裁判のレトリックと真相


プロフィール
名前: 不破 茂
 生年: 1959年
 職業: 大学教員。法学者。
 専攻: 国際関係法(私法)及び国際経済法
 学歴: 大阪大学法学部卒業後、
     同大学大学院法学研究科単位取得中途退学
 学位: 法学修士、博士(法学)(いずれも大阪大学)
 職歴: 大学学部卒業後、1年間、大阪市役所行政職(上級)
     1990年(平成2年)に愛媛大学法文学部法学科
      (現在、人文社会学科)に就職した。
     2007年8月 特任講師
     2008年10月 講師
     2017年4月 准教授
     2022年4月 教授

 
愛媛大学法文学部は、平成2年当時、法学科、人文学科、経済学科の3学科で構成され、学生募集や教員会議が各学科ごとに運営されていた。その後、法学科と経済学科が合併し、総合政策学科となり、2学科体制となった。平成17当時は、総合政策学科の時代である。さらに、現在は、学部改組に伴い、旧法学科系教員を含む総合政策学科系教員と、旧人文学科系教員とからなる人文社会学科の一学科となっている。旧法学科系教員は、相当数が定年あるいは割愛により異動しているが、人的組織としては異ならない。

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 お便り

 余りに深刻な内容ゆえ、今この原告はどうしているのだろうと思われるかもしれない。ご心配は無用である。決して間違ったことをしていない。裁判には負けたけれども、信念を貫いた。毎日元気に、以前はしたくてもできなかった大学の業務に励んでいる。「仕事」とは生き甲斐である。半ばこれを奪われた18年間であった。ようやく仕事が十分できるようになった。その喜びを噛みしめながら、教育、研究、その他の業務に勤しんでいる。

 大学生の頃、法律相談部という学生サークルに所属していた。また、ゼミナールとしては、民法及び商法を選択し、いずれも学生から司法試験ゼミと言われるような、司法試験受験者の多いゼミナールに所属していた。
 自分自身、司法試験を目指して勉強していたのだが、主として家庭の問題から断念した経歴を有し、その間に知り合った、友人知人らに司法試験合格者が多数いる。彼ら彼女らの多くは、現在、裁判官、弁護士、検察官として活躍している。
 これらの実務家、主として弁護士として活動している人々から、実務の現実について、ほんの断片的に聴いていたことがあった。しかし、実務家一流の誇張だろうと、話半分程度に考えていた。ところが、実際に裁判を当事者として経験してみると、その全てが本当の事であるということが分かったのである。実務家の良く言うような一般的な「話」を参照している。そのような話を聞かせてくれた知人らに感謝したい。
 
 筆者自身の裁判に関しても、様々な実務家や裁判所事務官に、訴訟における「行為」の真意を教えてもらった。
特に、最初の弁護士の訴訟遂行上の問題点を指摘してもらったり、大学との再度の裁判を検討する機会に、松山在住の多くの弁護士諸氏にお世話になった。このサイトを構築できたのも、これらの方々の助言があったおかげである。一々顕名することは避けるが、ここに感謝の意を表したい。

 2021年11月法文学部教授会において、翌22年4月からの教授昇任について承認され、同年12月、全学人事委員会において決定された。相当に遅れた昇任ではあるが、特任の付かない正式昇任である。一旦破壊された人間関係を修復することは困難である。この昇任も、私の次なる裁判準備があからさまになされたこと(証拠収集)が、学部執行部において、裁判予告と同等の切実さをもって受け取られた結果である。私の第一の、あるいは唯一の目的である真実の解明という点において決して、満足はしていない。しかし、今更、せん無き事である。ただ真っすぐに前を向いて進んでいくことにする。定年まで残り3年の段階であり、大学に対して、もうそれ程の貢献はなし得ないであろう。この点が慙愧に堪えない。この間、再度の裁判のために奔走し、相談に応じていただいた弁護士の方々に御厄介をおかけした。(2022年1月3日追加)

 
明治学院大学事件

 大学教授の不当解雇に関する著名事件です。
「学問の自由と大学の危機」について告発されたご自身の裁判記録を公開されているサイトで、示唆に富む内容となっています。