1999 Formula One World Champion ShipRound 13. Italian GP. Results |
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第13戦 イタリアＧＰ最終結果 ◇９月10日〜９月12日 モンツァ・サーキット(5.770Km×53周)
○イタリアＧＰ予選結果○イタリアＧＰ結果詳細○ハッキネン痛恨のミス、フレンツェン今期２勝目！
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1999年Ｆ１第13戦イタリアグランプリの決勝が９月12日(日)、モンツァ・サーキットで行われ、Ｈ−Ｈ．フレンツェン（ジョーダン無限ホンダ）が今期２勝目を挙げた。中盤までトップを独走していたＭ．ハッキネンは29周目に単独スピンしてリタイア。 Updated at 99/09/16 前回スパでチームメイトの思わぬ宣戦布告を言い渡されたハッキネンはスタートでは意地を見せ好スタート。逆に反旗を翻したクルサードは６位までダウン。またチャンピオン争いでハッキネンに１ポイント差で続くアーバインも８位と低迷。序盤のレースを盛り上げたのは、インディーチャンピオンのザナルディだった。ザナルディは４番手スタートから一時は２位にまで上がりすぐさまフレンツェンに抜かれはしたがその後も３位をキープ。初表彰台も夢ではないと期待したが、ペースが上がらず後ろのチームメイトであるＲ．シューマッハに前を譲る。そして左右のエア・インテークの前に取り付けられている整流板が外れるというアクシデントもあり、結局は７位完走。しかし、ラルフは２位に入りここに来てウィリアムズのパフォーマンスが上がってきている。これで来年のＢＭＷエンジンの出来次第では"完全復活"が遂げられるかもしれないし、これまで不運続きだったザナルディのポイント獲得、更には表彰台も遠い話しではないかもしれない。 スタートを決めたハッキネンはその後も快走し20周目くらいには後ろのフレンツェンに７秒以上の差。何もなければ楽勝！ でも、モンツァは何が起こるかわからない。去年もハッキネンはブレーキトラブルで大スピンして順位を落としたし、96年にチャンピオンを狙うヒルがトップを独走しておきながら、シケインの角に置かれたタイヤバリアに接触してスピン、リタイアという悪夢を見ている。そして今年もまったく同じような悪夢が・・・ 29周目、それまで快調にトップを走っていたハッキネンはメインストレート先のシケインで挙動を乱しスピン。マシンが止まるやステアリングを投げ捨て、マシンを降りると、'90年のＦ３マカオＧＰの時とまったく同じようにグラブを地面に投げつけて悔しがるハッキネン。マシンの挙動がおかしく見えたのでまたトラブルか？と思ったが、ハッキネンはきっぱり自分のミスを認めた。今年前半のサンマリノでも同じようにミスでスピンを犯しており、このミスを防がないとせっかく速いのに結果が出せなくなってしまう。幸いクルサード、アーバインが低迷してくれたのが救いか・・・ 結局、その後はフレンツェンが危なげなくチェッカーを受けて今期２勝目。２位にはラルフ、３位にはＭ．シューマッハの代役Ｍ．サロが入って多くのフェラーリファンの歓声を受けた。４位には来期フェラーリ入りが発表されたバリチェロ。これまで速いけどトラブルが多かったフォードエンジンの信頼性アップが確認され、来期はフォード傘下のジャガーとして参戦。マシンのカラーリングがどうなるのか楽しみである。 クルサード、アーバインにとって、このレースはノーポイントに終わったハッキネンを捕らえる絶好のチャンスだったが、２人ともさえず５位６位。クルサードはスタートで後退してそれをリカバリできずにレース終了。アーバインも予選からマシンが思うように速くならず、フェラーリはシューマッハが戦列を離れてから、どうも開発のテンポまで停滞してしまっているようだ。 今シーズンも残り３レース。ハッキネンとアーバインが60ポイントで並び、今回の優勝でフレンツェンが50ポイントで10ポイント差に迫る。そしてクルサードが48ポイントで続き、４人にチャンスがあるという近年まれに見る接戦となった。これもハッキネンのスピンによる結果だけど、ここ７、８年を降りかえると、なんとモンツァで勝った人はその年のワールドチャンピオンになっていないのだ。去年のハッキネン、その前ヴィルヌーブ、96年ヒル、95年シューマッハ。みんなその年のチャンピオンなんだけど、モンツァでは勝てていない。ってするとフレンツェンは脱落（？）して３人の争いとなり、あのハッキネンのスピンした後にコース脇の林の中での悔しがり方が96年のヒルの時とあまりにも似ていたので、今年のチャンピオンはハッキネンで決定！？ 結局レースは終わって見なければ分からないのだけどね。 |
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