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Q1

45歳の事務職です。最近、運動不足で太ってきました。今年の職場検診で初めて尿に糖が出ている言われました。糖尿病でしょうか?

A1

検診ではその場で採取した尿を用いて、試験紙法で尿糖が定性的に陽性か、陰性か検査します。尿糖が陽性とは糖尿病と考えてしまいがちですが、必ずしも糖尿病ではありません。確かに糖尿病で血糖値が高い場合、尿糖は陽性ですが、尿糖が陽性でも必ずしも血糖値の高くない場合があります。腎性糖尿という状態がそれです。これは腎臓における尿糖排泄の敷居(閾値)が通常のレベルよりも下がっていることによっておこる状態です。通常は、尿糖が陽性の場合は、次に血糖値が高いか、どうかを検査します。空腹時の血糖値が126mg/dl以上、あるいは空腹時とか、食後とかに無関係に血糖値が200mg/dl以上の場合は糖尿病である可能性が極めて強いと言えます。何度か血糖値を測定して、持続的に上の状態を示す場合は糖尿病と診断します。診断については糖尿病専門医を受診することをお勧めします。



Q2

54歳の主婦です。156cm、 65Kg。 数年前に某医院で糖尿病と診断され、飲み薬を飲んでいますが、食事と運動療法はあまり守っていないため血糖値が上がった状態が、ここ1年くらい続き医師から、インスリンを打つように勧められました。インスリン療法を始めると止められないと聞きましたが、本当でしょうか?

A2

膵臓からインスリンの分泌がなくなる1型糖尿病の人(インスリン注射が絶対に必要な状態にある人)は、インスリン療法が欠かせません。インスリン注射をしなければ、短期間のうちに血糖値が極端に高くなって、口やのどの渇き、尿が近い、全身のだるさなどの高血糖症状が現れます。それに対処せずにいると、昏睡に陥り生命が危険になります。1型糖尿病の人の場合は、インスリン療法は絶対に止められません。しかし、インスリン分泌がある程度保たれている2型糖尿病の人(インスリン注射が必ずしも必要でない状態にある人)でも、治療をしても血糖値が目標まで下がらない場合には、一時的にインスリン療法が勧められます。あなたはこの場合に相当すると思われます。 2型糖尿病の場合、それまで高かった血糖値をインスリン療法によって十分に下げると、膵臓のインスリン分泌能力が回復することがあります。これは、血糖値が高いこと自体がインスリン分泌を低下させたり、インスリン抵抗性を高める「糖毒性」が、血糖を十分に下げることによって解除されるためと考えられています。また、インスリン療法で、膵臓を休ませたため、膵臓でインスリンを分泌する能力が回復してきたとも考えられます。いずれにしてもその結果、インスリン療法が必要なくなり、元の飲み薬による治療に戻せる場合があります。あなたの場合、長年の高血糖を放置しておくと、血管の重大な合併症が大変起きやすくなりますので、不安がらず、医師を信頼して、早速にもインスリン療法を開始されるようお勧めします。

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