駅発車メロディー・特急車内メロディー | 〜 閉まるドアーにご注意ください![]() |
CHECKFLIGHT ZERO | 〜 ぶるぶるぶる〜ん |
SUPERSONICS | 〜 バイバイ、ブラックバード |
幽霊 | 〜 ひゅーどろどろどろ |
開運 | 〜 マインド・コントロールで開運 |
ダイソー百円シリーズより | 〜 羊が65535匹 |
ポジティブエンジェルズ | 〜 追悼。ミス・ミナコ・サイトウ |
超能力に挑戦 | 〜 笛と太鼓で超常三昧 |
臨死体験/NEAR DEATH | 〜 セラピスト推薦版!! |
陸上自衛隊 富士総合火力演習 | 〜 この演習にかかった費用は●億円です |
音質向上委員会 | 〜 原音は絶対に出せません |
恐怖の霊症体験ゾーン | 〜 サブリミナル |
アシッド | 〜 酸性音楽 |
サウンドLSD/サブリミナル セックス | 〜 気持ちいいらしい |
サウンドLSD/幽体離脱体験 | 〜 とびます、とびます |
デモテープI | 〜 こんばんは。坂本龍一です。 |
前世体験I〜II | 〜 周波数スイッチを思い浮かべてください。 |
Thunderstorm | 〜 ぽつぽつ雨だれ |
アニマルくん | 〜 にゃーこけっこーうもー |
乗り物いろいろ | 〜 ぶぉーきーんしゅっぽしゅっぽ |
音に注意!! 音当てクイズ | 〜 どんぎゅわーんちゅっばたん |
収録音 |
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省略 |
山手線全駅の他、全駅ではないですが京浜東北線、青梅線、中央線、総武線、常磐線、成田線の駅のメロディと、都内発の主要特急の車内メロディが収録されてます。東京駅みたいにホームによって違う場合には、ちゃんとそれぞれ収録してある代わりに、近くの駅で同じメロディを使ってる場合は一つのトラックにまとめて一回だけ入ってます。それでも同じのが何度も繰り返し出現しますけど。
メロディのタイトルも「JR-SH1」みたいな記号のばかりじゃなくて、「せせらぎ」とか「あさの静けさ」なんてちゃんとした(?)題のもあるんですね。高田馬場の「鉄腕アトム」や青梅の「ひみつのアッコちゃん」、蒲田の「蒲田行進曲」もちゃんと入ってます。あと、総武線の千葉駅は発車ベルを全廃したので、当然ながら千葉駅のはありません。
しかしこのCD、京葉線がないんですよね。従って舞浜駅のアレも入ってません。てゆーか舞浜があるから収録できなかったのかな。
発車の合図がベルからメロディに切り替わってしばらくした頃、流浪の番組「タモリ倶楽部」にこのメロディをピアノで演奏する人が出演して、このメロディはどの駅でしょう、みたいなクイズとかやってたことがありましたけど、このCDがあればそう言うのも簡単にできますね。
収録音 |
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1. Zero Engine start 2. Zero Start-up and Run-up 3. Zero In-flight 4. P-40 Engine start 5. P-40 In-flight 6. FM-2 Wiledcat Engine start 7. FM-2 Wiledcat In-flight 8. P-38 Engine start 9. P-38 In-flight 10. F4U Corsair Engine starts 11. F4U Corsair In-flight 12. Many Mustangs 13. Zero Inside Flight 14. Steve Hinton Conversation |
最後のトラック14は、この録音とかいろんな映画なんかでこのゼロ戦のパイロットをやってるヒントンさんが、ゼロ戦とはどんな飛行機かみたいなことをインタビューに答える形で解説してます。
このAIRCRAFT RECORDSって会社はこの種の飛行機の音の専門メーカーみたいで、機種別、テーマ別に似たような作品を出してます。アメリカにはこういうの買う物好きが多いんですかねー。他人の事言えないけど。
収録音 |
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1. A-10 Low level maneuvers 2. A-10 Taxi-back 3. F-117 Take-off, two fly-pasts and landing 4. C-5A Three fly-overs 5. F-16 High performance flight demonstration 6. SR-71 Engine start 7. SR-71 Taxi-away 8. SR-71 Take-off 9. SR-71 Three Sonic Boom passes 10. SR-71 Taxi-back and engine shut-down 11. On the Ramp at Edwards AFB 12. Rogers Smith conversation |
あとトラック11はエドワーズ空軍基地でいろんな飛行機が飛び立ったりしてるところで、12はSR-71パイロットのスミスさんがブラックバードのひみつとか語ってます。
まあ、飛行機に興味がない人には(ある人にも)ただの騒音ですね。
収録曲 |
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1. ひとだま 2. 四谷怪談 3. 牡丹灯籠 4. 番町皿屋敷 5. 真景累が淵 6. 三途の川 7. 耳なし芳一 8. 誰哉灯籠(たそやとうろう) |
収録曲 |
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全1トラック 50:29 |
肝心の効果があるかどうかですけど……そんなものあれば今頃はねぇ、あなた。
CDタイトル |
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めざまし元気君〜甘口編 めざまし元気君〜辛口編 おやすみメリーさん「ひつじが1匹…」 |
めざましがあれば寝る方もあって、言うまでもなくおやすみメリーさんがそれですね。
このページの下の方にある『前世体験』と同じような系統のBGMにのって、「羊を数えると眠くなるって、ほんとかなぁ」って前振りのあと
羊が一匹、羊が2匹……と延々と数え続けます。2、3秒に一匹くらいのペースかな。出演の男の人の声もなんだか眠たい声です。
途中150匹数えたところで音楽がフェードアウトして、終わりかなとか思うと「ほぁー、まだ数えるのぉ?」ってまた続きを始めます。んなフェイントかけてどうする。
え? 最後いくつまで行くかって? うーん、いつも途中で寝ちゃうからなぁ<ホントか?
収録曲 |
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曲名不明 |
タイトルは「ポシティブエンジェルズ」として売ってて、CDのレーベル面にもそう書いてありますが、ブックレットには「Love & Harmony」とあります。この「Love & Harmony」の方があちこちに書いてあるんで、もしかするとこれがほんとのタイトルなのかもしれません。さらにこのCDは「Vol.1 Unconditional Love」もしくは「Unconditional Love Vol.1」でもあるみたいで、なんだかよくわかりません。
内容はなんか短いピアノの練習曲みたいのが単調に延々と繰り返してて、死者に鞭打つのもなんですが聴いててちょっとつらいです。一応、作曲も演奏も御本人だそうです。(ついでにブックレットの絵も本人の作です)
サブリミナル・メッセージは斎藤澪奈子自身による日本語、英語、スペイン語で収録されてるそうですが、当然聞き取れません。でもCDと一緒に送られてきた案内パンフにちゃんと書いてあります。(通販サイトにも書いてありました)
収録曲 |
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1. 天の恵み 10:15 2. 地の恵み 10:40 3. 海の幸(*) 12:29 4. 山の幸 10:56 作曲、編曲/豊田貴志(*作曲/石丸祐子) |
それでは聴いてみます。
最初の二曲はエスニックで素朴な感じです。二曲目はインドっぽいかな。三曲目は波の音をバックに朗々と笛を吹き鳴らして、そこはかとなく和風。四曲目はなんとなくゴンチチ風(?)かな。
でもって肝心の超能力。おっ。出たぞα波。見えてきた見えてきた。それっ、テレポート!(違う)
収録曲 |
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1. 臨死体験 2. ミートザハイヤーセルフ |
収録音 |
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1. '90式戦車の射撃(再生音量調整用) [0:15] 2. 1998年総合火力演習、1999年総合火力演習 [18:56] 3. F4ファントムによる対地攻撃 [1:47] 4. 偵察部隊の行動と偵察ヘリ〜輸送ヘリによる偵察車両の投入 [4:57] 5. 攻撃準備射撃〜対戦車ヘリの射撃 [2:38] 6. '79式対戦車誘導弾〜'90式戦車の射撃 〜装甲戦闘車の射撃〜攻撃前進支援射撃 [5:18] 7. 装甲戦闘車の射撃〜戦車小隊の射撃 〜陣地変更〜障害処理支援射撃 [4:03] 8. '92式地雷原処理車の掃射〜突撃支援射撃〜戦車小隊の射撃 [3:21] 9. 機動部隊による戦火拡張追撃 [1:34] |
さて、録音内容です。まず最初のトラックに90式戦車の砲声が一発入ってます。ボリュームを下げてから、これを繰り返し再生しながら徐々にボリュームを上げて最適に、というか限界を超えないように調整するためです。
総火演はだいたい二部構成で、まず最初に各兵科のデモがあって休憩の後、侵攻してきた敵を食い止めて反撃するってシナリオに沿った演習があります。トラック2が1998年の第二部を通して収録したもの(多少編集有り)らしくて、トラック3以降が1999年の第二部みたいですね。現場での見学者向けアナウンスも入ってるので、何の音かはなんとなくわかります。
でもねぇ。これオーディオ的興味を除いたらただの騒音ですよ。効果音として使うにはアナウンスとか観客の声がじゃまだったりするし。ミリタリー趣味の人にはこの手のやつでビデオとかも出てるんで、そう言う映像つきの方が面白いでしょう。
第一、説明があっても絵がないと何が起きてるかわかりにくいです。例えばヘリボーンでロープを伝って空挺隊が降りてくるところなんか、延々とヘリの音しかしないです。特科の榴弾砲で遠くの敵陣を制圧するところとか、「だんちゃ〜く、いまっ」って合図にぴったり合わせて土煙とか上がって、見てると「おおーっ」となるんですけど、音は遅れて届くからCDでは「いまっ」の瞬間にはなんにも起きないのね。見学者の「おおーっ」って声が少し入ってるだけ。
なので、迫力を求めるなら実際に東富士演習場へ総火演見に行きましょう。毎年六月ころに見学者を募集して、九月始めにやってます。服がびりびり揺れる極超低音は味わえるし、衝撃波の光輪現象も見えるしね。
収録曲 |
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1. 始業のベル…旅の始まり 1:38 2. チャイコフスキー 3:38 3. 阿部真理亜(アベ・マリア) 3:49 4. 経験(ラテンバージョン)激突!新旧ファンの集い/アラスカ・バンド 6:20 5. 爆音体験劇場…エスティマの巻 0:45 6. 尾林さ〜ん なんだボンネットの向こうか!(奥行きチェック) 1:12 7. TAGU/Mamadou Doumbia 5:51 8. 音質パンチDEデート(相性チェック) 4:16 9. ディアマンテス/バンボレオ 5:29 10. チエコ・ビューティ/おどりあかそう 1:27 11. 音質時事放談…尾林、吉田の場合 パート1 1:40 12. 音質時事放談…尾林、吉田の場合 パート2 1:20 13. フランキー堺…いやフランキー・ポール/SHAME DEM 2:22 14. 音質向上委員会の主張(NHK、青年の主張より) 0:21 15. SOBE/Mamadou Doumbia 5:30 16. 締めのお言葉 2:40 17. 風の道/ディアマンテス 5:50 18. Vol.0 1:00 19. 音質時事放談パート3 オーディオ人生、その熱き思い 1:25 20. サッカー王国 ペレを生んだ「ブラジル」 3:16 |
さて収録曲です。2曲目の『チャイコフスキー』はピアノ協奏曲第1番の冒頭です。次のはシューベルトのアヴェ・マリアですが、これをこういう表記とせずにいられないあたりは、やっぱり血が騒ぐのでしょうか。
4曲目は辺見マリの歌で、新旧ファンてのはマリかエミリかってことです。ちょっと飛んで8曲目、『音質パンチDEデート』はジャンルを問わずいろんな曲の断片をつないであって、自分のオーディオ・システムと相性のいいものを探しましょう、というもの。最後の方の『Vol.0』は無音のトラックです。
放談や主張のやつは音質向上委員会としてのカー・オーディオに対する考え方を語ったもので、「原音(元の音)は絶対に出せません」とか、ホーム・オーディオで億単位のお金をかける人は「そんなにお金があるならオーケストラを雇っちゃえばいいのに」と、それなりに同意するところがないでもない見解が繰り広げられます。そして言いたいこと言った委員のみなさんは、栄町へと「仕事」に消えていくのでありました。
収録曲 |
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第一の扉 移動体霊症体験ゾーン 〜終電の憑依霊〜 第二の扉 学園生活霊症体験ゾーン 〜卒業式の心霊写真〜 第三の扉 住宅霊症体験ゾーン 〜浮遊霊の溜り場〜 第四の扉 未開地帯霊症体験ゾーン 〜ボルネオの蛇女〜 第五の扉 暗い夜道霊症体験ゾーン 〜あなたを狙う殺人鬼の霊〜 |
実践的な音響効果と言うだけに、音楽と言うよりラジオドラマの怪談から台詞を抜いたような感じ(BGMも入っています)。『終電……』では電車の走行音が延々と入ってたり、『学園……』ではチャイムが鳴ってみたり。
後の方の曲で前に聴いたような音が聞こえるのは、各楽章の有機的な統一、というやつでしょう。決して使い回しなんかじゃないに違いないです。
なお、これと下のアシッドは各曲の演奏時間が書いてありません。
収録曲 |
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1.脳死 2.甦生 3.虐殺 4.黒魔術 5.精神異(ママ) 6.拷問台 7.幻覚 |
サブタイトルのおどろおどろしさに比べて音楽はおとなしめで、ジャンルとしてのアシッド・ジャズやテクノで言うアシッドを期待すると肩透かし。シンセサイザーで作ったいろんな音を重ねてこしらえた、どっちかっていうとアンビエントな感じ。
収録曲 |
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SONG 01 SEQUENCE BED 1. 13'22' SONG 02 3P 9'18' SONG 03 69 with B-DOG 4'55' SONG 04 COME!! 14'53' |
さて、この手の音楽ではいろいろと御託が並んでいるのが常ですが、これも御多聞に漏れなくて「使用上の注意(ささやかなお節介)」というのが書いてあります。11項目あるうちの面白いのを書くと、
音楽的にはミニマル系で、うねりのある低音と銅鑼のような音に乗ってマリンバ風の音が短いフレーズを延々と繰り返すもの。テンポや音量を振って変化を付けてます。
それはそうとSONG 03 のB-DOGってなに? バター?
収録曲 |
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1. Slow 21:00 2. Speed 21:00 |
このCDにも「使用上の注意(どうでも良いお節介)」が12項目書いてあるので抜き出してみると、
これもやはりミニマル系で、低い持続音とホワイトノイズの上で単調なフレーズを繰り返すものです。ときどき低音が途切れたり、耳鳴りのような高音が乗ったりもします。タンジェリン・ドリームとかヴァンゲリスあたりを思い出すようなとこもちょっとあります。
実はこの文章って二日酔いを押して実際に聴きながら書いているわけですが、別に幽体離脱なん……………………すいません、ちょっと離脱してました(嘘)。しかしさっきトイレで流したアレは、もしかしてエクトプラズム?
収録曲 | 1. 両眼微笑(番組テーマ曲) |
13. こんなのはもー 14. だれにもあげない 15. 福岡市ゴジラ 16. MARBLE WATER 17. 逆さ戦メリ 18. チャイムの歌 19. さよなら 20. はい、いいえ(Yes,No) 21. うさぎとかめ 22. CRY 23. HALF 24. 開演の辞 25. 両眼微笑 |
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それはどうでもいいとして、この番組では年に数回「デモテープ特集」と言うのをやってました。要はリスナーが送りつけてきた作品の録音テープを紹介するわけです。その中から傑作を選んでまとめたのがこのCDなのでした。
デモテープって言うと、普通はミュージシャンとしてデビューを目指す人がプロダクションに持ち込んだりするものですよね。しかしこの番組で流したのはDJがDJだけに、作品の方もユニークでした。シンセサイザーを駆使した本格的なのあり、リコーダーなど有り合わせの楽器を使ったものあり、既存の曲のコラージュやら、果ては家事をしながら歌っているだけのものまでありました。
このCDでの珍盤探偵的おすすめは、伊福部昭の『怪獣大行進』に勝手な歌詞をつけて歌う『福岡市ゴジラ』、テープを遅く回しながら録音することで再生時に声が甲高くなるようにして子供のけんかを歌った『だれにもあげない』でしょうか。リコーダーの伴奏で歌う『モンゴロイドが来るぞ!』や忌野清志郎ばりの声でナサケない歌詞を歌う『かしくれロックンロール』も捨てがたいです。説明してもわかんないので、是非CDを入手して聴いていただきたいです。
鄭東和(ていとうわ)とか言う人が、まだ無名な頃に応募した作品も二曲(11,22)入っている、らしいですが、何の人だかよく知らなかったりします。
どうでもいいですが『デモテープII』は出ないのかな。
収録曲 |
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前世体験I 1 前世体験I 解説 2 前世体験I 導入編 前世体験II 1 前世体験II 解説 2 前世体験II 上級編 |
それはさておき、このCDではほんわかふんわりした天国的、涅槃的な癒し系の音楽に乗って、エコーのかかった声でアドバイスが聞こえてきます。それに従って深呼吸したり、いろいろイメージを思い浮かべて行くうちに、自分が前世で体験したもろもろを(もう一度)体験することができる、って趣向のものです。この「ら」行がちょっと舌足らずな感じの声の女性が、臨床催眠療法家の桜井ゆみ先生なのでしょうか。
前世体験Iでは、自分の『内的ガイド』や霊的存在『スピリット』と出会って、それらのお導きで宇宙空間に移動、そこに現れるスクリーンに写し出される映像を見ることで、簡単な前世のイメージ体験をします。
キーワードは『周波数スイッチ』。このスイッチを作動させると映像がいろいろ切り替わって見えてきます。「周波数スイッチの存在を感じてください」って言われて、ニキシー管が並んだ妙ちきりんな装置を思い浮かべる私は古い人間です。
前世体験IIはもっと進んで過去生そのものを体験します。今度はまず海辺に移行して太陽の光を体内に宿し、その光に包まれながら宇宙空間のトンネルを抜けて過去生に退行します。
「男性であるように感じますか? 女性だと感じますか?」「幼いと感じますか? 年輩だと感じますか?」など質問に答えてくことでイメージが形作られるしくみです。「(前世で)他界した後で、どのような体験をしていますか?」なんてむつかしー質問もあります。うっかり幼くして亡くなった過去生に退行しちゃうと「大人になってからの仕事や暮らしぶりがわかる状況に移行してください」などと指示されて途方に暮れるかもしれません。
もう一つ特筆すべきは、このCDのジャケットが島田ひろかずの描く内容説明まんがになってることでしょう。さすが女の子がキュートです。
さて、それじゃ聴いてみましょう。聴く度に違う前世に移行できるらしいです。
おおっ見えてきた、見えてきた。私の前世はナポレオンだったのか。ではもう一度。ああっ、今度はジーザス・クライスト! やや、かつては仏陀であったのか!! なんと、私の前世は大川○法……まだ生きてるって。
収録音 |
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全1トラック 50'43" |
自然音を録音したCDは特に珍しくもないんで、普段は手を出さないんですが、これはジャケットに凄まじい稲妻の写真が使われていて、"dramatic"とか"spectacular forces"やら"scary"とそれらしい単語が書いてあるのが目に付いたんで買ってみました。サンダーストームって言うからには、轟く雷鳴、吹き荒ぶ暴風、篠突く雨とさぞかし凄かろうと。
CDのレーベル面にも、注意書きとしてボリュームを上げすぎるとスピーカーが壊れる事がある旨、書かれています。
どきどきしながら聴いてみると、雷は雷でも遠雷で、しとしととそぼ降る雨音の方が大きいです。ときどきなにかの生き物の声が聞こえます。むむ、英語の「ストーム」はこの程度ですか。日本語でストームと言ったら……日本語じゃないか。
改めてジャケットの説明を読むと、"distant thunder"とか"gentler"とか"unthreatend"やら"strangely soothing"、"comfort"とも書いてあるじゃないですか。soothingなんて単語、買って帰って辞書引くまで知りませんでした。むむむ。アメリカ人(と言うか作者はカナダ人)は雷で癒されるんですね。
自然音はカナダのどっかの湖で収録した物らしくて、カヌーにパラボラ集音マイクを積んで浮かんでいる写真がライナー・ノートに載ってます。呑気な光景です。
収録曲 |
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省略 |
この『アニマルくん』は大きく動物編と自然編にわかれ、全部で45曲(?)が収録されてます。最短2秒から長くても2分43秒で、リストはちょっと書ききれません。音質はトラックによってばらっばらです。
動物編はペルシャ猫(なにやら怒ってます)に始まって、にわとり、馬のいななき、羊の群(これは圧巻)、エミュー(巻いたカレンダーの端を手のひらで叩いたような音)、イルカ、各種の鳥などの声がアトランダムに並んでます。
自然編は強風の音、トロピカル・ストーム、雨だれ、せせらぎ、滝、急流など、なぜか水関係の音が多いです。しかし排水溝と排水管は自然なんでしょうか?
みつばちの羽音が自然編なのはまあいいとして、2回収録されているコウロギの一方は動物でもう一方が自然なのはどういう理由でしょう。動物編の峡谷の鳥たちと自然編の熱帯雨林も、場所と鳴いている鳥の種類は違うにしても、趣向としては同じですし。
収録曲 |
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省略 |
収録音は、まずフォード・ムスタングにハーレイ・ダビッドソン、トラック、オートバイ(各種取り混ぜ)、と言った自動車関係に、装甲車、戦車、蒸気機関車のさまざまな情景、飛行機各種、市電などの音が入ってます。海関係がジェットスキーとヨットだけなのは少し寂しいかも知れません。
やけに充実してるのはジェット機で、727の離陸、727の着陸、727の滑走、737の離陸、737着陸、747の離陸、747の着陸といった感じで機種毎に(違いはよく判りませんが)細分化されています。コンコルドの離陸なんか今後資料的価値が出るかも知れませんね。DC3の飛行ともなると、お好きな人にはたまらない世界ですか。
買っておいて言うのもなんですが、上のアニマルくんと言い、この乗り物いろいろといい、ターゲットとしてる購買層がよくわかりません。これが著作権フリーの効果音集とかなら、まだ用途もわかりそうなもんですが、そんな記述も見あたりません。「俺はエミューの声が聴きたくてたまらないんだ」とか「清掃車の清掃音を聴かないと夜も眠れない」なんて人がそうそう居るとも思えないし、果たして売れてるのかどうか心配なシリーズです。
収録曲 |
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省略 |
前2者に比べて、この盤の用途ははっきりしてます。タイトルの通り「音当てクイズ」です。「注意!!して聴いて下さい。50種類の音を全て当てなければなりません」って言われれば、何の脈絡もない取り合わせにも納得がいきますね。
しかしこれはクイズとしては難しいんじゃないでしょうか。花火大会やトイレを流す音、ドアを叩く音、歯科ドリル(私ゃ通院中だよヤメテ)あたりはわかります。しかしなにかの装置のうなりというか、大量の冷却ファンが回ってるような音を聴いて「CTスキャナー」だとわかる人がどれだけ居るんでしょうか。同様にうなるモーター音で「電器缶オープナー」が連想できるでしょうか。なんか硬い物がコチッとぶつかったような一瞬の音で「クリケット」と答えるのは日本人には困難です。英国人でも困難でしょう。「松林の伐採」やら「キャデラック・タクシー」やら「地下鉄・シドニー」「おもちゃ・ライオンの蒸気機関車」に至っては、どこまで細かく答えれば正解なんでしょうか?
各トラックのタイトルは日本語の他に英語が添えてあって、スペルの間違いがあったりするのが御愛嬌ですが、両者で記述の細かさに差があるのが面白いです。「キャデラック・タクシー」も英語では"Automovile, Cadillac Taxi in Honolulu"だし、「車のドアの開閉」は"Automovile, Willys Overland 1939model"となってます。
このシリーズに共通して、ライナー・ノートというものが存在しません。ジャケット裏(表?)に各トラックのタイトルが列記してあって、あとはメーカー等の記述があるだけです。例外的に音当てクイズだけ「50種類の……」の1文がありました。まあ五百円だから?