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多村栄輝の無責任情報局

いまや電子書籍古老となった多村栄輝が、電子書籍をとりまく話題やメッセージを手前勝手につづります(ほぼウィークリー更新。されど不定期)。


001130.木曜日

【ナップスターの電子書籍版ってどうですか?】

…そんなメモが、ぼくの手帖に書かれたのは今月17日のこと。おお、ベルテルスマン社がすでに動き出しているじゃあないですか。ナップスターのビジネススタイルがいつごろ電子書籍に応用されるようになるのかはまだわからないけど、いずれ無視できない状況にはなるだろうね。

【崖っぷち】

最近『崖っぷち○○』っていうタイトルの本や雑誌の特集をよくみかけませんか。どうも21世紀の夜明けを前にして「ここが本当のギリギリのラインなんです〜」という意味でキーワードになっているようです。で、ちょこっと検索してみたら、「崖っぷち」という言葉をタイトルにつけて本を出しまくっているのはみうらじゅんでありました。98年頃からやってますね。その他にも、97年に『崖っぷちの日本経済』という本が出ていたらしく、どうもそこらへんから始まっているみたい(もちろん80年代から「崖っぷち本」は出ています)。なんですか『崖っぷち日本』って。


001128.火曜日

【サイト移転とリニューアル2題】

浮世絵太郎こと ukiuki さんの「うきうき書房 On-Line」が大幅リニューアル。まるで映画の予告編のようなGIF アニメによる作品紹介がイカス!

一方、サイトを移転したのは大山達人さんの「クラモノ」。新作は既発表の『あしひきなぎさ』とあわせて三部作になる予定だとか。作ったはいいが、一回だけ配信してそれっきりのメルマガをなんとかしろと言いたいところ(笑)


001121.火曜日

11日もあいてしまいました (_ _) 

【いつかワンダースワンで青空文庫を読む日】

ワンダースワンで動作するソフト(ここではあえてゲームとは言わない)を作成できるツール「ワンダーウィッチ」のプログラミングコンテストが開催中です。賞金50万円也。ワンダーウィッチで作ったソフトはいくつか公開されているけど、どうしてもギャルゲーとかそういったものしか見当たらなくて…。でもきっと中には「こいつ(ワンダースワン)で青空文庫を読みたいんじゃあ」というヘンコツがいるハズ。期待して待ってます、わたし。

【最近どんな作品をオンスクリーンで読まれましたか?】

最近のオンスクリーン読書は、もっぱら愛用の PSION revo に「ふみばこ」というソフトを使っています。青空文庫に収録されている『自転車の夏』なんておもしろかった。先日、以前チャレンジして挫折していた黒崎義久氏の『印刷新世紀宣言2』もなんとか読破。おもしろくてためになるんだけど、黒崎さんは余談が多すぎるんだよね。さて次は何を読もうかしらん。何かオススメの作品があったら教えてくださいね。ポシブルブック倶楽部のメーリングリストでもご意見募集中です。

こんなこと言ったらなんだけど「電子本は読むと目が疲れる。わたしは紙の本が好き」ってかたくなに思っている人は、ある意味しかたないじゃないですか。人の心は変えられません。まずは自分がどんどん読むことなんじゃないかなぁ。読んだら何を読んだか教えてほしいぞ。君だけの秘密の体験にするなんて我慢ならん(笑)

最近はPCがずいぶんと安くなったけど、相対的にモニタの品質が下がってしまってるケースが多いです。安いモニタでは、目が疲れるのも当然のこと。薄暗い部屋で本を読んだら「視力落ちるわよ!」って両親に怒られるのは世の常であります。いいモニタ、いいオンスクリーン環境は自覚的に手に入れましょう。


001109.木曜日

【虹の海児童文学賞のバナーを貼ろう】

告知ページは7日の夕方には公開されましたね。プアマリナさんありがとうございました。ポシブルブック倶楽部ウェブのトップページにもリンクバナーを貼っていますが、みなさまのホームページにもぜひ貼り付けていただきたいと思います。この記事の見出しをクリックすると解説ページに飛びますので、参考にしてくださいね。


001107.火曜日

【虹の海児童文学賞】

プロジェクト電脳神保町(仮)からの思わぬ副産物がコレ。元気のいいプアマリナさんをおだてまくって、企画を実行に移したのだ。コーディネーターをプアマリナさんに全面的におまかせしました。トップページだけ差し替えて、専用ページはまだ準備中だけど、元気のいいプアマリナさんのことですから、当初の予定だった11月10日公開よりも早く公開されることでしょう(^^)

【タイトルコーナーを見直した】

タイトルに「デイリー」なんて冠しておきながら、一週間平気でほったらかしになったりするこの事実をどうするのか? 自分の中の体力低下を素直に受け入れ、それでもしばらくは電子書籍古老として生き恥をさらしもするだろうとタイトルを変更しました。スタンスはそのままに、体力のなさは流れのままに(とほほ)。


001106.月曜日

【TTZ FileUpdater1.0 を試してみた】

週末に TTZ FileUpdater1.0 を試してみました。ドラッグ&ドロップすると、アップデート完了を示すメッセージが出ます。

メッセージにある「TTZ FileUpdater.result」の中味はこんな感じです。

作業自体は本当に簡単ですから、送り手のみなさんはかならず実行しましょう。アップデート作業の不要な ver.2.2.2 のリリースがひかえているようですが、まだいつごろになるかは分かりません。「出来次第」、といったところでしょうか(^^;)


001104.土曜日

【また移転しました】

リニューアル以来、2回目のサイト移転です。asahi-net を離れて、Tripod のフリースペースを使うことになりました。広告ウィンドウが表示されるなど、少々わずらわしいかもしれませんが、どうかご了承ください。なお、メーリングリストも asahi-net から eGroups のサービスに切り替わります。

ウェブページとメーリングリストのふたつをフリーのサービスに置き換えることで、現在、とりたてて収入源をもたないポシブルブック倶楽部としては、かえって行動の自由が生まれるものと思います。本来ポシブルブック倶楽部がめざしていたのは渦の中心になることです。渦の真ん中は静かでいいのです、電子出版をとりまく周辺でいろんな熱気が生まれてくるきっかけとなることを目的としてきました。これからもその考えは変わりません。

電子出版・電子書籍を扱ったサイトも、個人・団体ともにどんどん増えてきています。ある意味でポシブルブック倶楽部の当初の目的は達成されているとも言えるのです。とてもうれしいことです。

【バナーキャッシャーが17日まで使えない】

うきうき書房さんからの知らせ。バナーキャッシャーが今月17日まで取り扱いが一時停止されるらしい。バナーキャッシャーはドル立て決済を使っているので、アメリカから何やらいちゃもんをつけられたらしい。バナーキャッシャーを提供しているミュージックゲートJAPAN が、これであきらめるとは思えないけど、さてどうなることやら。なにしろ電脳神保町(仮)では、決済手段のベースとしてバナーキャッシャーを採用しよう、ということになってるのだから。


2000年10月の記事
2000年9月の記事

2000年8月の記事