1999 Formula One World Champion Ship

Round 14. European GP. Results

Last updated, 99/09/27


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第14戦 ヨーロッパGP最終結果
◇9月24日〜9月26日
 ニュルブルクリンク・サーキット(4.556Km×67周)
  • 1 J.ハーバート(スチュワート・フォード)
  • 2 J.トゥルーリ(プロスト・プジョー)
  • 3 R.バリチェロ(スチュワート・フォード)
  • 4 R.シューマッハ(ウィリアムズ・スーパーテック)
  • 5 M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)
  • 6 M.ジェネ(ミナルディ・フォード)

○ヨーロッパGP予選結果

○ドライバー&コンストラクターランキング


○大混戦を制しハーバートが4年ぶり優勝!


 1999年F1第14戦ヨーロッパグランプリ決勝が9月26日(日)、ドイツ・ニュルブルクリンク・サーキットで行われ、J.ハーバートが4年ぶりに優勝を飾った。これはスチュワート・チームにとって初優勝となる。

 レースはスタートから混乱。M.ジェネがスタートできなかったためにスタートの合図となるレッド・シグナルが消えず、数台のマシンが数メートル動いて止まり、スタートのやり直し。2度目のスタートでは、その直後の1コーナーでヒルがスローダウンしたことによりウルツ、ディニスがコースアウト。特にディニスのマシンはひっくり返ってマシン上部が完全につぶれる大クラッシュ。ドライバーの安否が心配されたが、ディニスにケガは無かった模様。この処理のためにセーフティー・カーが入る。

 混乱はこれだけにとどまらず、今度は昨日同様に雨がいたずらを開始。17周目頃に雨が降り出し、最終コーナーからストレートにかけてはウェットの状態に。ここで、スタートでクルサードをかわして2位にいたハッキネンがピットインしてウェット・タイヤに交換。しかし、トップ・フレンツェン、3位ラルフ、4位クルサードは通り雨と判断して我慢。この雨はまもなく止んでハッキネンは再度ドライ・タイヤに交換せざるおう得なくなり10位にまで順位を落としてしまう。予選9番手から6位にまで順位を上げたアーバインもピットに入るがが再度ドライ・タイヤに交換。このときタイヤが用意されておらず、大きくタイムロスで7位にダウンしてしまう。

 この混乱はまだ序の口。32周目、快調にトップを行くフレンツェンと、ラルフが先にピットインしたため2位に立ったクルサードが同時にピットイン。ピット作業は両者ともスムーズで順位に変動なくピット・アウト。ところがその直後の1コーナーで、突然フレンツェンがギヤ・ボックスのトラブルでストップ。これでクルサードがトップに立ったのだが、34周目にまたも雨がこの前より強く降り出す。しかし青空も見えるため各車ドライのまま走りつづけるが、ここでトップのクルサードがコースアウトしてリタイア。ハッキネンとアーバインがポイント圏外にいただけに、フレンツェンとクルサードにとってこのリタイヤは痛い。
 その後トップに立ったフィジケラもスピンを犯しリタイア。その次トップに立ったラルフはスピンしてグラベルに入ったために右リア・タイヤがバーストし、コースの半分くらいを走って何とかピットに戻りタイヤを交換することができたものの5位にまでポジションを落としてしまう。

 そしてここでトップにたったのが、これまで不運が続き好調なチームメイトの影に隠れがちだったJ.ハーバート。レース後半は雨が止んでドライの状態となり、ハーバートは安定したペースを保って2位以下を大きく引き離してそのままチェッカーを受けた。後半ドライになってからの2位争いはし烈で、前を行くトゥルーリをバリチェロがもうプッシュ。しかし、トゥルーリは冷静に抑え切って2位をキープ。スチュワートの1,2フィニッシュを阻んだ。4位にはラルフ・シューマッハ。

 後半路面が乾いて元気を取り戻したのがハッキネン。初めの雨で慌ててレイン・タイヤに替えてしまい、その後も半ウェットの状態ではまったくペースが上がらずポイント圏外10位前後を走行していたが、残り10周くらいから路面が乾いて本来の力を発揮。7位走行のアーバインに激しく襲い掛かる。ペースは断然にマクラーレン・ハッキネンが上で、そのプレッシャにアーバインがミスしてコースアウト。コースには復帰できたもののハッキネンは悠々これをパス。更に5位を走っていたヴィルヌーブがトラブルでリタイアしたためにポイント圏内6位に。そして残り2周でミナルディのジェネをパスして5位に浮上。アーバインはジェネをパスできずにノーポイントに終わり、ハッキネンは貴重な2ポイントをゲットした。この結果ハッキネンが62ポイント、他の3人はポイントを加えることができずアーバインが60ポイント、フレンツェン50ポイントそしてクルサードが48ポイントとなって残り2戦。次のマレーシアでハッキネンが優勝してアーバインが6位以下ならハッキネンのチャンピオンが決まる。





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