昨年の「ROBODEX2000」に引き続き、今年は 「ロボフェスタ神奈川2001」と名前を変えた展示会に行ってきました。
今年は８月から４会場を順次回って、パシフィコ横浜での１０日間で打ち上げになります。昨年もかなり混んでたんですが、今年も２３日には４万人を超える入場者と いうことで、気合を入れていったのですが、朝１０時頃に着いた会場では行列も なく割とすんなり入れました．．．が、実はこれには裏があって、去年は 入場制限が行われて入れなかったのに、今年はフリーに入れるようになった訳で、 中の混雑度は倍化してました。
内容的には、去年に比べて、ずいぶんと軟派になったなぁと。
去年は、大学の工学部と企業の実用機（を目指したもの：ASIMO、SDR-3X等）が 半々くらいだったのが、今年は気分的には５割がオモチャ系。
もちろん、ASIMOとかの人気は相変わらずなんだけど、今年はクラッシュギア まで出展されていて、「それをロボットと言うか！」状態。バトルで異常に 白熱してたんだけど、違うよなぁ。オモチャ系では、実はセガトイズのW-BOT（ウィルボ）を楽しみにしていたんだけど、 タカラのドリームフォース01には目が点状態。あ〜ここまで来たか。
１２月に発売予定らしいんだけど、49,800円．．．う〜ん、ちょっと欲しいかも。 W-BOTは売り切れで触れなかったのだけど、こっちは実機操作に長蛇の列。
ただ、なかなか難しいらしく、滑らかな動作とは程遠いなぁ。まぁ逆に、 それがマニア心を擽るかも。で、すぐに購入を決意したかと言うと、帰ってきてちょっと減速気味。
こちらの プレスリリースを読むと、専用コントローラ以外に普通の携帯電話 （Java対応）をコントローラなんかに対応したタイプも開発されているらしい ので、ちょっと躊躇するなぁ．．．って、なんでこっちの方が高いんだろ？ もしかして、携帯電話付き？去年と明らかに違ったのが、福祉系のロボット達。見かけはちょっと地味 だったけど、結構ブースありました。人口腕なんて、ターミネータの腕を思わせる出来です．．．動けばだけど（だって、展示だけしてあったから）。
それにしても、介護用パワードスーツって、なかなかいけてるぞ！ロボットの展示会って、そんなに1年で変わらないだろうから、すぐに マンネリ化するのでは．．．というのが去年の感想だったんですが、まったく 予想を覆えされてしまいました。
行く前に懸念していた、２年連続して同じ展示というのはほとんど無く （全部見てないので、あくまで想像ですが）、かなり楽しめました。
ただ、ロボット系とは言いがたいオモチャの展示が増えるなど、去年感じた 「近未来を先取りした」よりも、「楽しさ」を前面に押し出しているように 感じられました。
これはより成熟した、と取るべきなんだろうか？
それとも技術的にはマンネリ化の影が差していると見るべきなんだろうか？
その答えは、また来年確認することにしましょう。
- 蛇足．その１
- そう言えば、SONYのブースはAIBO一色だったのだけど、昨年華々しくデビュー したSDR-3Xの姿は見えなかったなぁ。人型ロボットからは撤退したのだろうか？それとも、単にAIBOに注力したかったからか？
- 蛇足．その２
- ８月のお知らせにも書いた、 芸手〜ゲーテ〜 の実物を始めて見ました。やっぱ不気味です。 ただ真っ白だとは思わなかったなぁ。
ＣｏｆｆｅｅＢｒｅａｋ（１２）「人型ロボット」、ＣｏｆｆｅｅＢｒｅａｋ（２９）「ROBODEX2000」もよろしく！