部だけですが)参加するため、11月10日から15日にかけて旅に行ってきました。参加者は日本からの8名に加えて香港と中国本土から各1人の合計10人。藤子不二雄メーリングリスト初の海外オフラインミーティングは大盛況でした。 |
●出発前
まず、私は現在、中華人民共和国で生活しています。場所は広州や深[土川]のある広東省の西隣、広西壮族自治区です。ここの北西部にある「百色」という町の農業学校(註1)に派遣されているのです。 ●11月10日
朝0930発(実際は10分ほど遅れた)の列車で出発。間もなく乗務員が来て、切符と寝台の番号札を交換。さらにしばらくして今度はケーサツが来た。私は居留証とパスポートを見せただけで済んだが、向かいのオッチャンは荷物を開かれ、ボディチェックまでされ、旅行の目的もしつこく聞かれていた。この列車(昆明−>広州)は麻薬を警戒しないといけないルートなのかもしれんなぁ。外見が怪しく見えると損だ。 ●11月11日
6時前、番号札と交換で切符を返してもらい、0616定刻に広州駅着。駅の周りをぶらぶらと、市場を見たり朝食をとったりしつつうろつく。道ばたのニーチャンから「仕事を探してるのか?」と声をかけられたが、仕事を探しに出てきたように見えたんだろうか。2回、それぞれ別のニーチャンから同じことを言われたのは、つまりそーゆーことなんだろうか。 ●11月12日
8時頃、近くの市場を見に行き、ついでに朝食。10時過ぎ、香港から来る方々との待ち合わせ場所である駅前の五つ星ホテルに向かう。11時頃にホテルのカウンターから呼ばれ電話にでると、香港から来る途中で通関に手間取り遅れるとのこと。ロビーを待ち合わせに使うだけで一銭も払わない客(客と言えないかも)にも丁寧に電話を取り次ぐとは、高級ホテルってすごい。香港からやって来た9人(うち8人は日本から)は12時頃にやっと到着。実は私、日本人と顔を合わせるのはこれが3か月ぶりでした。 ●11月13日
深[土川]・広州東間を唯一1時間未満で走る列車(0800発)に乗るため、速いだけに高い切符を買い、ヨーロッパの高速鉄道を思わせるデザインの「新時速」に乗り込む。動力集中式(註6)なのも欧米風。シートはリクライニングこそしないが、テーブルがあるし座り心地も悪くない。車内誌があるのも良い。線路も良いらしく、スピード(註7)を出しても揺れは少ない。広州東には定刻通りに0855着。 ●11月14日6時頃南寧着。客引きを無視しつつ百色行きのバス時刻と料金を調査。市内にある他のバスターミナルでも百色行きを調査。午後は電脳街をうろつく。科学実験器具の店などもあっておもしろい街だった。夜は南寧で働いている仲間に泊めてもらう。 ●11月15日 |
−註釈− |
今回私が手にした3冊の単行本のうち、最も嬉しかったのは「小池さん」の2巻でした。A先生はきっと楽しんで描いているのでしょうね。 |
藤子不二雄メールマガジンのバックナンバー
http://chinpui.shiratori.riec.tohoku.ac.jp/ffmm/
同じ旅行記を中国在住者(または中国在住経験者)向けに書いた「小龍掲載版」もあります。