1999 Formula One World Champion ShipRound 6. Canadian GP. Results |

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第6戦 カナダGP最終結果 ◇6月11日〜6月13日 ジル・ヴィルヌーブ(モントリオール)(4.421Km×69周)
○カナダGP予選結果○カナダGP結果詳細○シューマッハまさかのミス。ハッキネン優勝!
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今シーズンからタイヤの溝が1本増えたことでブリヂストンは磨耗を防ぐためにタイヤの表面を硬くしているのだが、そのせいでタイヤのグリップが下がり、ここカナダではコースアウトや壁に接触するドライバーが続出した。 まずスタート直後のカナダのお約束、第1コーナーでのアクシデントは、無理にインをついたトゥルーリが、アレジやバリチェロを"なぎ倒す"かのようにその横から突っ込み、ウルツも巻き添えを食う。しかし、今年は赤旗ではなくペースカーが導入され、この時点でスタートを確実に決めたポールのシューマッハがトップ、続いてハッキネン、アーバインが順当に続き、スタートで7番手から4位にアップしたフィジケラ、そして1つ順位を落としてクルサード、フレンツェン、バリチェロの活躍で影が薄いハーバートが7位とまずまずの位置。以下ザナルディ、ラルフ、ディニース、ヴィルヌーブと続く。そして3周目にセーフティーカーが出て再スタートするも、5周目にはケガから復帰したばかりのR.ゾンタが最終コーナーの壁の餌食に。そのマシン撤去のため2回目のセーフティーカーが入る。 セーフティーカーは7周目にアウト。14周目、今度はヒルがテールをスライドしすぎて右リヤ・タイヤを壁にヒット、そのままリタイヤ。そして29周目、トップを快調に走り2位ハッキネンに4秒以上の差をつけていたシューマッハが、前の周回遅れに気を取られたのかまさかのミスで壁に激突、そのままリタイヤとなる。結果的にレースはこれで決まったようなもの。その後はハッキネンが余裕の走りでチェッカーまでひた走る。しかし2位以下の争いはし烈で、34周目にヴィルヌーブが最終コーナーの壁に激突してその処理のために3度目のセーフティーカーが導入され、ハッキネンの後ろに周回遅れを2台挟んでアーバイン、クルサードが続き、40周目に再スタート。そこで少しブレ−キングがルーズになったアーバインにクルサードが仕掛けるが、アーバインも譲らず両者接触してコースアウト。しかし、ここで良く言えば粘り強さに差が出て、アーバインはすぐにコースに復帰して挽回を開始するが、クルサードは一旦ピットに戻ってマシンをチェックして再スタート。クルサードはペナルティーを課せられた事もあって7位がやっとだったと言うのに、アーバインはなんと3位表彰台をゲット。このタフさ加減には飽きれてしまう。 アーバイン、クルサードが脱落した後のフィジケラ、フレンツェンの2位争いも見物であったが、パワーが劣る旧ルノーエンジンのフィジケラは明らかにウイングを寝かせてダウンフォースを削りトップスピードを稼ぐ作戦。そのため逆にブレ−キングは厳しく、周回遅れの処理でもたついたところをフレンツェンにバサりとパスされ3位に後退。しかし、残り4周の第1コーナーでフレンツェンにブレーキトラブルが起こってコースアウトしガードレールに激突。フレンツェンは自力で脱出できずここでセーフティーカーが導入され、その先導のままチェッカーを受けるというF1では珍しい形でレースが終了。ハッキネンが苦手としていたカナダで貴重な10ポイントを手に入れ34ポイント、シューマッハに4ポイントリードでヨーロッパ・ラウンドに入ることとなった。 それにしてもシューマッハも人の子、ミスることもあるんだって少し安心。これで、サンマリノのハッキネンのミスも帳消しってところか。このハッキネンVSシューマッハの争いはお互いに強いところ弱いところを見せ合ってがっぷり四つ状態。しかし、セカンド・ドライバー争いは断然アーバイン強し! 「クルサード、ダッセー」(川井チャン談)。 それから、フィジケラ。この人は来るときは必ずくるって感じで、得手不得手がはっきりしているけどもっと良いマシンに乗ればそれこそ優勝できる人なんでしょうね。 それと私と同じ年、ハーバートのポイントゲットも嬉しかった!! |
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