1999 Formula One World Champion ShipRound 11. Hungarian GP. Results |

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第11戦 ハンガリーGP最終結果 ◇8月13日〜8月15日 オンガロリンク(ブタペスト)(3.972Km×77周)
○ハンガリーGP予選結果○ハンガリーGP結果詳細○ハッキネン5戦ぶりの優勝!!
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終わって見れば、これが本当のハッキネン/マクラーレンの速さなのだと再認識させられたレースだった。ポールからの絶妙のスタートを決め、序盤から2位アーバインとの差をじりじりと広げ、余裕のピット作業でトップを守り、楽々優勝!! 本来不運がなければ、イギリス、オーストリア、ドイツも同様のパターンで優勝していたはずなのに・・・ しかし、これで不運ともおさらばと行きたいところだが、さて次にベルギーは? とは言うものの、マクラーレンの作戦のまずさは気になる。残り20周目でテール・トゥ・ノーズ状態で前を行くアーバインが先に2回目のピットインに動いたとき、なぜクルサードも同時にピットインしたのだろうか? ピットの位置がフェラーリのほうが前なので、誰が見てもクルサードが不利なのに、チームは同時ピットインを指示したと思われる。残り燃料が少なかったのなら仕方がないけど、給油時間はクルサードの方が短かったからもう1、2周プッシュしてからピットインしたほうが、確実に前に行けたのではないだろうか? まぁ実際の残り燃料がどうだったのか判らずに言っているのだが、ピットワークに自信がないので、そういった作戦も取り難かったとも取れて、ここ何戦か続いたトラブルがまだ尾を引いてるようにすら感じてしまう。 結局、アーバインがコースアウトしてくれたおかげで2位になったクルサードだが、序盤引っかかっていたフレンツェンが1回目のピットインに入って前が空いた後に猛プッシュを見せてスタートで5位に沈んだ分を挽回し、アーバインをプッシュしたところまではなかなか良かったと思う。だが、有利なはずの奇数グリッドでのスタートを失敗し、アーバインをプッシュしても抜くことがきず(アーバインのコースアウトは、コーナーへの侵入のブレ−キングで後ろから滑っているので、明らかにブレーキのバランスがおかしかったと言える)、またも勝負への甘さを露呈。クルサードの働きがハッキネン/マクラーレンにとってシーズン終盤、ますます重要になるだけに気になる。 ここハンガロリンクは中低速コーナーが多いサーキットなのだが、その特性にM.サロはフェラーリをセットアップできず、予選では18位、決勝では12位がやっと。高速サーキットのドイツでは2位の健闘だっただけにガッカリ。逆にここを得意とするD.ヒルはイギリス以来の6位ポイントゲット。 来期ホンダ・エンジン搭載のBAR/ヴィルヌーブはまたもリタイアで今期11戦完走なし。これは酷過ぎる。せめて完走できるマシンを用意して欲しい。 この結果、チャンピオン争いはアーバインにハッキネンが2点差に迫る。残り5戦。本来の速さを見せれば、マクラーレン/ハッキネン有利といえるが、次のスパは、ダイナミックでテクニカル、おまけに天候も変わりやすい。さらに次のイタリアはフェラーリの地元だし、15戦目のマレーシアは新しいサーキットでデータが無い。最終鈴鹿もテクニカルで難しいサーキットだし、アーバインはF3000で走っているので得意のコース。こうなるとどちらがチャンピオンになるか予想は難しい。さらにシューマッハの復帰の時期によっても変わってくるだろうし、最後はいかにミス無く完走するか! これにかかってくるだろう。 前回ドイツGPのテレビ中継から、トヨタが番組のスポンサーになり、アルテッツァ等の走り重視の車のCMが流された。F1と言えば今も昔もホンダ。その番組のスポンサーになったってことは、先に発表されたトヨタのF1参戦が本気であことを示そうとしているのだろう。参戦は2001年からとの見方が有力視されており、今後の展開が楽しみになってきた。 |
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