1999 Formula One World Champion ShipRound 4. Monaco GP. Results |

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第4戦 モナコGP最終結果 ◇5月13日〜5月16日 モンテカルロ市街地コース(3.366Km×78周)
○モナコGP予選結果○モナコGP結果詳細○フェラーリ、2戦連続ワン・ツー・フィニッシュ!!
ハッキネンやマクラーレンチームにとってこれほど屈辱的な敗北はないだろう。前日の予選で大逆転でポールを獲得して、シューマッハに対して有利な立場を築いていたにもかかわらず、僅かなスタートの出遅れで、ハッキネンの描いていたであろうシナリオはもろくも崩れ去ってしまった。 フェラーリはスタートにかけていた。モナコ特有の金曜日の休みを利用して地元フィオラノのテストコースでシューマッハはスタートのテストを行ってきている。アーバインもそろって好スタートを決めていることから何かスタートシステムに改良が図られていたのかもしれない。また、奇数列にマクラーレン勢、偶数列にフェラーリ勢と並んだため、スタートでどちらかがワン・ツー体制を築くことも可能だった。フェラーリの2人はワンツー体制こそ築けなかったが、昨日のお返しとばかりにそれぞれ順位を上げてワン・スリー体制。その後、シューマッハがどんどん逃げて一度もトップを明渡すことなくチェッカーを受ける。ハッキネンは、スタートでカウンター・パンチをくらって意気消沈。2回ピット作戦のアーバインにも交され3位となってしまった。クルサードも中盤まで4番手をキープしていたが、ローズ・ヘアピンを曲がる度に右リヤから白煙を吐き、それが原因かはわからないが、38周目でリタイアしてしまった。 昨年の今ごろは快進撃を続け、今シーズンの開幕の予選でも圧倒的な速さを見せ付けたマクラーレン勢ではあったが、今年はブラジルでハッキネンが優勝しただけで、マシンの信頼性は低く、元々信頼性が高いフェラーリが物凄い開発スピードで速さでもマクラーレンに追いついて、こうなるとフェラーリ/シューマッハはまったく敵無しの状態になりつつある。ここでマクラーレン勢がどう対抗するのかに期待したいところだが、この2戦を見る限り2人のドライバーの力量は?と言わざるをえず、このままフェラーリの独走が続くのではないだろうか。 4位に入ったフレンツェンは78周のレースで58周までピットストップを遅らせて4位を獲得。どうしてそこまで引っ張る必要があるのか疑問の声が上がっていたが、結果4位は立派。ジョーダンに移ってから4戦中、3戦でポイントを獲得の活躍。D.ヒルの影がスッカリ薄くなってしまった。 5位にはフィジケラ。この人はモナコが得意で、F3時代にポール・トゥ・ウィンを飾ったこともある。昨年は自己ベスト2位を獲得しているし、今回も粘りの走りで5位をゲットした。6位には同じベネトンのウルツ。ウルツは今シーズン初のポイントゲット。 残念だったのがバリチェロ。97年、スチュワートのデビュー年のモナコで2位を挙げ、バリチェロもモナコは強い。今シーズンは好調スチュワートのマシンで予選で5番手、レースでも5位をずっとキープしていたのだが、残り5周のところで、チームメイトのハーバートが38周目に右リア・サスペンションが走行中に壊れるアクシデントに見舞われたが、それと同じ症状が出てリタイアとなってしまった。 また、予選8番手と前回サンマリノ同様予選で調子がよかったヴィルヌーブも、レースでは良いところなく中盤でリタイア。ザナルディも初めて予選でチームメイトのラルフの前のポジションをゲットし期待したが、F1復帰後初完走は果たしたものの順位は8番手といささか不本意であった。 高木虎之介は38周目にエンジン・ブローでリタイア。今日ようなサバイバルレースでは粘りに粘ってポイントを・・・・といきたかったんだろうけど残念! 気になったのがレース前とレース後に中島悟さんと虎之介との会話の中で、中島さんが「今年は来年のために走るんだ」とか「ここを走るにはまた1年待たなければならない」と話していたのだが、「今年は来年のために・・・」と言うことは、「来期のF1のシートを獲得するために実力を示さなければならない」ことを言っているとも取れるが、それよりも「来期はより良いマシンが用意されることが決まっているんだから、それにつなげるようなレースをやれ」という、明るい希望があるようなニュアンスに取れたのだが? そして「ここを走るには・・・・」っていうことは1年待てばまたモナコを走れることが決まっているとも取れる。っていうと、そのチームは中島さんと縁が深いホンダに違いない! ってことは来期はやっぱりホンダ・ホンダで参戦!って期待しちゃうんだけどどうだろうか? 噂の中にはBARホンダとは別にBARのシャーシ製造元であるレイナードと提携してホンダ・ホンダチームをつくると言うもの(ってことは実質レイナードの4台体制、これでラッキーストライクと555がめでたく別チームになる?)まであるから、それはそれで面白いけどFIAが了承するかわからないし、とにかく早くホンダの正式な発表が聞きたいところだ。 こうなってくると今年はフェラーリが久々のチャンピオン獲得かなぁ。シューマッハがフェラーリに入ってから、シーズン前半に先行され後半マシンが進歩して速さで追いつくも、前半の送れを取り戻せずチャンピオンを逃すってパターンが続いていたが、今年は既にシューマッハ2勝、アーバイン1勝でダントツ! シューマッハは好きではないけど、フェラーリがチャンピオンを取るのはF1ファンにとっては嬉しいことだから、今シーズンはそのモードで見ることにしようかな。それにしても、ハッキネン/クルサードは不甲斐なさ過ぎるよ・・・・ |
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