ボトルシップを作る
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2008年4月16日(水)
これより壜の中に入れる

船底部を入れる
これは簡単, ボンドが乾くのを待つだけ
船底に“平成20年5月 自分とブルーさんの共同制作”のタグを貼り付けておく
これまでのウジウジした細かな部品作りから開放されて一番気分が高揚する時です。

2008年4月16日(水)
船底部の上に上甲板を載せる

2つ割り船体の上半分を載せる
ここ迄は簡単なるも、今後ボンドを付ける際に目的外の個所にうっかり付けてしまわない様注意の事
特に糸に付いたりして別の糸とくっ付いたりしたら、場所によっては苦労する事になる。
ガラス面に付いた時はあわててふき取りにかからないで、乾燥するのを待って(透明になるのを待って)適当な工具で引掻くと綺麗に取れる

ここで、ジブの糸は順番によじれない様に上部に、ラットラインは左舷側と右舷側に分けてマストが移動して行き易い様にセロテープで仮止めしておく。

2008年4月17日(木)
フォアマストを入れる

これからの作業をするに当たり、思う様にならずキーッとなって放り出してしまわない為にも座禅の心境でもって心を落ち着けて行う必要が有ります。

フォアマストに前もって開けておいた所定の孔にラットライン及び各ジブの糸を通し、壜の口からそっと押し込む。・・・この段階からフォアマストの固定迄の過程が最大の山場です。


(この時点で撮影の為に移動して、糸がグチャグチャになると困るので作業中の状態で撮影)

2008年4月17日(木)
フォアマストを入れる その2

壜の口から入ってすぐの所でマストに通したジブの糸を利用して宙吊り状態で仮止めして、糸の捩れや絡まり、縺れ等を念入りにチェックして修正する(重要ポイント)・・・・・入口に近い方が作業をし易い

2008年4月18日(金)
フォアマストを所定の位置迄移動して建てる
フォアマストを所定の位置に建てて、ここでも糸の絡まり等を入念にチェックして修正する。
その後、ジブの糸をマストに、マストを甲板に固定する。
2008年4月19日(土)
フォアマストを固定する
各セールを所定のヤードに固定する。
この時見栄えが良い様に各セールの左舷側を壜の口側に引っ張って少し壜の横を向くようにする。(逆に右舷側は壜の奥の方へ押すようにする)
2008年4月20日(日)
セールの糸ををフックに固定する
各セールの糸をヤードの傾きを修正しながらフックに固定する。
あまり糸を引張り過ぎてマストを傾け過ぎたり、引き千切ってしまわない様に注意する。
ボンドで接着の際、糸が多いので目的外の個所にくっつけてしまわない様に注意する。
ボンドが固まったら不用な糸を切断する。
(安全剃刀の刃を取付けた自作工具使用)
糸切断の際は糸をピンと張っていたら一寸当たっただけで切れてしまうので、緩めて構わない糸は緩めておく事)

うっかり余計な糸を切ってしまうとリカバリーに苦労するので注意が必要です。

これで一番難度の高い部分が終了しました。
2008年4月21日(月)
メインマストを挿入する
フォアマストの2枚のステイスルの4本の糸をメインマストの所定の孔に通し、メインマスト用のラットラインも所定の孔に通して、フォアマストの時と同じ要領でメインマストを挿入して所定の穴に建てる。
フォアマストの時と同じ要領でセールをヤードにくっ付ける、同じくフックに取付ける。

ウーン、帆船らしくなって来た・・・
これからは糸の数も減るし、壜の口に近くなるのでだんだん作業が楽になって来る。

ボトルシップを作る過程を綴って行きます