20000Hit & 第2TASMAC-NET創設一周年記念 〜 「浩之とあかり」番外編 〜


あたしはあたし 〜 エピローグ 〜






 リー リー リー リー ....

 秋かとも思える夜の涼しさの中、昨日と変わる事の無い虫の声が静かに響いている。そんな草原の中を、あたしは月明かりだけを頼りに歩き回っていた。
 宵口なのに草には既に露が降り、サンダル履きの足元を濡らしている。その冷たさが、日中の火照った身体には何とも心地よかった。
 ふと足を止めてみる。それは草むらの中にポツンと、まるでお地蔵さんの様なシルエットを月明りの降る草原に浮かびあがらせていた。
 胸の高鳴り感じながら、あたしはゆっくりとその影に近づいていった。

「...雅史」

 やがて影がゆっくり振り向くと、包帯や絆創膏の白い色が浮びあがった。あたしだって分かったんだろう。そこには穏やかな笑みが浮かんでいた。
 あたしも応える様に微笑むと、その隣に腰を降ろしていった。

「こんな所で何をしていたの?」
「夕涼みだよ。もう夜涼みになっちゃったけどね。何だかまだ身体が熱くって」
「え?まさか熱があるの?」
「そうじゃないよ。まだ少し神経が高ぶっているだけさ。だから心配しないで」

 あたし変な顔していたのかもしれない。雅史は『大丈夫だから』と落ち着かせる様に笑顔を返す。
 その表情が何だか痛々しくて、あたしはまともに見られなかった。

「ヒロが....花火大会やろうって。だから呼びに来たのよ....」

 少し後悔した。そんなのは一番最後でいい話だった。ヒロだってそう言ってくれたのに...

「そう....浩之は元気だな。それに、やっぱり頼りになるよね。今日、改めてそれが分かった気がするよ」
「そんな、雅史だって....」

 そこからが続かなかった。強いよ。立派だよ。とても頼りになる.....そんな言葉は言いたく無かった。
 今のこの気持ちは、とても言葉では言い表わせない。
 あたしはわざと話題を変えた。

「....大変な一日になっちゃったね...」
「うん...本当、そうだったね。旅行に来て、こんなにもワイルドな一日ってのは初めての経験だよ」

 少し笑いながらのそうした言葉。あたしの胸の痛みはより強くなっていった。
 一時の感情から自分がしでかした事。それがこんなにも大きな問題に発展するなんて予想すら出来なかった。しかし結果で見るならば、それはあまりにも軽率な考えであり行動だった。
 自分だけが酷い目にあうのは仕方がない。それは当然の報いだろうから。けど周りの人が、しかもあたしの大切な昔からの親友らも関係してくるとなれば全く話は別だった。
 何の関りも無い事だし、それでもし取り返しの付かない事態になったとしたら、あたしはどうやってその償いをすればいいのだろうか。
 身体が震えていた。今になって、その事を強く実感していた。

「....ゴメン。あたしのせいで、あかりやヒロ、そしてあんたに..雅史に一番迷惑かけちゃった...本当にゴメン...」

 心からの、あたしの懺悔の言葉。そして、それを伝えたのは雅史が最初となった。
 少し前、あたしはヒロとあかりに謝ろうとした。けど、そうさせては貰えなかった。

『チョイ待ち。そいつはオレたちより雅史の方が先なんじゃねえか?』
『志保、雅史ちゃんの所に行ってあげて。きっと志保の事待ってるよ』

 そうやって二人に送り出され、雅史に会うまでの道すがら、どう謝ったらいいんだろうかってずっとそればかり考えていた。
 そして、何とか雅史に伝えられて.....月並みな内容だったけど....そこからどうしていいか分からくなっていた。
 不意に悲しみが込み上げてきた。再び涙が流れてくる。どうしちゃったんだろう。涙腺が壊れちゃったんだろうか。
 雅史の前でなんか涙は見せられない。そんな事を思ってずっと気を張っていた今までの自分が嘘みたいだった。

「僕の事だったら気にしないで。それに今回の件は志保だけのせいじゃないよ。フェリーの時、志保の事少しは分かっていながら僕は側で見ているだけだった。それだけでも十分同罪だって思うのにね」
「........」
「正直言って、僕は志保に嫌われるのが恐かったんだと思う。卑怯な言い方だけど、本当は止めたかったんだ。けど、言えなかった」
「..........」
「自分でも臆病者だって本当思うよ。今に始まった事じゃないけどね。でも、そう思ってるだけじゃ駄目なんだって、何だか分かった気がするんだ」
「............」
「これからはそうした所も少しずつだけど克服していきたいって思ってる。口先だけじゃなくて、本当に頑張ってみたいんだ」
「............」
「だから、もう少しだけ見ていて欲しいんだ。そうした僕を。そして、もしお願い出来るなら志保も一緒に付き合って欲しい。同じスタートラインから、二人して一緒に頑張ってみたいって思うんだよ」
「...............」
「それが今、僕が望んでいる一番の事なんだ。志保...志保はそういうの、どう思う?」

 ....私に...何を答えろというのだろうか...この男は...

「.....卑怯....やっぱり卑怯よあんたって....」

 こんな時に、こんな気持ちの時に、そんな付け入る様にしてあたしの手を引こうとするなんて......
 そんなの、断れる訳が無いじゃないの!
 ....けど、それこそが、その事こそが、あたしが本当に求めていた二人の関係ではなかっただろうか。

「さっき言ったよね。僕は諦めないって。だから卑怯は承知の上だよ。だって、こんな時じゃなければ志保は僕の話をちゃんと聞いてくれないからね」

 笑顔を交えて冗談めかして言ったその言葉の意味を、あたしは深く痛感していた。
 雅史は本心を言っている。今まではその事が素直に信じられなかっただけに過ぎなかった。
 けど、今なら、今の雅史なら、あたしは心の底から信じられる。
 何の事は無い。きっかけは、本当に単純な事だったんだ。

「....これからは、少しはちゃんと聞いてあげるわよ...あんたのその決意が変らないならね...」
「変らないよ。僕は僕だもの。これからも、そう志保が信じてくれるならね」

 嬉しかった。その言葉が心に染み込む思いだった。そして、あたしはとっておきの言葉を口にしていた。
 これまで好きと言った事は無い。愛してるなんて当然言う訳が無い。けど、それ以上に伝えたい言葉が女の子にはちゃんとある。

「雅史...ちゃんとキスして....」

 その言葉に、雅史は無言で応えてくれた。あたしを恐がらせない様にゆっくり引き寄せると、顎に手を添えてスッと上を向かせてくれる。
 そこには雅史の目に映るお月さんの光りが輝きに満ち、あたしをゆっくりと誘っていった。
 乱暴だった昼間とは比較にならない程の、柔らかく温かい口づけ。あたしの為に全力で身体を張ってくれた雅史。
 あたしの目に、再び涙が溢れていった。



◇      ◇      ◇



 あの直後、あたしたちは事の顛末を全てヒロのおじさんに打ち明ける事にした。相手から受けたケガやナイフを持ち出されてまでの暴力行為を考えると、とても仲間内だけで解決出来る事じゃ無かったから。
 宿を通じて早速警察が呼ばれ、あのガマガエルは引き取られて行った。そしてその日のうちに全ての調査が実施されて、事の中心であるあたしをメインに事情聴取が行われた。
 そして、再び鷲島まで戻っての実況検分となった。
 海中からあたしの投げたナイフも引き上げられ証拠品とされたほか、最後の決め手となったオールでの状況も再現される。
 今から考えると、あれはあかりが見せてくれた馬鹿力だったんだなって思う。彼女がオールを縦に抱えながらヨロヨロと歩く様に走るその姿は周りの警察官から大いに笑われ、真っ赤になってる所へ「本当にあなたが持ってきたの?」と笑い含みで質問される姿には申し訳無いと思う気持ちで一杯だった。
 あたしは警察からの質問に対して何でも繰り返し素直に答え、自分の浅はかな行動についても非を認めていた。その印象が良かったのだろうか、調査員は誰もが同情的で、中でも主担当の警部さんからは「加害者の方は我々も何度か取り上げた事があってね、要注意人物としてリストには上ってはいたんだよ。今回の件は君のオールによる過剰防衛の嫌疑など被害者として全然問題が無いとは言えないが、全員の証言や物的証拠の状況からして君や友人に非があったとは私には思えない。まあ、後は余程の事が無い限り呼ばれる事は無いと思うよ」とまで言ってくれた。
 そして駄目押しするかの様にヒロのおじさんからも「本当にすまなかったね。今回の件は島の旅館組合としては最も恥ずべき問題だし、先方へは当然組合を通じての正式な抗議を入れるつもりだ。もし先方が下手な事をしようものなら私が黙っちゃいない。だから何も心配しなくていいからね。ケガの治療費も含めて全て任せなさい」と頼もしい言葉を頂いた。
 さらにおじさんは、あたしたち家族の元へ事の次第を被害者の立場として説明してくれて、最後には全ての責任は自分が持つとまで伝えてくれた。結果として翌日には全員が帰らなければならなくなったけど、こうした気配りは本当にありがたかった。

『隠していた訳じゃねえけどよ、おじさん、ここじゃあ結構な名士なんだ。人への面倒見が良くて叩き上げの実力者って事で一目置いてる人も多くて、選挙に立候補したらって話しもあるらしい。まあ、本人にその気は無いらしいけど、そんな訳でその方面にも顔が広いんだと。大人の権威を借りるのってちょっとシャクだけどな。まあ、それだけでも歩はこっちにあるって訳さ』

 親指を立てながら励ます様に言ってくれるそうした姿に、あたしは素直に頭を下げた。それを見たヒロは『おいおい、いつものお前らしくねえじゃねえか』なんて言ってくれたけど、正直それでも足りない位だと思っていた。
 そして、あたしを救ってくれたもう一人にも。

『志保ぉー!いま助けるからねー!』

 そう言って、普段からは考えられないパワーで敵対してくれたあかり。そしてその後『志保...本当に良かった...酷い事されなくて..』ってあたしの胸で泣きじゃくってくれたあかり。
 それでもう十分だった。僅かに残っていたわだかまりはすっかり消えていた。
 そして本当なら、あたしはあの夜からの気の迷いについても釈明したかった。謝ってしまいたかった。けど、それはもう互いにとって何の意味も無い事だったし、それならば全てを思い出と一緒にあたしの中へしまい込んでおけばいい。
 あかりのそうした温もりを、今は一番大切なものとしたい。
 良かった。彼女と知り合えて。
 親友になれて本当に良かった。

「おーし準備出来たぜ。そんじゃ行くぞ〜!」

 ヒロのかけ声が浜に響くと同時に、あかりと一緒に座りながら見ていたあたしも「おーし!行けいけー!」と歓声を上げた。
 本当なら身も心も疲れ切ってる筈だけど、何だか気分は昂揚している。そして、それはここに居る皆も同じかもしれなかった。
 それにしても、今日は何て慌ただしかったんだろう。雅史じゃないけど、精神的にも肉体的にもこれほど激しい一日なんてそうそう有るもんじゃないと思う。

 やがて、シュウウウウワーーーーっと音がして目の前にドラゴンが一斉に上がった。
 それはまさに光の噴水であり、花火大会のオープニングを飾るに相応しい素晴らしい眺めだった。

「普通のドラゴンでも、これだけの本数ともなるともの凄く壮観だね」
「うんうん本当そうだよね。そういえば雅史ちゃんと浩之ちゃん、小さい頃にこの花火手に持って遊んでたんだよね。危ないから止めてって言っても全然聞いてくれなくて」
「よく覚えているね。うん、確かにそうだった。それであかりちゃん、最後には泣き出しちゃったんだよね。どうしてそんな危ない事するの?って。それを見て、僕も浩之も二度とやらないっぞってあれから誓ったんだよ」
「へぇー、そんな事があったんだ〜。浩之ちゃん何も言わないから知らなかったよ。もうやらなくなったんだなって思ってはいたんだけど」
「まあ、そこは浩之だからね。そんな事わざわざ言うまでも無いと思っているんだよきっと」

 そんな会話を、あたしは感慨深く聞いていた。
 当時のあたしだったなら絶対に『やれやれー!もっとやれー!』の方に違いなかった。
 結局、あたしは自分の事ばかりで孝治君を本当に思う気持ちを忘れていたんじゃないだろうか。
 あの時、もしかしたら彼はあたしに止めて欲しかったのかもしれない。もう想像でしか無いけれど、ご両親から強く怒られたとかで、それが結局引き金となって、そうした結末を迎えてしまったのかもしれない。
 その前に、そうなる前にあたしの方から『危ないから止めて』って言うべきだったんだろうか。

 孝治君...ごめんね....

 シュワシュワと尚も噴き出ているドラゴンを見つめながら、あたしは心の中でそっと孝治君に謝っていた。
 きっともう、こうして思い出す事は無いんだろうなって感じながら....

「おっしゃあ!まずはオープニングセレモニー終了。さて次に取り出しまするは王者の風格!線香花火〜!」

 相変わらずハイな調子のヒロの言葉に、その場の全員がずっこける。
 あたしはすかさず突っ込んだ。

「あ、あんたねえ。線香花火ってのは最後の締めくくりとして一本一本しんみりとやるもんでしょお?途中でやってどーすんのよ!」
「言うと思ったぜ。けどよ、こうすればちゃーんとメインイベントの花火になるんだぜい。そりゃあ!」

 かけ声も勇ましく線香花火を束ねて持ったかと思うと一斉に火を付ける。ヒロを除いて全員が唖然として見守る中、一本一本の花火は一斉に開花していった。

「うわー浩之ちゃん凄く奇麗〜。こんな一度に沢山の線香花火って私初めて見た〜」
「これは凄いね。新しい線香花火の楽しみ方かも」
「そうだろそうだろ?どうだ志保、おめーもやってみねーか?」

 いきなり振られて返す間も無く、ヒロは沢山の線香花火を手渡してきた。あたしは反射的にそれらを受け取っていた。

「よーし。そんじゃ雅史、火を付けろー!」

 それに乗った雅史があたしの前まで来ると「それじゃ志保、構えて」と火種を見せながら促してくる。
 それは何とも楽しそうでいて、あたしを見つめてくれるいつもの優しい笑顔だった。
 「うん」と素直に頷くと。あたしは線香花火を片手に掴む様にして下を揃える。
 そして火が入れられ、やがて火の花が咲き始めた。

「あははは、凄い凄い。こんなに近くで見ると、なんだか沢山の大輪の花って感じよね。これだったら寂しい感じがしなくていいじゃないの」
「だろー?最後に寂しくコセコセなんて、今のオレたちには似合わねえさ。そんな時つまんねー事考えるよりかは、こうやって四人一緒に笑いながらでっかく楽しむ方がいいよな。少なくとも、オレは絶対そう思うぜ」
「私もそう思う。浩之ちゃんが居て、雅史ちゃんが居て、志保が居て、そして私が居て、何かあればこうやって集まれて、そして楽しく過ごしたいもの。それがずっと続くといいなって思ったりもする」
「じゃあ四人揃って留年でもするか?そうすりゃ来年は全員一緒の教室になれるぜきっと」
「あ、それっていいかも。高校四年生って一人じゃ嫌だけど四人一緒なら逆に格好いいんじゃないかなあ」

 そんな冗談をあかりは明るい笑顔で言ってのけた。ヒロは「バーカ」と受けながらも楽しそうに笑っている。
 ふと雅史に目を向けると、笑った目で微かに頷いてきた。思わずペロッと舌を出しながらも、それに応えてあたしも笑顔を見せる。
 この先、どうなっていくんだろうか。正直、雅史の事も含めて自分でもまだよくは分からない。
 ただ、以前に比べたら、自分から何をどうしていきたいかという「希望」みたいなものが、ようやくあたしにも見えてきた様に思う。
 そうした中にだって選択肢はいくつかある。どれを選ぶかはあたしの自由。
 それでも、出来れば自分の事だけじゃなくて、誰かの為に一生懸命になれる肢を選んでみたい。

「志保、次はどれにする?」

 花火の袋を大きく開けながらニコやかに聞いてくる雅史に対して、あたしはその髪に手を伸ばしていた。

「これがいい!って言ってあげようか?」







                     −   了   −











あとがき


 TASMACです。この度は「あたしはあたし」をお読みくだりありがとうございました。
 この作品、あまり数の無い志保のSSを書いてみたいとの思いから当初は前後編程度の長さで考えていたもので、98年の年末頃には出来るだろうと思っての挑戦でした。
 しかし、あっという間に前中後編の予定に変更となり、それでも足らずに1〜3章、そして最終章と長くなり、最後にはその最終章すら前半後半と別れ、エピローグまで入れると何と六部作となってしまいました。そして最終的に完成したのは99年のGW終了後ですから、その半年間の長きに渡りよくもまあENDまで持っていけたものだと我ながら変な感心をしてしまっています(^^;)。
 さて、今回のSSは私にとって初の連載完結SSとなった訳ですが、これまで少しづつ書いていた読み切りと比べると、そのテンションを維持するのがいかに大変かという事が身に染みて分かりました。
 お話しの骨子は最後の方まで考えてはいたのですが、書き始めは比較的スムーズにいくものの、後ろになればなる程全体のバランスや辻褄合わせが大変になってきます。そうして連載が長い程にその作業に忙殺されて、いつの間にやら本来書きたかった内容が表現出来なかったりとまさに涙の連続でした。正直に言って、一時は「...止めちゃおうか?」と悪魔の囁きも聞こえていたんです(^^;)。
 しかし、それでは何とも無責任ですし自分のポリシーにも反しますので、死ぬ程忙しかった仕事が落ち着いてきたのをチャンスとばかりに動かない頭を大量のコーヒーで活性化しつつ、GW明けにはどうにかエピローグまで持っていく事ができました。
 そして、本当にこれで終わりとばかりに自ら「了」を打った時の気分ったら、これはもう「最高!」の一言に尽きますね。喉元過ぎればですが、これだからSS書きは止められないのかもしれません(笑)。
 一寸自分の事ばかり続きましたので、SSについての補足を少しだけ。
 もしかしたら読まれた方の中には「こんなの志保じゃな〜い!」と思われた方も居るかもしれませんが、それはあくまで私の中の志保像を優先させた結果という事でご理解頂ければと思います。お話しの時期的にはゲームの時と大差ありませんし、私としても読まれる方全てにそのイメージ通りの描写をなどと初めは考えていたのですが、それですとどうしても上手く書けないんですね。最近はTVアニメも流れていますし、そうなると尚更に難しいよなあと感じています(笑)。
 それとこれはお詫びになりますが、おまけの方は今回は無しです。楽しみにしていた方、本当にごめんない。
 実は第一章冒頭のその後という形で書いてはみたのですが、読み直すにつけ「蛇足かな」と感じましたのであえて割愛させて頂きました。これはまた他のお話しに盛り込みたいと考えていますので、どうかお楽しみに。
 今回の連載SSは、メールなどで励ましてくださった多くの方々に助けられました。この場を借りてお礼申し上げます。そうしたお言葉があったからこそ、このSSは完成出来たんだと思います。本当にありがとうございました。
 よろしければ、これからもまたお付き合いくださいませ(^^)。


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