1999 Formula One World Champion ShipRound 12. Belgian GP. Results |

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第12戦 ベルギーGP最終結果 ◇8月27日〜8月29日 スパ・フランコルシャン(6.968Km×44周)
○ベルギーGP予選結果○ベルギーGP結果詳細 |
○マクラーレン、チームオーダー無し。クルサード優勝!
レース後のインタビューでミカ・ハッキネン「スタート直後の第一コーナーで接触したことを考えると2位になれてよかったよ」ロン・デニス「チャンピオンが取れなくても、レースに勝てればそれでいいと思ってる。人が聞けばおかしいと思うかもしれないけど、そのために勝てる2台のマシンと2人のドライバーを用意しているんだからね」 デビッド・クルサード「本当に良い週末になったよ。これでチャンピオン争いに加われる」 ハッキネンびいきの立場で言えば、どうしてチームオーダー出さなかったんだ?って疑問に思ったし、実際にフォーミュラーニッポンでチーム監督をやってる森脇さんも「出すべきだ」ってレース中に言ってたし、スタート直後にハッキネンがクルサードに抜かれる際に接触しているので、ハッキネンは怒ってるだろうなと予想していたんだけど、先のようにさばさばした様子。で、ロン・デニスの発言はごもっともで、チャンピオンシップが取れなくてもチームが勝てば良いと解釈でき、もともとジョイントNo.1で2人のドライバーと契約しているのだから、2人の勝負にチームが口をはさむつもりはないってことなんだろう。まぁスポーツ本来の姿からするとこれが当たり前なのかもしれなが、過去には同じマクラーレンでセナ・プロ対決なんてこともあり、間違えると後味の悪い結果を生み出しかねない。まぁハッキネン/クルサードとも「政治力を駆使して」というタイプじゃないから大丈夫だろう? ただ、現時点でのクルサードのこの発言は、あれだけここまで勝てないレースをやっておきながら「チャンピオン争いに加われる」なんてチョット不釣合いだなぁと思ったけど、本人はまじめにそう考えていたからこそオーストリアで無理にハッキネンのインをついてきたのだろう。これでハッキネンには敵がもう一人増えたことになるが、これを勝ちぬいてこそ真のチャンピオンと言えるのではないだろうか。 そんなマクラーレンの立場とはまったく逆なフェラーリは、次戦モンツァから本来のNo.1ドライバーであるM.シューマッハが復帰するようだけど、ここはしっかりアーバインをサポートしてくるのかな?フェラーリとしては、コンストラクターとドライバーズ・チャンピオンの両方が欲しいはずだから、マシン的に速いマクラーレン勢に対抗するには、2人のチームワークが不可欠だろう。ただし、アーバインがシューマッハから何のサポートも受けられなかったら、アーバインは来期フェラーリから出るんだろうな。実際スチュワートと接触しているとの噂もあるし、No.2には嫌気が差して、もうとっくに移籍は決まっているのかもしれないが。 その他では、ジョーダンがフェラーリを上回る速さを示し、スーパーテック・エンジンながらウィリアムズも名門復活の兆しをみせてラルフが5位、ザナルディが8位完走。特にザナルディにとってはここスパでの完走は大きいだろうし、チームにとっても来期からのBMWエンジン搭載が待ち遠しい。 逆に来期からホンダ・エンジンを搭載するBARは今シーズン初めてヴィルヌーブが完走したものの15位ではまったく勝負にならず頭が痛い。 高木虎之介は、スタートでクラッチトラブルが出てスタートできずにリタイア。でも、予選ではオールージュの先のスピード計測地点で5番目のスピードをマーク。アローズの非力なマシンで5位というのは、あの恐ろしいオールージュを誰にも負けないくらいアクセル全開でかけぬけている証拠。ホント良いマシンに載せてあげたいなー。しかし、中堅チームの来期のシートがばたばたと決まり、虎之介のシートがどうなるのか心配となってきた。 今回のレースはチームオーダーについて考えさせられてしまうレースだったけど、ロン・デニスの言葉から、ドライバー全員にイコール・コンディションを与えてのレースも見てみたいとつくづく思ってしまう。それでもやはり、シューマッハやハッキネンが速いんだろうけど、それに続くのが高木・・・なんていうのは期待のし過ぎか? |
○中堅チームの来期のドライバーが相次ぎ発表
スパでのレース期間中、中堅チームの来期のドライバーが相次いで発表された。まず、J.アレジはザウバーからプロストへ移籍が決定。F3000の今シーズンのチャンピオンを獲得したニック・ハイドヘルドがチームメイトとなる。 そのザウバーからJ.トゥルーリがジョーダンへ移籍し、引退するヒルに代わりフレンツェンとペアを組む。 また、アレジが居なくなったザウバーにはフェラーリでシューマッハの代役としてドイツでは2位を獲得したM.サロが加入。P.ディニースはそのまま残留となった。 その他、マクラーレン、ベネトン、ウィリアムズは今シーズンのドライバーがそのまま残留が決定し、BARもヴィルヌーブは残留、ゾンタも残留濃厚。はっきりしていないのがフェラーリのアーバインで、残留かスチュワートに移籍かが一番の注目。 |
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