2026.01.24

    今日は東区民文化センターまで「さちこのゆるクラコンサート」(末永幸子のチェロと梶矢民子のピアノ)を聴きに行った。

    JRで新しくなった広島駅に行って、MINAMOA から1階のバス乗り場に出て、傍にあった「リトルマーメイド」でサンドウィッチとアンパンと紅茶。アンパンに MINAMOA が印字してあった。餡子にクリームが入っていた。

    今回は久しぶりに根石さんのフルートがゲストである。

    最初の曲は新年ということで「美しき青きドナウ」。これは素直に楽しめた。一部を素人用にいろいろとアレンジしてみても良いかなあと思った。

    お目当てはメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲ニ短調」である。僕が大昔に日光で誘われて練習したものの難しすぎて諦めた曲である。このトリオでの最初の演奏は2016年2月だった。その時はフルートが目一杯、チェロが困惑、ピアノが一生懸命まとめていた感じだったが、今回のは3人共伸び伸びしていて気持ちよさそうだった。随分技術的にも表現としても進歩したんだなあ、と感心した。ただ、フルートの音色はヴァイオリンに比べると硬いので、必ずしもしっくりはしていない。むしろチェロ対フルートの対比による面白さが出ていたと思う。そのせいかピアノが妙に生き生きとして聞こえた。それと、フルートとチェロで作られる和音はちょっと独特な味わいがある。

    後半はいろいろと趣向を凝らした曲が並んでいた。

    サン=サーンスの「白鳥」は根石さんがコントラバスフルートをピアノ伴奏で吹いた。朴訥な感じでこれもまた味がある。

    次はアルトフルートとチェロとピアノでフォーレの「パヴァーヌ」。アルトフルートの低音部が滑(ぬめ)っとした感じでとても良かった。次は「風の谷のナウシカ」のメドレー。

    次が根石さんとピアノでシャミナードの「星のセレナード」。これは初めて聴く。同じ作曲者の有名な「コンチェルティーノ」と感じがよく似ている。フルートが繰り返す素早いパッセージは、星というより降り積もる雪の感じがした。

    次はチェロとピアノでポッパーの「ハンガリー狂詩曲」。これも初めて聴く。チェロが良く歌っていた。

    最後はピアソラが二つ。ブエノスアイレスの四季の「春」とリベルタンゴ。根石さんの歯切れよさが際立った。アンコールは「ラデツキー行進曲」であるが、根石さんはコントラバスフルートを吹いた。楽器編成上、随分大人しい行進曲になったので、観客が拍手で補った感じ。

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