1999 Formula One World Champion ShipRound 3. San Marino GP. Results |

BEFORE RACE GO BACK TO BEFORE PAGE GO BACK TO HOME PAGE NEXT RACE
|
第3戦 サンマリノGP最終結果 ◇4月30日〜5月2日 エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ(イモラ)(4.930Km×62周)
○サンマリノGP予選結果○サンマリノGP結果詳細○シューマッハ、2ストップ作戦で今期初勝利!
|
|
(今回は、パソコンの近くに置いてあったテレビが故障したため、レース実況は掲載できませんでした。ご了承ください<(_ _)>) 今日のレースは、アンチ・シューマッハの私にとっては誤算続きのとても悔しいレースでした。まったくシューマッハの思う壺にマクラーレンがはまってしまい、シューマッハ・ファンには痛快なレースだったことでしょう・・・・・。 まず最初の誤算は、私のひいきの1人ヴィルヌーブがスタートできなかったことでしょう。新星BARでようやく5番手グリッドを手に入れ、予選後のインタビューでも終始笑顔で、優勝は無理でも表彰台は狙えるかも、と期待していたのにシグナルが青に変わったのに微動だにせず。ミスなのかトラブルなのか今のところわからないが、出鼻をくじかれてしまった。 ヴィルヌーブは脱落したけれど、マクラーレン勢と予選6位のバリチェロが順当なスタートを切ったので、「このまま行ってくれい!」と気を取り直して見ていると、ハッキネンのタイムが去年よりも速いペースで、クルサード、シューマッハらを引き離し、13周目にはシューマッハに10秒もの差。「ハッキネンは2ストップ、シューマッハは1ストップ」との見方ができたので、ハッキネンはもっとマージンを稼いでおかないと(ピットイン1回で約20秒のロス)いけない。しかし、ハッキネンは本当に乗りに乗ってる走りでファーステストを塗り替えながらの快走。しかし、そこに落とし穴があったのか、18周目の最終コーナー立ちあがりで、左リア・タイヤが縁石から降りたところでマシンが挙動を乱し、コース左のコンクリート・ウォールに接触すると言う信じられない事態が起こり、ハッキネンはリタイアとなってしまう。動きが不自然に見えたので、またシフトか何かのトラブルかな?と思ったのだが、解説の中野信治の言うとおり「自分のミス」と言う本人のレース後の弁。まだシーズン序盤とは言え、チャンピオン獲得のためにはミスでのノーポイントは痛い・・・・。 ここで、愕然としてしまった私ではあるが、望みをクルサードに託す。しかし、シューマッハも黙ってはいない。マシンが軽い(燃料が少ない)ほうがいいタイムが出るとわかると、急遽2ストップ作戦に変更し、31周目のピットインで燃料を少なく積んで飛ばすだけ飛ばしてクルサードを引き離し、もう1度ピットインできるアドバンテージを築く作戦を取る。クルサードは35周目にピットインして、これで走りきるだけの燃料を補給。ピットイン前のクルサードのタイムはそれほど悪くなかったので、シューマッハの作戦を打ち破ることができそうだったのだが、ピットアウト後にパニスとフィジケラが争うところが前に立ちはだかり、R.デニスがプロスト・チームにお願いして道を譲ってもらったのに、あせったクルサードはブレーキ・ミスを犯してコースをはみ出し大きくタイムロス、せっかくのパニスの好意も水の泡。一方のシューマッハはファーステスト連発して46周目の2回目のピットインの時点で20秒以上の差をクルサードにつけて、余裕でトップをキープ。1回目と2回目のピットインの間の15周を脅威の体力と集中力でしっかりアドバンテージを築いてしまったシューマッハはやっぱりターミネーターとしか言えません! クルサードはなんてヒューマンなんでしょう・・・ これで、シューマッハ/フェラーリの筋書き通りにレースが運び、シューマッハがそのままチェッカーを受けて、今期初優勝! フェラーリの地元イモラでの優勝は1993年にP.タンベイがターボ・マシンで挙げて以来、実に16年振りのこととなる。さぞかし地元は熱狂したことでしょう。私もフェラーリは好きなのですが・・・・ 私の唯一の救いはバリチェロが3位表彰台をゲットしたことだけ。インディーで活躍して期待していたザナルディもようやくポイント圏内ってところだったのに、前を走るハーバートがエンジン・ブローで撒き散らしたオイルに乗ってスピンして万事休す。インディでは豪快な走りでファンを魅了したけれど、F1ではそれ以上に繊細さも必要ってことでしょうか。 今回の中継では木の映像もちょくちょく見ることができて、サロをパスするシーンなんかは良かったんだけど、ピットストップでエンジンをストールさせて、せっかく順位を上げたのが不意になってしまい、その後ジェネを強引にパスしようとしてコースをはみ出したり、理由は不明なんだけどペナルティが課せられ、そのテロップが出た直後、何かのトラブルでマシンを止めるシーンが(29周目)。 そんな訳で、私には本当にストレスが溜まるレースでした。まだ3戦目とは言え、本当に大丈夫なんでしょうか、ハッキネン/マクラーレンは? ハッキネンも去年チャンピオンを獲得したことで大分走りに自信と安定感が増してきたんだけど、今日みたいなミスを犯すとターミネーター・シューマッハに簡単に突き入られてしまう。まだまだ、ハッキネンもヒューマンなんですね。 |
BEFORE RACE GO BACK TO BEFORE PAGE GO BACK TO HOME PAGE NEXT RACE