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Round 10. German GP. Results

Last updated, 99/08/05


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第10戦 ドイツGP最終結果
◇7月30日〜8月1日
 ホッケンハイム・サーキット(6.823Km×45周)
  • 1 E.アーバイン(フェラーリ)
  • 2 M.サロ(フェラーリ)
  • 3 H−H.フレンツェン(ジョーダン・無限ホンダ)
  • 4 R.シューマッハ(ウィリアムズ・スーパーテック)
  • 5 D.クルサード(マクラーレン・メルセデス)
  • 6 O.パニス(プロスト・プジョー)

○ドイツGP予選結果

○ドイツGP結果詳細


○マクラーレンまたもトラブル フェラーリが1,2フィニッシュ!!


 まさかのハッキネンのトラブル。ハッキネンはここ4戦勝ちに見放されている。フランスでは自らのミスで優勝を逃しての2位であったが、その後のイギリス、オーストリア、そして今回のドイツと明らかに本人にはどうしようもないことで優勝を逃している。フランスではピットクルーのミスでリア・タイヤが確実にロックされず、走行中にタイヤが外れ、オーストリアではチームメイトが接触してきてスピン。最後尾から追い上げて何とか3位には入ったものの、接触がなければ余裕で優勝できたはず。そして今回もトップを独走して余裕でピットインしたにもかかわらず給油口にホースが上手くはまらず10数秒もロス。それでも前回のオーストリア同様の追撃態勢に入ろうかというところで、リア・サスペンションが突然壊れてスピン、リタイアという本来なら起こり得ないことが続いて起きてしまっている。このような事が続くと、いつ本当に勝てる日が来るのか、見ているほうも焦ってしまう。ここはただただ、自分とチームを信じてベストを尽くすしかないだろうが・・・

 ハッキネンの不運でアーバインが2戦連続の勝利。これでハッキネンに8点差をつけてドライバーズ・タイトル争いのトップに立った。この調子で行くと、シューマッハなしでフェラーリが10年ぶりにドライバー、コンストラクター・タイトルを獲得することが夢ではなくなってきた。特に今回、序盤からずっと2位をキープし、チームオーダーでアーバインに前を譲ったM.サロの活躍は目を見張るものがある。そのチームオーダーがなければ間違いなく優勝していたであろう。その辺をアーバインがレース後のインタビューでここ数年シューマッハのNo.2ドライバーに甘んじていただけに、サロを気遣っていたのが印象的だった。それと、このサロの活躍を見てしまうと、そのサロより速いことを示したアローズに入った高木虎之介に「もっと良いマシンを!!」って言いたくなります。今回はエンジン・ブローでリタイア・・・

 困ったちゃんは前回に引き続きクルサード。変に焦ったのか、サロに追突してフロント・ウィングを壊し緊急ピットインする羽目に陥り、その後のリカバリでパニスを抜く際シケインをショートカット。これでペナルティを課せられ5位がやっと。まったく歯車がかみ合わず自滅のパターンをここ2戦繰り返している。マクラーレンは来期もハッキネン/クルサードコンビで行くことがほぼ確実と見られているが、こんな調子ではいつ解雇になってもおかしくない。私がR.デニスなら間違いなくサロを抜擢するんだけど、いや虎之介を抜擢したい!!

 それにしても、このハッキネンの不運はいつまで続くのか? 残り6戦のうち何回起こるのか? これが今シーズンのチャンピオンを決める鍵となるだろう。



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