このページで紹介しているのは、
バンダイの「ガンダム バーチャルモデラーPro」(Windows版)
で作ったCGです
まずはオーソドックスに、劇中の名シーンなどを再現するという方向で作品を作っています。 基本的に「2次元の絵としてのカッコよさを表現(再現)するためならば、モデルが3次元的に破綻してもお構いなし」 という方針で作っています。もちろん、両立できるならばそれにこしたことはありませんが…)
一作目がいきなりラストシーンってのもなんだけど、ラストシューティングです。
見所は「足」です!特に左足。
劇場版のフィルムブックを片手にしつつ作ったのですが、3次元構造を無視したあの「絵的なカッコよさ」を追求して
がんばってポーズ付けしました。
(だから、この角度からの絵では分からないですが、左足が不自然なまでに後ろに突っ張っています。)
その甲斐あって、動きと迫力のあるポーズが作れたと思います、自分では。
ポーズ付けに関しては、肩アーマーの向きにも注目して欲しいです。
付属の背景の中にはピッタリくるものがなかったので、2つの背景を合成しました。
カトキハジメによるLDジャケットイラストを再現すべく作りました。
動きが激しくないのでケッコウ簡単にできると思って始めたけど、さにあらず。
例によって、手足の長さのバランスなどで苦労しました。
(たとえば、このポーズを取らせると、手は床には届きませんでした。でも届いているように見せています)
さらに、「動き」を感じさせなくてよい代わりに、「重厚感」を感じさせなくてはならなくなり、
自分でもうまく表現しきれていないな、と反省。
テクニックとしては、首や手首などを、関節ジョイントに頼らずにオブジェクトを配置し直すことによって
表情を出すようにしました。
またこのソフトは基本的には、背景は一枚の絵のみであり、MSが背景の「床」に影を落とすということはありません。
そこで、ガンダムの載っているトレーラの「荷台」をオブジェクトとして作り、影を落とさせました。
(前述のとおり、手が宙に浮いているため、そのままではおかしな陰になるので、レンダリング後に
別のグラフィックソフトで加工しました(^^;)
「こう近づけば四方からの攻撃は無理だな、シャア!」っていうあのシーンです。
今回初めて、「2体もの」に挑戦です。
ところが、単に2つのモデルを同時に読み込んでレンダリングすればいいというものではないのです。
このソフトの技術的な話になっちゃうけど、2つ以上のモデルを同時に操作しようとすると、
「後から読み込まれたほう」のマスターサーフェス(色や質感、テクスチャなどのデータ)が反映されないのです。
というわけでこの作品では、1体ずつ個別にレンダリングしてから、あとで背景と順に合成しました。
(つまり、相手と密着するようなカラミものは難しいということ)
モデルに関する加工としては、ジオングのスカートを1.5倍に大きくし、指を曲げ、体をうしろに反らせ、
ガンダムのひざから下を少し細くした、といったところです。
ジオングのスカートのクラッシュ内部は、エンジンっぽいものをモデリングしておき、あとで合成したものです。
ところで、ジオングにはスカートの付け根部に、結構強力な前方ビームが2門ついてます。
ここでそのビームを使えばあっさりガンダムに勝てたはずなのですが………。
さらに、この「敵に密着して遠隔攻撃をかわす」戦法、7年後にシャアがハマーンのキュベレイに対して同じ戦法を使います。
が、あっさり攻撃をくらってシャアの百式は大破してしまいます。 「赤い彗星も地に堕ちたものだな」(by キシリア様)
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(QuickTimeMovie版はこちら) (MotionGIF版はこちら) |
初のムービものです。3秒の作品に1月もかかってしまいました……。 アニメスタジオって偉大だなぁ。
題材は「0083」の前期OPから、ガンダムの抜刀シーンです。初めてこのシーンを見たとき、シビレました。
ビームサーベルをここまでカッコよく抜くことができるのか、と。 というワケで初のバーチャルモデラームービの題材として選びました。
バーチャルモデラーにはムービ機能はないし、絵的な再現性のためには3次元形状が狂ってもいいという自分のポリシーゆえ、
1コマずつモデルをポーズ付けしてレンダリングしました。(だから実は、途中で肩アーマがねじれます)
で、最後にムービとしてつなげてみると……。
なぁんかぎこちない(^^; おかしいなぁ…。Macで動画キャプチャしたものを1コマずつ再現するように作ったんだけど、
キャプチャが30fpsじゃなかったのかなぁ…?あ、良く考えたら15fpsじゃん。
仕上げに「音」をつけて、「見かけの」完成度を上げることにしたのだけど、これがまた大変。
絵とタイミングが合わせにくいし、音を長くしようとして切り貼りしてつなげると「音が繰り返している」のがすぐ分かっちゃったり…。
絵の場合は、切り貼りして尺を足しても、バレにくいのにねぇ。
人間って、目よりも耳のほうが敏感なのかな、などと考えさせられる一幕でした
一応、AVI、QuickTimeMovie、MotionGIFの3通りで掲載しておきます。
(QuickTimeMovie版はAVI版からのコンバートです。また、MotionGIFは色と解像度を下げてあります。)
初めてオリジナルのカットで作りました。最後の出撃で飛び立つジオングです。
ジオングといえば「あんなの飾りですよ」の名セリフですが、やはり脚がついた絵を見てみたいせいか、
世に「パーフェクトジオング」なるものがあります。(GVMにも収録されてますね)
だけどボクはあれはあまり好きじゃないんです。脚の形状が。 まだ、単にドムの脚をつけたプラモの作例のほうが好きなんですよね。
というワケで今回はひとヒネリして、「脚」のようにみえる大型のプロペラントタンクを絵にしてみました。
作ってみてからアルパ・アジールにそっくりなことに気づいて、時を超えてジオンの精神が受け継がれていることに感動しました(意味不明)。
それはともかく、この程度のアイデア(「プロペラントタンクの脚」)ならすでにどこかでやられているな、と反省。特にHJ誌とかでね。
「巨体がうなるゾ」ってカンジの迫力を出したくてこのアングルにしたけど、噴射光を強くするとジオングだと分からなくなるしで
絵としてまとめるのに苦労しました。 かっこいいシーンを自分で考え出すのって難しいんですね。
「こんな近くで豪快に噴射してたらタンクが誘爆するんじゃない?」ってツッコミは却下。
題材は、誰もが知ってる「ジェットストリームアタック」です。
ドムに対するイメージは当然ながら人それぞれでしょうが、ボクとしては「ホバリングによって、重いくせに軽やかに滑るように野を駆ける」イメージがあります。
それと常々、白戸三平のマンガじゃあるまいし(ぉ「3機が縦に並んで真っ正面から迫る」っていうのは、軸線ずらせば簡単に回避できちゃう気もして、ジェットストリームアタックには疑問を持ってました。
(3機いることが相手にバレていなければ有効なテだろうけど)
というわけで、ジェットストリームアタックを「高機動性を活かして右に左にと舞って相手を翻弄しつつ攻撃する」技だとして作ってみました。
(ポーズ付けの未熟さゆえ、真っ正面から突っ込んでくるドムを作ると「四股を踏んだ」(by GMV mook)ドムになってしまうから別ポーズにするための言い逃れではない。 いやホントよ、ホント。 信じて)
でまぁ、そのスピード感を出そうとして、いろいろ苦戦してみましたがどうでしょう。
1番目と3番目のドムは、スキーでターンのために足でブレーキをかけている状態のように、わざと重心をずらしたポーズにしています。
また、地面や各機にグラフィックソフトでブレ効果をかけて、多少アニメ的な手法で仕上げてみました。
残念なのは、砂煙とホバー煙の表現がイマイチなこと。こんな未熟者に、どなたかテクを授けてください。
「
本日、我が愛しのキシリア閣下より直々に、新型MSギャンを賜った。
あぁこれぞ、白磁の壺のごとき気品を備えた、まさに私のための傑作機。
ザク相手では暖気にもならん…。くっく、すばらしぃ。
これさえあれば連邦の白い奴など、どうということはない。
あぁこのマ・クベ、ギャンを駆って必ずや勝利をジオンとキシリア閣下に捧げましょうぞ。
」(voice 塩沢兼人)
と、るんるん気分でお庭で開封したギャンの試運転を兼ねた模擬戦で、部下たちに楽勝して悦に入っているマ・クベ様の図です。
(説明なげーよ)
「ギャン」は、以前からいつかはやりたいと思っていたネタです。
いや、もっと正確に言えば、やりたかったのは「ギャン」ではなく「マ・クベ様」の方です。
「ギャンらしさ」すなわち「マ・クベ様らしさ」を一枚絵にしようと挑戦してみました。(でも、説明文で補足が必要というのは未熟の証…)
塩沢兼人の美声で数々の名セリフを残した、あのマ・クベ様。
劇場版IIではエンドロールで「マ」としか書かれなかった、あのマ・クベ様。
(さすがに分かりにくいという意見があったのか、劇場版IIIでは「マ・クベ」でした)
などと、マ・クベ様への尽きない想いはこの辺にして、絵の説明にいきたいのですが、今回は合成に気を使ったほかは大きな苦労はありませんでした。
それよりもこの構図に決まるまでに時間がかかりました。
「かっこいいオリジナルシーン」を作り出すことの難しさは、相変わらず大きなカベです。 精進、精進…。
「ところで模擬戦なのに、なんで盾にミサイル装填されててビームサーベルなの?」という安易なツッコミをしてはいけません。
マ・クベ様とは、そういう人なのです。
たとえ相手が模擬武装とペイント弾であっても、自分はバッチリ実戦装備。
それがマ・クベ様。
GVMの公式ページで行われた「第2回VMハイパーグラフィックコンテスト」に参加した作品です。
延べ32体のメカがずらり並ぶという、無駄に贅沢な一品です。
当然のように、これを素直に一遍にレンダリングさせようものなら、とんでもない時間がかかります。
ので、大きく2回に分けてレンダリングする計画にしました。
当然、ジオンサイドと連邦サイドに分けて、です。
(逆に言えば、きれいに分割できるような配置を狙ったわけであり、それでこのように初期配置の絵にしました。
乱戦状態の絵も面白そうだとは思ったけれど。)
合成したアトが見つかるとなんなので詳しくは説明したくないけれど、結局、この当初の計画よりもかなり多めに分割する羽目になりました。
とりあえず始めたジオンサイドのレンダリングが予想以上に遅く、このままでは締切に間に合わないと分かったため、
急遽ノートPCも駆り出して連邦サイドなどの残りの部分をレンダリングさせました。
当然、遅いことは目に見えていたので、後発のこちらでは更にいろいろと分割することにしました。
レンダリング対象が半分になれば、その計算時間は半分以下になるからです。
こうして速度を稼ぎ、本隊に合成するための部分的な絵を作りためていきました。
最後に合成してなんとか締め切りに滑り込ませることができましたが、
おかげでタイトルも構図も画風補正も、練り込みの甘いままになってしまったのが心残りです。
(特に、画面真ん中がスカスカなのが痛い。対峙しているという雰囲気がある、と言えば言えなくもないのかも知れないと思いたい。
でもまぁ、当初イメージしていた感じの絵が作れたのは確かなので、よしとしましょう。)
こちらはギャグものです。作中のイメージやカッコよさの再現に気を配らなくてよい分、実にお気軽に作れるので、 あまり作りすぎないように気をつけています(笑)。
ギャグもの第1弾はMSの新しい可能性を問う問題作!
その見どころは、
そう! これぞまさに肉体の美学! ものども、好きなだけ崇めるがよい!!
今回もギャグ路線で勝負(?)です。
元ネタは「マク○ス」の「ダイダ○スアタック」です。
(これ以上説明する必要ないよね、ね。)
ところでこれを作りながら見つけたのですが、なんとこのホワイトベースのモデルには、
デッキ内部(「腕部」のMS発進口の中)もちゃんと作り込まれているんです!!
MSを斜めに立てかけておくベッドもちゃんとあります。
モデリングにいかに力が注がれているかがよく分かり、また
ソフトの値段の高価さもしかたないなと思わされる一瞬です。
(でもやっぱり、安いにこしたことはない…)
さらに徹底して超時空要塞をパロるなら、右手にマゼラン、左手にサラミスを装備させるとよかったのかもしれません。
「マゼランアタック」というオチもつきますし。
もぉ何も言うことないだスね。筋肉戦士ネタっす。いやぁギャグ物ってホントにお手軽に完成しちゃいますね。
上腕、下腕、肩アーマ、側胸部、腿、ふくらはぎ、をそれぞれボリュームアップ……もといビルドアップしてポーズ取らせて、頭に穴あけて完成です。
はぁーお気楽お気楽。バチ当たるね、そのうち。(ぉ
はい。見ての通り「ガガガ」です。(ぉ 分かんない人は、さようなら(ぉぉ
終了追悼作品です。 各種MSのデータを寄せ集めて速攻で作った一発ネタだけに、
マスターサーフェスの扱いもいいかげんで質感でたらめだし、
タテガミないし、
ハンマーのチェーンなんて手抜きだし、
手がジオニックハンドで丸指だし、と不備も多いですが、そこはそこ。「ど番外編」ですから。
さてさて、一体どこに何を使っているのでしょうか?(笑)
GVMを3DソフトShadeの廉価版として使ってモデルを作った作品を置いていく予定です。 すでにガンダムと関係ないけど、独立してページを作れるほど作品がたまるまではここに。 (分離独立はいつになるやら…)
画材屋とかによくある、ポーズをとらせてデザインの参考にするアレです。正式名称はよく知らないけど、デッサン人形と呼ぶのかな?
別に「これをパソコン内のデッサン人形として使って、2Dイラストの下絵や勉強に利用しよう」とかいう動機はまったくなく、
単に人型のモデリングの練習からのスピンアウトです。
っていうかドロップアウトかも。(ぉぃ
これくらい抽象化された「人型の物体」ならなんとか作れるんだけど、
ちゃんと「人間」として見せるものを作ろうとするとトタンに難しくなるんですよね。
簡単に想像つくように、頭と手。そして関節のようなつなぎ目が。
で、顔モデリングの練習をしていて、疲れてきて投げ出して逃避して作り上げたのが、このデッサン人形さん。
本当は「机の上に住んでいる人形」ってなシチュエーションの絵を作りたかったのだけど、
机上の各種小道具をモデリングするには気力が足りず、適当に壁ぎわでポーズ取らせてとりあえず絵にしました。
ポーズについても、こーゆー「ポーズをとることが目的になっているポーズ」をさりげなく見せるには技量が足りてないな、と痛感。
![]() |
(出現アニメはこちら)(AVI) |
めげゾウです。はい。
夜道で出会っても畏れてはいけません。向かい合って、じっと耳を傾けて、愛でましょう。
人のめげた気持ちを存分に吸収してくれる、このフォルム。うっとり…。
シンプルなラインとはいえ、やっぱりボクの手にかかると、てこずるてこずる。
ただ、比較的すんなりと納得いく表面材質設定が作れて、しかもこのゴワゴワ感のおかげでパーツ同士の継ぎ目が目立ちにくくて楽ができたため、
全体的に快調に作成できました。
むしろ、気をつかって悩んで苦しかったのは、このモデルを使った絵作り。
構図と背景を探すのにてこずり、ライティングで二点三転し、ぐったり疲れてやっと完成。
つまりよーするに、形を作ることが目的になっていて、絵を作ることがそのおまけになっているのね。
モデリングが完成できず、絵作りに至れない失敗作ばかり抱える未熟者。
当分、モデリングだけに注力する時代が続くのダ。めげゾウとの対話は絶えない…。