Written in Japanese / teksto japane

同人イベント報告 2010年

下に行くほど古いイベントになっています。

2010.09.26 計画0x0E

計画0x0Eのレポート

2010.08.29 男の娘☆9

男の娘☆9のレポート

2010.05.16 東方崇敬祭4

東方崇敬祭の旗印

2010.05.15 ぷちオトコノコ音楽祭in都内

会場のバー・シービーズ

2010.05.04 ふたけっと6

ふたなり中心の女装少年・男装少女・TSの同人誌即売会です。ふたなりこと両性具有には大変神秘的な魅力を感じないわけでもありませんが、同人の世界では女の子に男性器が生えた存在という印象が強く、あまり興味がなかったりします(あくまで男の娘趣味)。コスプレもないし、元々参加するつもりはありませんでしたが、『男⇔娘ライフ』でファンになったサークルの新刊が頒布されることを知ったので、急遽行ってきちゃいました。お目当ての新刊は無事入手できたので、後は会場を一回りすると、『男⇔娘ライフ』や『男の娘☆8』で見かけたサークルもいくつか参加していました。『男⇔娘ライフ』以来、久しぶりに再会した作家さんが私のことを覚えていてくれました。やはり小さなイベントでは人が少ないので、けっこう覚えているものなのですね。少しお喋りしましたが、『男⇔娘ライフ』ではたくさん売れたけど、今回はあまり売れていないとのことでした。参加サークル数が多いと、お客が人気サークルに偏ってしまうのかもしれません。私も全サークルは回り切れませんでしたし。また、『GirlsLoveFestival 3』でコスプレでもないのに写真を撮らせていただいたサークルさんも発見しました。『男⇔娘ライフ』『GirlsLoveFestival 3』に続いて三度目の出会いでした。次の機会には写真をお渡ししたいと思います。

展示されている作品の表紙を見てみると、なかなかきわどい描写も多く、作家のみなさんの一途な創作意欲というか、激しい情念のようなものを強く感じました。ただし自主規制は働いているようで、いくつかのサークルは空席になっていて、販売停止になった旨の表示が貼ってあるところもありました。たぶん内容というよりも、陰部に墨が入っているかとかの話ではないでしょうか。

一応、男の子が女装する作品を中心に買い集めましたが、帰宅後に確認すると生えた女の子の作品もけっこう混ざっていました。もはや性別は判別不可能で、男女の区別も意味を失ってしまう壮絶なジャンルですね。5/5(祝・水)に開催されていた『ショタケット15』のほうが自分には向いていたかもしれません。

2010.05.04 幽明櫻

東方Project妖々夢キャラクター中心の同人誌即売会です。上述の『ふたけっと6』と同じビル内で開催されていたので帰りに立ち寄ってみると、すでにカタログ完売のため入場無料になっていたので、こちらも覗いてみました。場内には東方の曲が流れ、東方コスプレの人が大勢いました。当日はカメラを持って行かなかったので、東方コスプレ撮影者として なんとも歯がゆい思いをしました。『ふたけっと』などに惚けている場合ではありませんでした。なぜこんな東方イベントに気付かなかったのだろうかと自責の念に駆られました。で、後で調べたら女装コス禁止のイベントだったので、早期に参加予定から除外して記憶の外に追いやっていたようです。まあ、女装コスプレがいないのであれば、あまり参加する意味もありません。それにしても東方イベントで女装コスプレ禁止というのは、なんとも無粋な気がします。

『都産祭2010』という物産展みたいな名称のイベントの一部として開催されたもので、他にもいろいろな作品のオンリー・イベントが同時開催されていました。『ひぐらしのなく頃に』や『涼宮ハルヒの憂鬱』やその他よく知らない作品の出店がたくさんありました。これまで、東方か男の娘関連のイベントにしか出たことがなかったので、ちょっと目新しかったです。コスプレも東方とは違った衣装をたくさん見られて面白かったですが、改めてカメラを持って行かなかったことが悔やまれます。『うみねこのなく頃に』関連と思われるヨーロッパ貴族のような煌びやかな衣装の人が何人もいて、とても華やかでした。女装はいませんでしたが、是非とも撮りたかったです。

2010.05.02 ドールショー28

同人誌でもコスプレでもなく人形に関する展示即売会です。実は人形が好きなのです。東方Projectシリーズでも好きなキャラクターはアリス・マーガトロイドだったりします。会場では自作の人形や既製ボディ用の衣装や小道具などが展示販売されていました。販売ではなく作品の展示のみのサークルもありました。同人誌即売会と比べると参加者の年齢層が幅広く、婦人会のようなサークルの見事な裁縫の衣装をまとった人形展示などもありました。女性サークルが圧倒的に多かったですが、男性サークルもかなりの参加がありました。また、香港、台湾、韓国からの出展もありました。そういえば『例大祭』にも海外からの参加がありますね。

霊夢、ミク

人形のジャンルは様々でしたが、関節可動式で布製の衣装を着せた人形が主流でした。アニメやゲームのキャラクターのフィギュアもたくさんあり、東方Projectの人形もいくつか展示されていました。

ランカ、?、霊夢

販売作品としての人形には息をのむほど美しいものがたくさんありましたが、正直言って値段が高いです。人形や衣装の作成にかかる材料費、手間、時間を考えると決して高いとは言えないのですが、やはり私の財布にとっては高いです。同人誌なら手提げ袋一杯買える値段で、人形一体しかお迎えできません。(人形趣味の世界では、人形を買うことを「お迎えする」と言うみたいです。あまり好きではありませんが。) やはり高いお金を出してでも欲しいというくらいにその人形に惚れ込んだ人にお迎えしてもらうほうが、人形作家としても安心できるとは思います。というわけで、私は始めから買うのは諦めて、展示人形の写真撮影に始終しました。私のフィルム写真は被写体の魂をも吸い込むので、お迎えに近い効果があるのです(負け惜しみ)。まあ、安いのもありましたけどね。

2010.04.24 東方吹奏楽団 第1回定期演奏会

感動に涙が溢れました、花粉症じゃなくて、ホント。お馴染みの愛すべき曲の数々を吹奏楽の生演奏で聴けて、素晴らしかったです。オペラやクラシックの演奏会にはよく行くのですが、演奏中におしゃべりしたり携帯電話を鳴らしたり、聴衆のマナーの悪さには辟易とします(ごく一部ですけどね)。その点、今回の演奏会では皆さんとてもマナーが良くて気持ちよく聴けました。同人イベントで毎回、マナーについて厳しく注意を受けているので、躾が行き届いているのですね、きっと。

ピアノとベースが混ざっていて、吹奏楽らしからぬ音色が加わった独特の響きがありました。休憩をはさんで第二部では団員もラフな格好に着替え、コスプレをした人もちらほら混じり、目を楽しませてくれました。

コスプレ・イベントではありませんでしたが、会場スタッフのメルランと射命丸を撮らせていただきました(どちらも女装美人)。他にもコスプレ・スタッフがいましたが、帰りの人波で混雑していたので撮影断念。舞台上で足を滑らせたドジッ子椛も撮りたかったよ! 今後も定期演奏会が続くことを願います。今後の課題は団員のコスプレ率アップですね(そこかい!?)。

2010.03.28 GirlsLoveFestival 3

百合作品オンリーの同人誌即売会で女装不可のイベントです。『ストロベリー・パニック!』の同人誌とミアトル、スピカ、ルリム三校の女生徒のコスプレ撮影を目当てに参加しました。サークル数、来場者数ともに大盛況でしたが、コスプレ参加の方は2名、カメコらしき者は私1名という信じられない状況でした。コスプレは『とある科学の超電磁砲(レールガン)』の木山春生と御坂美琴のお二人でした。また、サークルスペースでも『とある〜』の御坂美琴と白井黒子のコスプレをしていた方々がいて、撮影に快く応じてくれました。他に、たぶんイベント・スタッフのリリアンの女生徒さんを撮らせていただきましたが、その際に捲れた襟を直してあげて、祥子様気分に浸りました。もうお一方、サークルスペースにリリアン女生徒を見つけたのですが、延々と立ち話をされていて、30分待っても終わらなかったので待ちきれずに結局撮れず終いでした。なんだか困っていたようにも見えましたが。

『男の娘☆8』で見かけたサークルさんを発見しました。先方も私のことを覚えていて、「なんでこんなとこにいるの? あなたジャンル違うでしょ!」という火花が一瞬飛び交いましたが、それも一瞬のこと。場違いなところ(?)での再会に妙に意気投合した(と思った)ので、なかば強引に写真を撮らせていただきました。カメラ登録料の元を取るために必死でしたよ……。

百合物イベントなので女性が多くて男性は肩身が狭いかと思いましたが、男性サークルも多く、一般参加者はむさ苦しいほど男ばかりでした。素晴らしい内容の創作百合作品をたくさん手に入れることも出来ましたし、思わぬ再会を楽しんだりもしましたが、やはりコスプレに関しては非常に不満の残るイベントでした。カメラ登録をする際に、コスプレ参加者がほとんどいないということを言ってくれても良かったと思います。たぶん受け付けは同じ場所でしょうから、分かると思います。

悔し紛れに撮った会場PiO構内の写真。とてもSF的です。超電磁砲(レールガン)が装備されています。

PiO構内の写真

2010.03.22 東方不敗小町6

例によって午後遅めに到着しました。サークルスペースを一通り回った後にコスプレ撮影を始めました。閉会まで約1時間半あったので時間は十分だと思ったのですが、更衣室利用の終了時刻が早めだったようです。あまり撮影しないうちにスタッフが更衣室終了のアナウンスを始めて、コスプレイヤーさんたちも引き上げてしまいました。レイヤーさんたちも、もっとちょっとゆっくりしていきたそうな感じでした。短い時間の中でなんとか7名の方を撮影できました。

撮影したキャラクター

2010.03.20 男の娘☆8

男の娘☆8のレポート

2010.03.14 博麗神社例大祭7

東方Project作品のオンリーイベントで、参加サークル数4000以上という、一ジャンルのオンリー・イベントとしては最大規模の巨大イベントです。よくコミケなどの巨大イベントのレポートを読むと開場前から長蛇の列が出来るという話です。列に並んで待つのは辛いので開場1時間後くらいに来場しました。欲しい物が売り切れて買えなくても、今回はまず巨大イベントの様子を体験することを目的としました。駅から会場に向かう間にも、東方イラストの入った紙袋を両手に抱えて満足そうに駅へ向かう大勢の人たちとすれ違いました。すでに戦利品を得て帰る人たちの波が出来ていたのです。やはり遅いと何も買えないのかと、会場到着前からちょっと気分が落ち込みましたが、実際に会場に着いてみると、まだまだ祭りの真っ最中でした。コスプレ姿の人も、ちらほら見えました。秋葉原で買い物の通りがかりにちらっと見たことはありますが、イベントに参加してコスプレを正式に見るのは実はこれが始めてでした。(厳密にいうと、以前にオランダで見たこともあったりしますが……。)

まずは同人誌や同人グッズを買いに回りました。事前にカタログで目星を付けておいたサークルを尋ねた後は、適当に巡り歩いて興味が惹かれたサークルに立ち寄っていきました。さすがに全部は回り切れないので、列を飛ばしたり、斜めに進んだりしました。人ごみの中を進むのは大変かと思っていましたが、だいたいみんなマナー良く譲り合ったりしていて、特に混雑のストレスもなく買い物が出来ました。時間が遅かったからかな? 来場時にすれ違った早期帰宅組みがいた時間帯はもっと壮絶だったのかもしれません。同人誌を持参の手提げ袋一杯、ガレージキットのフィギュアを1体買いました。『上海アリス幻樂団』のスペースには行く余裕がありませんでした。新作『ダブルスポイラー』が頒布されることも知りませんでしたし。

買う物を買ったら、次はいよいよコスプレ撮影の初体験です。今どき、カメラといえばデジタルカメラが常識で、カメコのみなさんも高性能デジタル一眼レフを装備していますし、コスプレイヤーの人もコンパクト・デジタルカメラを携帯している人が多かったです。そんな中、私はフィルムカメラで挑みました。なにぶん最近幻想郷から出てきたばかりなもので……。カメラ登録を済ませてコスプレスペースに向かうと、ホールから出てきた超美麗女装の咲夜とすれ違い、思わず息をのみました。

結局、閉会までの1時間半くらいの間に総勢30名以上もの皆さんを撮影させていただきましたが、なんとフィルム装填ミスにより何も写っていませんでしたよ。花映塚版の可愛らしくも小憎らしい白黒双子のてゐ、相方の橙には優しいのにカメラに対しては冷ややかな目線だった藍しゃま、サービス満点の脚線美を披露してくれた美鈴、グリコ・ポーズをばっちり決めてくれたこいし、流石はメカ好きだけあって私のフィルムカメラに興味津々だったにとり、なぜかライダーベルト装備の地霊温泉ご一行、そして場内の人気を一手に集めてパパラッチの弾幕を浴びていたチビッ子フランちゃんも、すべて写っていませんでした。涙が出ました。厄いです……。

この例大祭7でコスプレ・デビューしたという瀟洒な女装咲夜の方と、こちらもおそらくデビュー仕立ての紅白苺ポシェットの可愛らしい霊夢コスプレの女性からは名刺も頂きました。(どちらにも写真が渡せないという残念な結果となりましたが。)

2010.02.07 男⇔娘ライフ(なんにゃんらいふ)

新しい男の娘オンリー同人誌即売会の第1回で、コスプレはなく、同人誌即売のみでした。私の同人イベント初参加でもあります。巨大イベント『例大祭』への参加を控えて、まずは家から近い小規模イベントで練習をしてみた感じです。開場1時間後くらいにのんびりと来場しました。

何事も初めては緊張するもので、ちょっとドキドキしました。一見さんお断りみたいに、新参者は受け入れてもらえないのではないかと馬鹿な心配もしていました。不安がっていても始まらないので、事前にインターネット上の同人イベント・マナー集をいくつか通読しました。実際に会場に行ってみると、各サークルのみなさんとも、とても丁寧に応対してくれました。何人かとは少しだけ話もしました。自筆の絵を見せられて感想をせがまれたので、批評好きの血が騒ぎ、ここぞとばかりに褒めちぎったら喜んでもらえました。なかなか楽しくて居心地が良かったです。明らかに同じ趣味なので、好意的に見てもらえたのだと思います。もちろん、こちらも礼儀正しく振舞うのが前提です。

『THEiDOLM@STER』の男の娘、涼ちんオンリー・イベント『秋月涼ファンクラブ』との併催でした。涼ちん陣営のほうは、必ずしも男の娘趣味というわけでもないようで、素人目にも男⇔娘側とはちょっと雰囲気が違って見え、会場の真ん中に見えない境界線があるかのようでした。入場料を無駄にしたくなかったので、勇気を出して涼ちん本を漁りに越境しましたが、男⇔娘で感じたホスピタリティが感じられず、サークルの応対があまり丁寧でなく、微妙な緊張感と疎外感を感じました。まあ、そろそろ片付けに入る時間で、場内がそわそわし出していたからだと思います。

初めて買った同人誌からは、同人作家のみなさんの創作への熱い情熱とエネルギーを感じて、とても良い刺激を受けました。


作成者:姫楼しん(きろうしん)/公開日:2010-06-06/更新日:2010-11-11
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Farita de Sin kiro el Japanio / Aperis en 6 jun. 2010 / Shanghita en 11 nov. 2010
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