1998 Round 11 German GP
Qualifying Practice

Last Updated: 98/08/02

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PositionNo.DriverTeamEngineTyresTime
18M.ハッキネンマクラーレンメルセデスBS1:41.838
27D.クルサードマクラーレンメルセデスBS1:42.347
31J.ヴィルヌーブウィリアムズメカクロームGY1:42.365
410R.シューマッハジョーダン無限ホンダGY1:42.994
59D.ヒルジョーダン無限ホンダGY1:43.183
64E.アーバインフェラーリフェラーリGY1:43.270
76A.ウルツベネトンメカクロームBS1:43.341
85G.フィジケラベネトンメカクロームBS1:43.369
93M.シューマッハフェラーリフェラーリGY1:43.459
102H−H.フレンツェンウィリアムズメカクロームGY1:43.467
1114J.アレジザウバーペトロナスGY1:43.663
1215J.ハーバートザウバーペトロナスGY1:44.599
1318R.バリチェロスチュワートフォードBS1:44.776
1412J.トゥルーリプロストプジョーBS1:44.844
1521高木虎之介ティレルフォードGY1:44.961
1611O.パニスプロストプジョーBS1:45.197
1717M.サロアローズアローズBS1:45.276
1816P.ディニースアローズアローズBS1:45.588
1919J.フェルスタッペンスチュワートフォードBS1:45.623
2022中野信治ミナルディフォードBS1:46.713
2123E.トゥエロミナルディフォードBS1:47.265
2220R.ロセットティレルフォードGYDNQ



ハッキネン、今期7度目のポール獲得!!

 1998年F1第11戦ドイツグランプリの予選が8月1日(土)、ホッケンハイム・サーキットで行われ、M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)が今期7度目のポールポジションを獲得した。

 金曜日にフェラーリは、ロング・ホイールベース化したニューマシンを1台投入しシューマッハがそれをドライブ。しかし、それがセッティングが上手く決らず、土曜日は従来のマシンをドライブした。だが、予選前のフリー走行でコースアウトしてグラベルに捕まったり、エンジンがブローしたりして思うように走れず、それが予選に影響して、シューマッハは今期最悪の9番手となってしまった。ロング・ホイールベース化は、同じGYを履くウィリアムズもカナダGPから採用して、効果が出始めている。先週のオーストリアでは、シューマッハが何とか3位をゲットしたものの、マクラーレンとのマシンのポテンシャル差がはっきり出てしまったため、このロング・ホイールベース化を急いで採用してきたんだと思うが、もう少し時間がかかりそう。いかに早く仕上げることができるかが、終盤のチャンピオン争いのカギになりそうだ。

 一方のマクラーレン勢はクルサードにシフトあたりにトラブルがあったものの、ハッキネンにいたっては快調そのもので、そのポール・タイムは、去年G.ベルガーのタイムを上回るもの。クルサードも2位に入り、カナダ以来4戦ぶりのフロント・ロゥ独占となった。

 また、一足早くロング・ホイールベースを採用したウィリアムズのJ.ヴィルヌーブが今期最高の3番手をゲット。一時はトップに立つなど久しぶりに目立っていた。これが決勝に生かせるか? スタートに注目したい。

 兄ミハエルが低迷する中、その分弟ラルフが奮闘して4位。同じジョーダンのD.ヒルも5位と、上々のポジション。ここ2戦連続でラルフがポイントを獲得して、ようやくチームに得点が加わり、そして、今回は無限がニュースペックのエンジンを投入。そのパワーがいかんなく発揮された。が、しかし決勝で完走できるか? 前半はトラブルやアクシデントが多く、ほとんど完走がなかっただけに、ここではとにかく完走することで、結果が付いてきそうだが、果たして?

 日本勢では、高木が15位、中野20位。特に高木は派手なクラッシュをしながらも、あの非力なティレルで15位は凄い。TVの解説によれば、インフィールド・セクションでは、ウィリアムズ勢と同じ速さだという。それに、コースアウトしてグラベルに飛び出しても、マシンを立て直そうとアクセルを踏み続ける姿に、ドリキン土屋も「凄い!」を連発。 いやー本当にいいマシンに乗せてみたいなぁ!

 今回シューマッハが9番手と出遅れたため、ハッキネン・ファンにとっては少し余裕を持って見ていられそう。しかし、シューマッハの底力は計り知れないからねぇ。どう巻き返してくるのか? 決勝が楽しみである。


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