名探偵ピンじろうシリーズ
10本足の怪物
第15回

 

 ――とかれたなぞ――

 午後3時……。
 ピンじろうの家の前には、何十人何百人の人が集まった。
 ピンじろうは家の中からでてきた。
「犯人はだれなんだー!」
「はやく教えろー!」
 みんなの声が高まった。ピンじろうの後ろから、1人の男もでてきた。
「こいつが犯人かー!」
「くそー! やっつけてしまえー!」(プロレス観戦のノリだな)
 ピンじろうはあわててみんなをおさえた。
「ちがいます、ちがいます。この人は今日のゲストです」
 ピンじろうがそういうと、みんなは顔を見合わせた。
「ゲストだって!? 歌番組やっているんじゃないぞー
「静かにしてください! では今から1つずつ、ゆっくり私のすいりを説明していきます」
 みんなはシーンとなった。
「田川殺人事件・吉田殺人事件・理田殺人事件……。そしてダイヤ事件・田中殺人事件。5つも悪な犯罪が10本足の怪物によっておかされました。(日本語めちゃくちゃ(笑))この5つの事件で、容ぎ者が3人現れました。
 まず谷山……。谷山の家に足あとがつづいていたり、またしゃくほうされてから急に10本足の怪物が現れた所で、あやしいわけです。
 次に字水……。ダイヤ事件の日、字水らしい男を見たという人がいました。
 そして黒宮。黒宮は事件前後に、必ず事件現場近くでうろついている。まずこの3人、前へでてきてくれ!」
 3人とも、犯人ではない! といいながら前へでてきた。
「ではここで、ゲストの方……。ぐうぜんこの3人は、このゲストの方の大学時代の生徒(学生?)なんです。(こりゃまた、すごい偶然だな)では、先生にちょっと聞きたいことがあるんですが……」
 ピンじろうは先生に聞いた。
「はい、なんでしょう」
「この3人はどんなスポーツが好きでしたか?」
「えーと。谷山はとび箱。字水は弓矢。黒宮は水泳でした」(跳び箱って……)
「ありがとうございました。さて……では、私のすい理を今から聞いてほしい」
 あたりは、とても静かになった。
「まず、犯人の名前はAとしておこう。犯人Aはお金にこまった。そこでダイヤ博物館からダイヤを盗もうと、Aは考えた。そこでAは、とても入りくんだトリックを考えたのだ。ただ単にダイヤを盗んだだけでは、自分が犯人ということなどすぐにばれてしまうだろう。そこで考えたAのトリックとは……」
 ピンじろうはそこでいったん話をうちきった。
 みんなは真けんな表情だった。

 ※このページを読んだら、読むのを少しストップ! あなたも犯人がだれか考えよう。

(次回より解決編スタート! 殺人鬼の正体が今明らかになる!)

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